イブキミスタリ（1983年生、母チヤンスポート）

イブキミスタリ（1983年4月13日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は芦毛。種牡馬のカブラヤオー（当時11歳）と交配したチヤンスポートが7歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）阿部牧場。戦績は、中央平地34戦3勝2着3回。1986年のKBS京都紅梅賞(オープン牝)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

1歳（1985年）

9月7日、13頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。3着に入った。

9月21日、13頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。13着に敗れた。

12月7日、8頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。最後は、2着のトウシンタローに1馬身1/4の差をつけて勝利を掴み取った。

12月14日、11頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。3着を確保した。

3歳（1986年）

1月6日、牝馬限定3歳オープンのKBS京都紅梅賞（京都芝1200m 晴/重）に出走。鞍上は西浦勝一騎手。12頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前のスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったモガミアレンにねじ伏せられて1馬身差の2着となった。

2月1日、牝馬限定3歳オープンのエルフィンステークス（京都芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で西浦勝一騎手。9頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後は一杯になって8着に敗れた。

2月15日、4歳400万下（京都ダート1200m 曇/良）に50kgの軽斤量で出走。鞍上は田島裕和騎手。13頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では卓出した伸び脚で驀進したが、勝ったテンザンフレンドにねじ伏せられてクビ差の2着に甘んじた。

3月16日、牝馬限定3歳G2の報知杯4歳牝馬特別（阪神芝1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は村本善之騎手。17頭立ての16番人気で15番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを9番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず9着に終わった。

4月13日、4歳400万下の山吹賞（阪神芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は田島裕和騎手。12頭立ての4番人気で大外12番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では最後まで息が続かず9着に敗れた。

4月27日、牝馬限定4歳400万下のあずさ賞（京都芝1400m 曇/良）に出走。鞍上は西浦勝一騎手。13頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで力闘し、4着に入り込んだ。

5月4日、牝馬限定の4歳400万下（京都ダート1200m 曇/不良）に50kgの軽斤量で出走。鞍上は北川和典騎手。10頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、ぐいぐいと末脚を伸ばして、最後は2着のテスティモニーに1馬身1/4の差をつけて勝利を物にした。

7月20日、ハンデ戦で4歳以上900万下の雲仙特別（小倉芝1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は岩元市三騎手。13頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では全く伸びず10着に終わった。

8月2日、4歳以上900万下のサマーステークス（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で岩元市三騎手。13頭立ての12番人気で5番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線ではいいところがなく13着に終わった。

9月13日、4歳以上900万下の西脇特別（阪神ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は北川和典騎手。12頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く11着に終わった。

9月28日、4歳以上900万下（阪神ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で北川和典騎手。10頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切り、3着に入り込んだ。

10月19日、4歳以上900万下（京都ダート1800m 晴/良）に50kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で北川和典騎手。15頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では伸びが劣勢になり14着に終わった。

11月1日、牝馬限定の4歳以上900万下（京都ダート1800m 曇/良）に50kgの軽斤量で出走。鞍上は4戦連続で北川和典騎手。16頭立ての15番人気で大外16番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は一杯になって9着に終わった。

11月9日、4歳以上900万下の天王山特別（京都ダート1800m 雨/良）に出走。鞍上は西浦勝一騎手。8頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、非常に遅いペースでレースを牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は脚勢が鈍り7着に終わった。

11月22日、牝馬限定の4歳以上900万下の豊明特別（中京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は田島裕和騎手。9頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、かなり遅いペースでレースを進める。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚が止まってしまい5着に終わった。

12月13日、ハンデ戦で4歳以上900万下のクリスマスキャロルハンデキャップ（中京ダート1700m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で田島裕和騎手。15頭立ての12番人気で14番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では力強い脚捌きでゴールまで走り切り、4着を確保した。

4歳（1987年）

1月10日、牝馬限定の5歳以上900万下（京都ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で田島裕和騎手。15頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。最後はタレてしまい14着に敗れた。

1月24日、5歳以上900万下（京都ダート1700m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で田島裕和騎手。12頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、やや緩いペースで馬群を牽引。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では末脚を伸ばせず7着に敗れた。

2月8日、5歳以上900万下の宇治川特別（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で田島裕和騎手。10頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。先手を奪い、非常に緩いペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では最後まで息が続かず9着に終わった。

2月28日、5歳以上900万下（阪神ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は横山雄一騎手。9頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではいいところがなく4着に終わった。

3月14日、牝馬限定の5歳以上900万下の伊良湖特別（中京ダート1700m 小雨/不良）に出走。鞍上は田島裕和騎手。16頭立ての12番人気で13番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線に入ると、馬群に沈み6着に敗れた。

3月28日、牝馬限定の5歳以上900万下（阪神ダート1200m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は北川和典騎手。10頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では見所を作れず4着に終わった。

4月19日、5歳以上900万下（阪神ダート1800m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は武豊騎手。13頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。ハナを取り切り、タフなペースでレースを引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち味の忍耐力で最後まで奮闘したが、テンザンオトメに交わされて4馬身差の2着となった。

5月2日、牝馬限定の5歳以上900万下（京都ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は田島裕和騎手。16頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では伸びが鈍く16着に敗れた。

9月19日、牝馬限定の4歳以上400万下（阪神ダート1200m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は北川和典騎手。10頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びあぐねて5着に敗れた。

10月4日、4歳以上400万下（阪神ダート1700m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で北川和典騎手。11頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、ミドルペースでレースを牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘りを欠いて5着に沈んだ。

10月18日、牝馬限定の4歳以上400万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は武豊騎手。11頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では豪快な末脚を爆発させて、最後は2着のイーグルロマンを3/4馬身振り切って勝利をモノにした。

11月1日、4歳以上400万下の藤森特別（京都芝2000m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で武豊騎手。14頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、少し緩いペースで集団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線ではいいところがなく6着に終わった。

11月14日、4歳以上900万下（京都ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で武豊騎手。11頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、かなりのスローペースで集団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に飲まれ5着に敗れた。

11月28日、4歳以上900万下の豊明特別（中京芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は田島裕和騎手。7頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい7着に終わった。