サンチャゴボラーレ（2014年生、母ヴォークリンデ）

サンチャゴボラーレ（2014年3月11日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「チリの都市名＋飛躍（伊）」。毛色は栗毛。種牡馬のヴィクトワールピサ（当時7歳）と交配したヴォークリンデが14歳のときに産んだ7番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（有）ヤナガワ牧場。主な勝ち鞍は2019年の初嵐賞(一般B2二)。

経歴

デビュー前

村山明厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2016年）

12月4日、デビュー戦はM.バルザローナ騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（阪神芝1600m 外回り曇/良）に出走。馬体重は484kg。13頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では末脚が冴えず5着に敗れた。

3歳（2017年）

1月8日、中4週で迎えた2戦目は、小崎綾也騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（京都ダート1800m 小雨/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての9番人気で15番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを9番手で通過。直線では全く伸びず10着に終わった。

1月21日、中1週で迎えた3戦目は、福永祐一騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都芝2000m 晴/稍重）に出走。14頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後は垂れてしまい11着に敗れた。

2月12日、中2週で迎えた4戦目は、鮫島良太騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都芝1600m 晴/稍重）に出走。16頭立ての13番人気で6番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では切れる脚を使えず6着に終わった。

3月5日、中2週で迎えた5戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で鮫島良太騎手（1戦0勝）。15頭立ての8番人気で12番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではジリジリとしか伸びず9着に敗れた。

4月22日、中6週で迎えた6戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（京都ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は福永祐一騎手（1戦0勝）。16頭立ての5番人気で12番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では天性の闘争心でゴールまで力闘し、3着に入った。

5月13日、中2週で迎えた7戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（京都ダート1800m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で福永祐一騎手（2戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて7番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では余力が残っておらず13着に敗れた。

6月18日、中4週で迎えた8戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（函館ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は小崎綾也騎手（1戦0勝）。13頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では伸びを欠き12着に終わった。

8月19日、中8週で馬体重を前走から16kg増やして迎えた9戦目は、井上敏樹騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。14頭立ての14番人気で9番ゲートからスタート。先手を奪い、若干緩いペースで一団を先導。しかし、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線では最後まで息が続かず12着に終わった。

8月27日、連闘で迎えた10戦目は、3歳以上500万下（札幌芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で井上敏樹騎手（1戦0勝）。16頭立ての16番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後は脚を失くしてしまい7着に終わった。

11月3日、中9週で迎えた11戦目は、柏木健宏騎手を鞍上に迎えて、リアルダービースタリオンカップ（大井ダート1600m 内回り晴/重）に出走。16頭立ての3番人気に推されて13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

12月1日、中3週で迎えた12戦目は、大政奉還150周年記念賞（大井ダート1600m 内回り曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で柏木健宏騎手（1戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のクイーンズスタイルを半馬身振り切って待望の初勝利を挙げた。

12月26日、中3週で迎えた13戦目は、一般C2四五（大井ダート1600m 内回り晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で柏木健宏騎手（2戦1勝）。14頭立ての4番人気で13番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではきっちりと末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のスリーペイドをクビ差振り切って優勝

4歳（2018年）

1月25日、中3週で迎えた14戦目は、一般C1八九（大井ダート1600m 内回り晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で柏木健宏騎手（3戦2勝）。14頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では天性のガッツでゴールまで力闘したが、5着に終わった。

2月9日、中1週で迎えた15戦目は、ハンデ戦の寒明け賞（船橋ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で柏木健宏騎手（4戦2勝）。14頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを10番手で通過。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位には食い込めず8着に敗れた。

3月7日、中3週で迎えた16戦目は、一般C1五六七（大井ダート1600m 内回り曇/重）に出走。鞍上は6戦連続で柏木健宏騎手（5戦2勝）。12頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず6着に敗れた。

3月30日、中2週で迎えた17戦目は、一般C1八九（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で柏木健宏騎手（6戦2勝）。15頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではシャープな伸び脚で驀進したが、伸びてきたドラゴンチャンプ決め手に屈してハナ差の2着に惜敗した。

