トーシンアトラス（1993年生、母ローンテニス）

トーシンアトラス（1993年3月13日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のバンブーアトラス（当時14歳）と交配したローンテニスが8歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は（有）梅田牧場。戦績は、中央平地23戦3勝2着2回、地方1戦0勝。主な勝ち鞍は1998年の4歳以上500万下。

経歴

デビュー前

加藤修甫厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（1995年）

10月8日、デビュー戦は蛯沢誠治騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（東京芝1600m 雨/重）に出走。馬体重は466kg。11頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では天資の負けん性を発揮してゴールまで力戦し、4着に入り込んだ。

10月29日、中2週で迎えた2戦目は、3歳新馬（東京芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で蛯沢誠治騎手（1戦0勝）。9頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線ではものすごい伸び脚で追い上げたが、抜け出したバブルガムフェローを捕まえ切れず、1馬身差の2着となった。

11月18日、中2週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で蛯沢誠治騎手（2戦0勝）。18頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを6番手で通過。直線では天稟の負けじ魂を発揮してゴールまで力走したが、6着に終わった。

12月3日、中1週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は4戦連続で蛯沢誠治騎手（3戦0勝）。13頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るサクラフクオーを次元の違う末脚で交わし去り、最後は5馬身の差をつけて未勝利勝ちを決めた。

12月24日、中2週で迎えた5戦目は、2歳オープンのホープフルステークス（中山芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で蛯沢誠治騎手（4戦1勝）。12頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず7着に敗れた。

3歳（1996年）

1月6日、中1週で迎えた6戦目は、4歳500万下の若竹賞（東京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で蛯沢誠治騎手（5戦1勝）。16頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の大外を通りながら4コーナーを10番手で通過。直線では末脚を伸ばせず11着に敗れた。

1月28日、中2週で迎えた7戦目は、安田富男騎手を鞍上に迎えて、4歳500万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。16頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを13番手で通過。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位には割り込めず6着に敗れた。

4歳（1997年）

6月22日、約17か月の休み明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた8戦目は、菊沢隆徳騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（函館芝1800m 晴/良）に出走。14頭立ての13番人気で6番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では末脚にキレが無く7着に終わった。

7月13日、中2週で迎えた9戦目は、4歳以上500万下（函館芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で菊沢隆徳騎手（1戦0勝）。14頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では脚を伸ばせず13着に敗れた。

7月27日、中1週で迎えた10戦目は、4歳以上500万下（函館芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で菊沢隆徳騎手（2戦0勝）。15頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では末脚が冴えず6着に終わった。

8月17日、中2週で迎えた11戦目は、4歳以上500万下の妙高特別（新潟芝1800m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は蛯沢誠治騎手（6戦1勝）。10頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では脚が残っておらず10着に終わった。

9月28日、中5週で迎えた12戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。13頭立ての10番人気で大外13番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで走り切り、4着に入り込んだ。

10月18日、中2週で迎えた13戦目は、M.ロバーツ騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（東京ダート2100m 晴/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では一歩一歩着実に終いの脚を伸ばして抜け出し、最後は2着のグランドスラマーに3馬身の差をつけて久方ぶりに美酒を浴びた。

11月9日、中2週で迎えた14戦目は、4歳以上500万下（東京ダート2100m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続でM.ロバーツ騎手（1戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では見所を作れず5着に敗れた。

11月29日、中2週で迎えた15戦目は、4歳以上500万下（中京ダート2300m 小雨/不良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は菊沢隆徳騎手（3戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では見せ場を作れず8着に敗れた。

5歳（1998年）

1月6日、中4週で迎えた16戦目は、田中剛騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（中山ダート2400m 晴/良）に出走。16頭立ての5番人気で大外16番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では見所を作れず6着に敗れた。

2月8日、中4週で迎えた17戦目は、横山典弘騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（東京ダート2100m 晴/重）に出走。16頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では閃光のような末脚を発揮し、3着に入った。

6月27日、約4か月半の休養明けで馬体重を前走から26kg減らして迎えた18戦目は、4歳以上500万下の恵山特別（函館ダート1700m 曇/重）に出走。鞍上は安田富男騎手（1戦0勝）。9頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では今一つ末脚が切れず4着に終わった。

8月1日、中4週で迎えた19戦目は、4歳以上500万下（函館ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で安田富男騎手（2戦0勝）。13頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では見せ場を作れず8着に敗れた。

9月12日、中5週で迎えた20戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は田中剛騎手（1戦0勝）。16頭立ての14番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では印象的な伸び脚で驀進したが、勝ったサンキングシチーにねじ伏せられてクビ差の2着となった。

10月3日、中2週で迎えた21戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田中剛騎手（2戦0勝）。16頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを先頭で通過。直線ではきちんと末脚を伸ばして、最後は2着のグランカスケードをアタマ差振り切って1着ゴールを果たした。

10月18日、中1週で迎えた22戦目は、4歳以上900万下（東京ダート2100m 晴/不良）に出走。鞍上はM.ロバーツ騎手（2戦1勝）。7頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では見せ場を作れず6着に終わった。

11月15日、中3週で迎えた23戦目は、4歳以上900万下（東京ダート2100m 晴/良）に出走。鞍上は田中剛騎手（3戦1勝）。7頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後はスピードが落ちてしまい6着に終わった。

6歳（1999年）

6月24日、約7か月半の休養明けで馬体重を前走から22kg増やして迎えた24戦目は、白田日出夫騎手を鞍上に迎えて、アルタイル賞（大井ダート1600m 内回り曇/稍重）に出走。14頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず14着に終わった。