セイウンミツコ（2015年生、母ニシノメルモ）

セイウンミツコ（2015年2月24日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「冠名+人名より」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のベーカバド（当時8歳）と交配したニシノメルモが9歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は本桐牧場。戦績は、中央平地12戦1勝2着2回。主な勝ち鞍は2017年の2歳未勝利。

経歴

デビュー前

杉浦宏昭厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2017年）

9月17日、デビュー戦は勝浦正樹騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の2歳新馬（中山芝1600m 外回り雨/稍重）に出走。馬体重は450kg。16頭立ての12番人気で5番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、非常に遅いペースでレースを牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘りを欠いて6着に敗れた。

10月8日、中2週で迎えた2戦目は、大野拓弥騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の2歳未勝利（東京芝1600m 晴/良）に出走。15頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで力走し、4着に入り込んだ。

11月5日、中3週で迎えた3戦目は、牝馬限定の2歳未勝利（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で大野拓弥騎手（1戦0勝）。18頭立ての7番人気で12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では切れる脚を使えず8着に敗れた。

12月2日、中3週で迎えた4戦目は、三浦皇成騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中京芝1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての10番人気で17番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで力闘し、5着を確保した。

12月23日、中2週で迎えた5戦目は、2歳未勝利（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で三浦皇成騎手（1戦0勝）。16頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では渾身の力で末脚を持続させて先頭に立ち、最後は2着のミフトゥーロを3/4馬身振り切って初勝利を挙げた。

3歳（2018年）

2月3日、中5週で迎えた6戦目は、牝馬限定3歳500万下の春菜賞（東京芝1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で三浦皇成騎手（2戦1勝）。15頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では伸びが鈍く8着に終わった。

2月25日、中2週で迎えた7戦目は、3歳500万下の黄梅賞（中山芝1200m 外回り曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で三浦皇成騎手（3戦1勝）。12頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで走り切り、3着に入った。

3月25日、中3週で迎えた8戦目は、3歳500万下（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は勝浦正樹騎手（1戦0勝）。15頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では迫力十分の伸び脚で追い上げたが、抜け出したキングキングキングを捕まえ切れず、1馬身1/4差の2着となった。

4月14日、中2週で迎えた9戦目は、3歳500万下（中山芝1200m 外回り曇/良）に出走。鞍上は三浦皇成騎手（4戦1勝）。16頭立ての2番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではあとひと伸びが足りず、3着に終わった。

6月30日、約2か月半の間隔を開けて迎えた10戦目は、3歳以上500万下の郡山特別（福島芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は大野拓弥騎手（2戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり10着に敗れた。

11月4日、約4か月の休み明けで迎えた11戦目は、丹内祐次騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の会津特別（福島芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての5番人気で15番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では持ち前の粘り強さでしぶとく脚を伸ばしたが、勝ったメジャーレートに詰め切れず、1馬身1/4差の2着となった。

11月18日、中1週で迎えた12戦目は、3歳以上500万下の飯坂温泉特別（福島芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で丹内祐次騎手（1戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では最後まで息が続かず16着に敗れた。

4歳（2019年）

2月9日、約3か月の間隔を開けて迎えた13戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（小倉芝1200m 小雨/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で丹内祐次騎手（2戦0勝）。18頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではいい脚を見せられず9着に終わった。

2月24日、中1週で迎えた14戦目は、4歳以上500万下（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は勝浦正樹騎手（2戦0勝）。18頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで力走したが、5着に終わった。

3月2日、連闘で迎えた15戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（小倉芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は丹内祐次騎手（3戦0勝）。18頭立ての5番人気で13番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では天稟の負けん性を発揮してゴールまで力走したが、5着に終わった。

4月14日、中5週で迎えた16戦目は、4歳以上500万下の医王寺特別（福島芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で丹内祐次騎手（4戦0勝）。16頭立ての6番人気で14番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は一杯になって10着に敗れた。

10月5日、約6か月の休養明けで迎えた17戦目は、柴山雄一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラスの飛翔特別（新潟芝1000m 曇/良）に出走。18頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。8着に終わった。

11月3日、中3週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた18戦目は、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（福島芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は丹内祐次騎手（5戦0勝）。16頭立ての12番人気で12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では見せ場なく9着に終わった。

5歳（2020年）

1月18日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から14kg戻して迎えた19戦目は、4歳以上1勝クラスの鳥栖特別（小倉芝1200m 小雨/重）に出走。鞍上は勝浦正樹騎手（3戦0勝）。14頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では天性の勝負根性でゴールまで力闘し、3着に入った。

2月8日、中2週で迎えた20戦目は、4歳以上1勝クラスの大牟田特別（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で勝浦正樹騎手（4戦0勝）。17頭立ての8番人気で大外17番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では天稟の敢闘精神でゴールまで力走し、3着に入った。

2月22日、中1週で迎えた21戦目は、4歳以上1勝クラスの八代特別（小倉芝1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で勝浦正樹騎手（5戦0勝）。17頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚がパッとせず7着に敗れた。

4月12日、中6週で迎えた22戦目は、木幡初也騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（福島芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後は失速してしまい7着に敗れた。

5月2日、中2週で迎えた23戦目は、4歳以上1勝クラスの喜多方特別（福島芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は勝浦正樹騎手（6戦0勝）。15頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では天稟の負けん気を発揮してゴールまで力走したが、5着に終わった。

5月24日、中2週で迎えた24戦目は、4歳以上1勝クラス（新潟芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で勝浦正樹騎手（7戦0勝）。15頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では伸びを欠き10着に敗れた。

8月30日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から14kg減らして迎えた25戦目は、牝馬限定の3歳以上1勝クラスの小樽特別（札幌芝1200m 小雨/重）に出走。鞍上は大野拓弥騎手（3戦0勝）。16頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではジワジワとしか伸びず7着に終わった。

9月20日、中2週で馬体重を前走から12kg戻して迎えた26戦目は、3歳以上1勝クラス（中山芝1200m 外回り曇/良）に出走。鞍上は勝浦正樹騎手（8戦0勝）。16頭立ての8番人気で14番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで頑張ったが、5着に終わった。

10月10日、中2週で迎えた27戦目は、3歳以上1勝クラスの朝日岳特別（新潟芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で勝浦正樹騎手（9戦0勝）。14頭立ての8番人気で13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では他馬と同じような脚勢になり10着に終わった。

11月1日、中2週で迎えた28戦目は、3歳以上1勝クラス（福島芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は木幡初也騎手（1戦0勝）。15頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では天稟の闘争心でゴールまで力走したが、4着に終わった。

11月15日、中1週で迎えた29戦目は、3歳以上1勝クラス（福島芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は勝浦正樹騎手（10戦0勝）。16頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では最後まで息が続かず9着に敗れた。

6歳（2021年）

1月17日、中8週で迎えた30戦目は、斎藤新騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（小倉芝1200m 晴/良）に出走。18頭立ての9番人気で14番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。最後はバテてしまい18着に敗れた。

2021年1月21日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。