アイビーイダテン（2021年生、母イエスオアノー）

アイビーイダテン（2021年3月15日）は、日本の競走馬。馬名の意味は「冠名(アイビー)+仏法の最も速い神『韋駄天』より足の速い馬」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のダノンレジェンド（当時11歳）と交配したイエスオアノーが19歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は株式会社ミリオンファーム。主な勝ち鞍は2024年の3歳C2五。

経歴

デビュー前

青木孝文厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2024年）

1月8日、デビュー戦は河原田菜々騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（京都ダート1200m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。馬体重は430kg。16頭立ての10番人気で大外16番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はバタバタになってしまい11着に終わった。

2月17日、中5週で迎えた2戦目は、3歳未勝利（小倉ダート1000m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で河原田菜々騎手（1戦0勝）。14頭立ての12番人気で大外14番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では末脚を伸ばせず14着に終わった。

3月6日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた3戦目は、3歳戦の大撫山特別（姫路ダート1500m 曇/重）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で河原田菜々騎手（2戦0勝）。12頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、で集団を牽引。しかし、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。最後は脚色が鈍り10着に終わった。

5月12日、中9週で迎えた4戦目は、小林凌大騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟芝1000m 晴/良）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての13番人気で9番ゲートからスタート。14着に終わった。

6月25日、中5週で馬体重を前走から13kg増やして迎えた5戦目は、高松亮騎手を鞍上に迎えて、3歳C2五（水沢ダート1300m 雨/重）に出走。8頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではきっちりと末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のノーブルレジェンドに1馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

7月9日、中1週で迎えた6戦目は、3歳C2三（盛岡ダート1200m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で高松亮騎手（1戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。敢然と端をきり、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のメタシアターを半馬身振り切って優勝

7月29日、中2週で迎えた7戦目は、坂口裕一騎手を鞍上に迎えて、3歳B2（盛岡ダート1400m 曇/重）に出走。10頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。端に立ち、で一団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線ではもうワンパンチ足りず、3着に終わった。

8月14日、中1週で迎えた8戦目は、3歳戦のいわて北緯40度葛巻町賞（盛岡ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は高松亮騎手（2戦2勝）。11頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では余力が残っておらず7着に敗れた。

9月9日、中3週で迎えた9戦目は、佐々木志音騎手を鞍上に迎えて、3歳B2（水沢ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、で馬群を先導。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では伸びあぐねて11着に敗れた。

9月24日、中1週で迎えた10戦目は、3歳B2一（水沢ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は高松亮騎手（3戦2勝）。12頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後は勢いを失って9着に終わった。

10月27日、中4週で迎えた11戦目は、なりきり同好会賞（盛岡ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で高松亮騎手（4戦2勝）。9頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鮮烈な末脚を炸裂させて、最後は2着のエムワンピーコに1馬身3/4の差をつけて3勝目を奪取した。

11月12日、中1週で迎えた12戦目は、高橋悠里騎手を鞍上に迎えて、一般C1（盛岡ダート1200m 曇/良）に出走。11頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のシャークアタックに約12馬身の大差をつけて下馬評通りの実力を証明した。