4月19日、中2週で迎えた18戦目は、一般C1五六（大井ダート1600m 内回り晴/重）に出走。鞍上は8戦連続で柏木健宏騎手（7戦2勝）。16頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のレノンに6馬身の差をつけて先頭ゴールを果たした。

5月11日、中2週で迎えた19戦目は、牝馬限定戦のホトトギス賞（大井ダート1600m 内回り晴/重）に出走。鞍上は9戦連続で柏木健宏騎手（8戦3勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るセレッソプリマベラを交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて断トツ人気に応えた。

6月8日、中3週で迎えた20戦目は、笹川翼騎手を鞍上に迎えて、次開催はエキサイティングリレー賞（大井ダート1600m 内回り雨/稍重）に出走。12頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では堅調な伸びを見せたが、勝ったサノマルに詰め切れず、2馬身差の2着となった。

6月28日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた21戦目は、ロマンティックナイト賞（大井ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で笹川翼騎手（1戦0勝）。15頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のビューティスパインを半馬身振り切って勝利を手中に収めた。

8月12日、中5週で馬体重を前走から19kg戻して迎えた22戦目は、岡部誠騎手を鞍上に迎えて、大井のSPAT4プレミアムポイント賞（大井ダート1600m 内回り曇/稍重）に出走。11頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では末脚がパッとせず9着に敗れた。

8月29日、中1週で馬体重を前走から14kg絞って迎えた23戦目は、初嵐賞（大井ダート1600m 内回り曇/重）に出走。鞍上は柏木健宏騎手（9戦4勝）。16頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで頑張り、3着に入った。

12月25日、約4か月の休養明けで迎えた24戦目は、KRAトロフィー（大井ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で柏木健宏騎手（10戦4勝）。14頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では末脚が冴えず6着に敗れた。

5歳（2019年）

1月25日、中3週で迎えた25戦目は、雪晴賞（大井ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で柏木健宏騎手（11戦4勝）。16頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では末脚がパッとせず9着に敗れた。

2月8日、中1週で迎えた26戦目は、メガキレイ、メガイルミ賞（大井ダート1800m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で柏木健宏騎手（12戦4勝）。14頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では天稟の負けん性を発揮してゴールまで力走したが、4着に終わった。

3月4日、中2週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた27戦目は、朧月賞（大井ダート1800m 雨/不良）に出走。鞍上は5戦連続で柏木健宏騎手（13戦4勝）。15頭立ての12番人気で12番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では伸びあぐねて12着に終わった。

3月22日、中2週で迎えた28戦目は、一般B2五（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で柏木健宏騎手（14戦4勝）。12頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では自慢の末脚を弾けさせて先頭を奪い、最後は2着のサマルカンドブルーに2馬身の差をつけて勝利をモノにする

4月10日、中2週で迎えた29戦目は、永隆賞（大井ダート1600m 内回り雨/不良）に出走。鞍上は7戦連続で柏木健宏騎手（15戦5勝）。15頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで頑張り、5着に入り込んだ。

4月24日、中1週で迎えた30戦目は、みどり賞（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。鞍上は笹川翼騎手（2戦1勝）。15頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではあとひと押しが利かず、5着に終わった。

8月12日、約3か月半の休み明けで迎えた31戦目は、一般B2六（大井ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で笹川翼騎手（3戦1勝）。10頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線に入ると、前で粘るキョウエイスコールを次元の違う末脚で交わし去り、最後は3馬身半の差をつけて勝利をモノにする

8月27日、中1週で迎えた32戦目は、初嵐賞（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で笹川翼騎手（4戦2勝）。16頭立ての2番人気に推されて15番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線に入ると、前で粘るスターズテソーロを上がり4位の末脚でクビ差だけ差し切って勝利を手に入れた。

10月4日、中4週で迎えた33戦目は、町田直希騎手を鞍上に迎えて、TOKYO MEGA ILLUMI賞（大井ダート1400m 晴/稍重）に出走。13頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではパワフルな末脚を披露したが、4着に終わった。

10月16日、中1週で迎えた34戦目は、秋晴賞（大井ダート1600m 内回り曇/重）に出走。鞍上は笹川翼騎手（5戦3勝）。15頭立ての3番人気に推されて13番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では息の長い末脚を披露したが、4着に終わった。