プリズマティック（2002年生、母ダイナプリズム）

プリズマティック（2002年3月20日）は、日本の競走馬。馬名の意味は「色鮮やかな」。毛色は鹿毛。種牡馬のタヤスツヨシ（当時10歳）と交配したダイナプリズムが19歳のときに産んだ11番仔が本馬である。産地は北海道千歳市、生産者は社台ファーム。戦績は、中央平地10戦1勝2着1回、地方14戦4勝。主な勝ち鞍は2005年の3歳未勝利。

経歴

デビュー前

奥平雅士厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2005年）

8月13日、デビュー戦は田中剛騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（新潟ダート1200m 曇/重）に出走。馬体重は468kg。15頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では賦性の勝負根性でゴールまで頑張り、4着を確保した。

9月17日、中4週で迎えた2戦目は、3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田中剛騎手（1戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで力走したが、3着に終わった。

10月1日、中1週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で田中剛騎手（2戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では目を引く伸び脚で追い上げたが、勝ったダンシングママに詰め切れず、3馬身差の2着に敗北した。

10月30日、中3週で迎えた4戦目は、柴山雄一騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島ダート1150m 晴/良）に出走。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では、そのまま渾身の力で末脚を持続させて難なく抜け出し、最後は2着のアジュデショーケンに3馬身の差をつけて初白星を挙げた。

4歳（2006年）

1月5日、中9週で迎えた5戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴山雄一騎手（1戦1勝）。16頭立ての6番人気で12番ゲートからスタート。かなり厳しいペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では決め手に欠いて10着に敗れた。

2月25日、中6週で迎えた6戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1800m 曇/重）に出走。鞍上は田中剛騎手（3戦0勝）。16頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。ハナを奪い、平均的なペースで一団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は力尽きて15着に終わった。

4月17日、中6週で迎えた7戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、エイプリルスター賞（川崎ダート1600m 晴/稍重）に出走。13頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では全く伸びず5着に敗れた。

5月6日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた8戦目は、熊沢重文騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（東京ダート1300m 晴/良）に出走。16頭立ての7番人気で13番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く15着に敗れた。

6月7日、中4週で迎えた9戦目は、佐々木国明騎手を鞍上に迎えて、豊平川特別（札幌(地)ダート1000m 晴/良）に出走。10頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位には食い込めず4着に終わった。

7月9日、中4週で迎えた10戦目は、3歳以上500万下（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は熊沢重文騎手（1戦0勝）。16頭立ての12番人気で12番ゲートからスタート。端をきり、若干緩いペースで一団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はガス欠状態になり10着に終わった。

9月3日、中7週で迎えた11戦目は、小牧太騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。15頭立ての8番人気で大外15番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では決め手が足りず9着に敗れた。

10月10日、中4週で迎えた12戦目は、マルチフェア特別（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は戸崎圭太騎手（1戦0勝）。12頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚を伸ばせず6着に敗れた。

11月4日、中3週で迎えた13戦目は、A.スボリッチ騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（福島ダート1150m 晴/良）に出走。14頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚勢が鈍り11着に敗れた。

5歳（2007年）

1月2日、中7週で馬体重を前走から29kg増やして迎えた14戦目は、新原健伸騎手を鞍上に迎えて、3歳以上B1（佐賀ダート1400m 曇/重）に出走。10頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では伸びが鈍く4着に敗れた。

1月21日、中2週で馬体重を前走から16kg絞って迎えた15戦目は、青柳健一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上A3 B1（佐賀ダート1400m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。9頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るカシノアスワンを上がり0位の末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて勝利を手中に収めた。

2月3日、中1週で迎えた16戦目は、アネモネ特別（佐賀ダート1800m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で青柳健一騎手（1戦1勝）。11頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るコスモタンスマンを上がり0位の末脚で3/4馬身差し切って1着ゴールを果たした。

2月18日、中1週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた17戦目は、バイオレット特別（佐賀ダート1800m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で青柳健一騎手（2戦2勝）。11頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のカミノチカラに1馬身の差をつけて4勝目を手中に収めた。

3月18日、中3週で馬体重を前走から8kg戻して迎えた18戦目は、池田湖特別（佐賀ダート1800m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は4戦連続で青柳健一騎手（3戦3勝）。10頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位には食い込めず4着に終わった。

4月21日、中4週で迎えた19戦目は、六角川特別（佐賀ダート1800m 曇/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は5戦連続で青柳健一騎手（4戦3勝）。11頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位には割り込めず7着に敗れた。

5月26日、中4週で迎えた20戦目は、楽天競馬協賛錦江湾特別（佐賀ダート1800m 晴/稍重）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は6戦連続で青柳健一騎手（5戦3勝）。11頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位争いには加われず6着に終わった。

6月3日、連闘で迎えた21戦目は、鮫島克也騎手を鞍上に迎えて、3歳以上A3 B1（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。10頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位争いには参加できず4着に敗れた。

6月23日、中2週で迎えた22戦目は、遠賀川特別（佐賀ダート1750m 曇/重）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は青柳健一騎手（6戦3勝）。7頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位争いには加われず3着に終わった。

7月21日、中3週で迎えた23戦目は、筑後川特別（佐賀ダート1750m 曇/稍重）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で青柳健一騎手（7戦3勝）。6頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位争いには加われず4着に敗れた。

8月4日、中1週で迎えた24戦目は、大村湾特別（佐賀ダート1750m 晴/重）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で青柳健一騎手（8戦3勝）。5頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のユウワンに1馬身半の差をつけて5勝目を奪取した。