ハナコスマイル（1998年生、母タイキミステリー）

ハナコスマイル（1998年4月26日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のダンスオブライフ（当時15歳）と交配したタイキミステリーが6歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は（有）平野牧場。戦績は、中央平地6戦1勝、地方15戦4勝2着3回。2001年のサラ・クイーンカップ(牝地方重賞)で2着に入った他、2000年のジュニアクラウン(地方重賞)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

1歳のとき、平野牧場から「1999年度北海道8月市場サラブレッド2歳、1999年度北海道10月市場サラブレッド2歳」及び「北海道11月市場サラブレッド2歳」に上場されたがいずれも主取りとなった。

原隆男厩舎（笠松）へ入厩。

2歳（2000年）

5月31日、デビュー戦は坂口重政騎手を鞍上に据えて、2歳戦のチャレンジ（笠松ダート800m 雨/重）に出走。馬体重は454kg。8頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、で馬群を先導。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線では忍耐力が光る走りを見せたが、勝ったフジノテンビーに詰め切れず、9馬身差の2着となった。

7月10日、中5週で迎えた2戦目は、川原正一騎手を鞍上に迎えて、2歳戦のチャレンジ（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では猛烈な末脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のトミケンファントムに2馬身半の差をつけて初勝利を挙げた。

8月28日、中6週で迎えた3戦目は、2歳地方重賞の秋風ジュニア（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は坂口重政騎手（1戦0勝）。10頭立ての3番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚勢がやや衰え、3着に終わった。

10月15日、中6週で迎えた4戦目は、3歳（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は川原正一騎手（1戦1勝）。9頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線ではいいところがなく8着に敗れた。

11月5日、中2週で迎えた5戦目は、2歳地方重賞のジュニアクラウン（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で川原正一騎手（2戦1勝）。10頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では力強い脚捌きでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

11月21日、中1週で迎えた6戦目は、牝馬限定2歳地方重賞のサラ・プリンセス特別（笠松ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で川原正一騎手（3戦1勝）。10頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではジリジリとしか伸びず5着に敗れた。

12月13日、中2週で迎えた7戦目は、3歳（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で川原正一騎手（4戦1勝）。9頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では末脚がパッとせず8着に終わった。

3歳（2001年）

1月10日、中3週で迎えた8戦目は、3歳（笠松ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は5戦連続で川原正一騎手（5戦1勝）。7頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。先手を取る形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではぐんぐんと末脚を伸ばして先頭に躍り出て、最後は2着のオグリパピーに2馬身半の差をつけて2勝目を収める

2月12日、中4週で迎えた9戦目は、東川公則騎手を鞍上に迎えて、3歳（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では我慢強くタフに走り抜いたが、サダムプリンセスに交わされて1馬身差の2着となった。

3月10日、中3週で迎えた10戦目は、3歳500万下のはなのき賞（中京芝1200m 曇/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は川原正一騎手（6戦2勝）。16頭立ての15番人気で9番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、一完歩ずつ着実に終いの脚を伸ばして、最後は2着のバンブーターザンに1馬身1/4の差をつけて3勝目を収める

4月24日、中5週で迎えた11戦目は、一般B（笠松ダート1600m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で川原正一騎手（7戦3勝）。10頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。先手を取り、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘り切れず4着に沈んだ。

5月18日、中2週で迎えた12戦目は、一般B（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で川原正一騎手（8戦3勝）。10頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線に入ると、前で粘るスワローリースを豪快な末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて4勝目を獲得した。

7月1日、中5週で迎えた13戦目は、3歳900万下のゆうすげステークス（阪神芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は東川公則騎手（1戦0勝）。11頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では末脚が冴えず10着に終わった。

7月24日、中2週で迎えた14戦目は、牝馬限定地方重賞のサラ・クイーンカップ（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は川原正一騎手（9戦4勝）。10頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。ハナを取り切り、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では闘争心が光る走りを見せたが、カメリアイエローに交わされて3馬身差の2着となった。

9月22日、中8週で迎えた15戦目は、牝馬限定の3歳以上1000万下の瀬戸内海特別（阪神芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で川原正一騎手（10戦4勝）。15頭立ての15番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後は脚色が衰えて11着に終わった。

10月17日、中3週で馬体重を前走から16kg増やして迎えた16戦目は、3歳地方重賞の岐阜金賞（笠松ダート1900m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で川原正一騎手（11戦4勝）。10頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。他馬と併走しながら端に立ち、で一団を先導。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では決め手が足りず10着に終わった。

11月25日、中5週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた17戦目は、牝馬限定の3歳以上1000万下の衣笠特別（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で川原正一騎手（12戦4勝）。10頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい5着に終わった。

12月9日、中1週で迎えた18戦目は、浜口楠彦騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の中京日経賞（中京芝1200m 晴/良）に出走。15頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では上がり2位タイの末脚を見せたが上位には割り込めず11着に終わった。

12月15日、連闘で迎えた19戦目は、3歳以上1000万下の鳴海特別（中京芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は川原正一騎手（13戦4勝）。16頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを16番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず15着に終わった。

4歳（2002年）

1月21日、中4週で迎えた20戦目は、一般B5-8（笠松ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で川原正一騎手（14戦4勝）。10頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では脚を伸ばせず8着に敗れた。

2月14日、中2週で迎えた21戦目は、一般B13 C3（笠松ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で川原正一騎手（15戦4勝）。9頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のメインラダに4馬身の差をつけて優勝