テンザンオトメ（1983年生、母モンベツカチドキ）

テンザンオトメ（1983年4月11日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のマルゼンスキー（当時9歳）と交配したモンベツカチドキが11歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は佐々木牧場。戦績は、中央平地24戦5勝2着3回。1986年のエルフィンステークス(オープン牝)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

1歳（1985年）

10月5日、14頭立ての11番人気で13番ゲートからスタート。7着に終わった。

10月20日、10頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。最後は、勝ったナムラシラユキから1馬身半差の2着となった。

11月10日、11頭立ての2番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。4着に終わった。

11月23日、9頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、2着のビクトリアピークに4馬身の差をつけて勝利を決めた。

3歳（1986年）

1月12日、牝馬限定の4歳400万下（京都ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は松永昌博騎手。8頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、伸びてきたマヤノジョウオ決め手に屈して半馬身差の2着となった。

2月1日、牝馬限定3歳オープンのエルフィンステークス（京都芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で松永昌博騎手。9頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではやや伸びを欠き、3着に終わった。

2月16日、4歳400万下のもくれん賞（京都ダート1800m 雪/良）に出走。鞍上は丸山勝秀騎手。11頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では詰めが甘くなり、3着に終わった。

3月1日、牝馬限定4歳400万下の初雛賞（阪神芝1600m 曇/良）に出走。鞍上は松永昌博騎手。16頭立ての4番人気に推されて8番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを13番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず9着に敗れた。

12月14日、牝馬限定の4歳以上400万下（阪神ダート1800m 雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で松永昌博騎手。10頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のヤマニンリーガルを半馬身振り切ってトップでゴールを駆け抜けた。

4歳（1987年）

1月5日、5歳以上900万下の稲荷特別（京都ダート1800m 雨/重）に出走。鞍上は3戦連続で松永昌博騎手。15頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では末脚に勢いがなく12着に終わった。

1月24日、5歳以上900万下（京都ダート1700m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で松永昌博騎手。12頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では息の長い末脚を繰り出し、3着に入った。

3月14日、牝馬限定の5歳以上900万下の伊良湖特別（中京ダート1700m 小雨/不良）に出走。鞍上は武田悟騎手。16頭立ての10番人気で14番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで頑張り、4着を確保した。

3月28日、牝馬限定の5歳以上900万下（阪神ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は松永昌博騎手。10頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではゴールまでジワジワと伸び、3着に入り込んだ。

4月19日、5歳以上900万下（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で松永昌博騎手。13頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るイブキミスタリを鬼脚で交わし去り、最後は4馬身の差をつけて勝利を掴んだ。

5月3日、ハンデ戦で5歳以上1400万下の下鴨特別（京都ダート1800m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で松永昌博騎手。10頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では伸びあぐねて8着に終わった。

5月17日、5歳以上1400万下の上賀茂特別（京都ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は4戦連続で松永昌博騎手。13頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、馬場の外目を回って7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではきっちりと末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のエルグランシャダイをアタマ差振り切って1着ゴールを果たした。

6月7日、ハンデG3の阪急杯（阪神芝1400m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は5戦連続で松永昌博騎手。18頭立ての17番人気で16番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。最後は失速してしまい15着に終わった。

6月28日、ハンデG3の金鯱賞（中京芝1800m 曇/良）に50kgの軽斤量で出走。鞍上は塩村克己騎手。16頭立ての15番人気で大外16番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では脚が上がってしまい16着に終わった。

9月26日、牝馬限定の4歳以上900万下の蓬莱峡特別（阪神ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は松永昌博騎手。10頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、忙しいペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では渾身の力で末脚を持続させて、最後は2着のクリメイトを3/4馬身振り切って勝利を手中に収めた。

10月25日、4歳以上1400万下の貴船特別（京都ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は武豊騎手。13頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では見せ場なく5着に敗れた。

11月21日、ハンデ戦で4歳以上1400万下の太秦特別（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は内田国夫騎手。13頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では見せ場なく5着に終わった。

5歳（1988年）

5月15日、5歳以上1400万下の上賀茂特別（京都ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は松永昌博騎手。16頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚を伸ばせず6着に終わった。

6月12日、5歳以上1400万下の安芸ステークス（阪神ダート1800m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で松永昌博騎手。9頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、ユッタリとしたペースで集団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、ジョーカイラスに交わされて1馬身1/4差の2着となった。

6歳（1989年）

1月13日、5歳以上1400万下の門松ステークス（京都ダート1400m 曇/重）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は須貝尚介騎手。16頭立ての12番人気で10番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では鋭い脚を使えず13着に終わった。