タケデンジュニア（1989年生、母タケデンダンサー）

タケデンジュニア（1989年3月24日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のタケデン（当時14歳）と交配したタケデンダンサーが9歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）新冠橋本牧場。戦績は、中央平地16戦3勝。1993年のダイヤモンドステークス(ハンデG3)で3着に入った他、1992年のジュニアカップ(オープン)に勝利するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

秋山史郎厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（1991年）

7月21日、デビュー戦は蛯沢誠治騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（新潟芝1200m 晴/重）に出走。馬体重は446kg。12頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後は脚勢が衰えて8着に敗れた。

8月31日、中5週で迎えた2戦目は、3歳未勝利（新潟芝1200m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で蛯沢誠治騎手（1戦0勝）。15頭立ての5番人気で14番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びが甘くなり、5着に終わった。

9月28日、中3週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（中山芝1200m 外回り曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で蛯沢誠治騎手（2戦0勝）。7頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では猛烈な末脚を弾けさせて先頭を奪い、最後は2着のウインクルビーに2馬身半の差をつけて未勝利勝ちを決めた。

10月27日、中3週で迎えた4戦目は、2歳オープンのいちょうステークス（東京芝1600m 雨/不良）に出走。鞍上は4戦連続で蛯沢誠治騎手（3戦1勝）。14頭立ての10番人気で大外14番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。最後は脚色が衰えて11着に終わった。

12月7日、中5週で迎えた5戦目は、3歳500万下の黒松賞（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で蛯沢誠治騎手（4戦1勝）。8頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では瞬発力に優れた末脚を繰り出したが、3着に終わった。

12月22日、中1週で迎えた6戦目は、2歳オープンのホープフルステークス（中山芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で蛯沢誠治騎手（5戦1勝）。11頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではグイグイと末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のハヤトラをクビ差振り切って2勝目を挙げた。

3歳（1992年）

1月25日、中4週で迎えた7戦目は、3歳オープンのジュニアカップ（中山芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で蛯沢誠治騎手（6戦2勝）。6頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では一歩一歩確実に終いの脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のハヤノビトンに1馬身半の差をつけて1着ゴールを果たした。

9月27日、約8か月の休み明けで迎えた8戦目は、3歳G2のセントライト記念（中山芝2200m 外回り晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は8戦連続で蛯沢誠治騎手（7戦3勝）。13頭立ての12番人気で12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを6番手で通過。最後は脚勢が衰えて12着に終わった。

10月25日、中3週で迎えた9戦目は、ハンデG3のカブトヤマ記念（福島芝1800m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は9戦連続で蛯沢誠治騎手（8戦3勝）。15頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では伸びあぐねて14着に敗れた。

11月22日、中3週で迎えた10戦目は、ハンデG2のアルゼンチン共和国杯（東京芝2500m 晴/重）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は10戦連続で蛯沢誠治騎手（9戦3勝）。14頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では他馬と同じような脚色になり7着に終わった。

4歳（1993年）

1月5日、中5週で迎えた11戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、ハンデG3の金杯（中山芝2000m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。13頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では見せ場なく10着に終わった。

1月30日、中3週で迎えた12戦目は、ハンデG3のダイヤモンドステークス（東京芝3200m 晴/稍重）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で中舘英二騎手（1戦0勝）。14頭立ての11番人気で大外14番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では圧巻の末脚を発揮し、3着に入り込んだ。

2月21日、中2週で迎えた13戦目は、ハンデG2の目黒記念（東京芝2500m 小雨/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で中舘英二騎手（2戦0勝）。12頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では決め手が足りず5着に終わった。

3月21日、中3週で迎えた14戦目は、G2の日経賞（中山芝2500m 晴/良）に出走。鞍上は蛯沢誠治騎手（10戦3勝）。12頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では鋭い脚を使えず10着に終わった。

4月3日、中1週で迎えた15戦目は、的場均騎手を鞍上に迎えて、ブラッドストーンステークス（中山芝3200m 外→内晴/良）に54kgの軽斤量で出走。9頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい4着に敗れた。

5月2日、中3週で迎えた16戦目は、メトロポリタンステークス（東京芝2300m 雨/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で的場均騎手（1戦0勝）。9頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。