エプソムブラスト（2004年生、母タニノルミエール）

エプソムブラスト（2004年3月30日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋突風のごとく走れ」。毛色は鹿毛。種牡馬のタニノギムレット（当時5歳）と交配したタニノルミエールが12歳のときに産んだ6番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者はカントリー牧場。戦績は、中央平地30戦0勝、中央障害1戦0勝、地方4戦2勝2着2回。主な勝ち鞍は2007年の一般C3五。

経歴

デビュー前

1歳のとき、カントリー牧場から「北海道セレクションセールサラブレッド1歳」に上場され、エプソム愛馬会によって1,365万円で落札された。

エプソム愛馬会にて総額2,300万円（11.5万×200口）で一口馬主が募集された。

浜田光正厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2006年）

10月21日、デビュー戦は石山繁騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（京都芝1400m 晴/良）に出走。馬体重は432kg。12頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では脚を伸ばせず12着に終わった。

11月5日、中1週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（京都芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で石山繁騎手（1戦0勝）。11頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では伸びが劣勢になり8着に終わった。

11月25日、中2週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で石山繁騎手（2戦0勝）。16頭立ての12番人気で12番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では伸びあぐねて6着に終わった。

12月16日、中2週で迎えた4戦目は、上村洋行騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（阪神芝1800m 外回り曇/良）に出走。17頭立ての14番人気で11番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを12番手で通過。直線ではいいところがなく15着に終わった。

3歳（2007年）

1月6日、中2週で迎えた5戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都ダート1800m 小雨/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では全く伸びず14着に終わった。

1月20日、中1週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（京都ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は石山繁騎手（3戦0勝）。11頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線ではイマイチ伸び切れず10着に終わった。

2月25日、中4週で迎えた7戦目は、渡辺薫彦騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神芝2400m 外回り晴/良）に出走。16頭立ての14番人気で3番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを15番手で通過。直線では末脚が冴えず11着に終わった。

3月25日、中3週で迎えた8戦目は、3歳未勝利（中京芝2000m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で渡辺薫彦騎手（1戦0勝）。17頭立ての16番人気で11番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では脚を伸ばせず8着に終わった。

4月8日、中1週で迎えた9戦目は、3歳未勝利（阪神芝2400m 外回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で渡辺薫彦騎手（2戦0勝）。15頭立ての13番人気で8番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では速い脚を使えず6着に終わった。

5月6日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた10戦目は、3歳未勝利（京都芝2400m 外回り雨/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で渡辺薫彦騎手（3戦0勝）。10頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後はタレてしまい8着に終わった。

5月27日、中2週で迎えた11戦目は、3歳未勝利（中京芝2500m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で渡辺薫彦騎手（4戦0勝）。16頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では上がり4位タイの末脚を繰り出したが上位争いには絡めず6着に終わった。

6月16日、中2週で迎えた12戦目は、3歳未勝利（阪神芝2200m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で渡辺薫彦騎手（5戦0勝）。15頭立ての8番人気で13番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では見せ場なく9着に敗れた。

7月7日、中2週で迎えた13戦目は、大下智騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神芝2200m 曇/良）に53kgの軽斤量で出走。18頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを13番手で通過。直線では見せ場を作れず15着に終わった。

7月28日、中2週で迎えた14戦目は、3歳未勝利（小倉芝2600m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は渡辺薫彦騎手（6戦0勝）。14頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では見せ場なく9着に敗れた。

9月8日、中5週で迎えた15戦目は、菅原勲騎手を鞍上に迎えて、3歳C3四（盛岡ダート1200m 曇/重）に出走。9頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したトーセンコマチを捕まえ切れず、9馬身差の2着に敗北した。

9月22日、中1週で迎えた16戦目は、一般C3五（盛岡ダート1400m 小雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で菅原勲騎手（1戦0勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のソニックトップに6馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

10月6日、中1週で迎えた17戦目は、一般C3五（盛岡ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で菅原勲騎手（2戦1勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。主導権を奪い、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のヤマショウデュラブに1馬身3/4の差をつけて圧倒的人気に応えた。

10月15日、連闘で迎えた18戦目は、一般C3一（盛岡ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で菅原勲騎手（3戦2勝）。8頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したクニノサンダーを捕まえ切れず、1馬身差の2着に敗北した。

11月11日、中3週で迎えた19戦目は、古川吉洋騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の伊達特別（福島芝2000m 雨/重）に出走。10頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では他馬と同じような脚勢になり10着に終わった。

12月2日、中2週で迎えた20戦目は、3歳以上500万下（中京芝2500m 晴/良）に出走。鞍上は渡辺薫彦騎手（7戦0勝）。14頭立ての13番人気で4番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では上がり3位の末脚を見せたが上位には割り込めず6着に終わった。

12月23日、中2週で迎えた21戦目は、藤岡康太騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の矢作川特別（中京ダート2300m 晴/不良）に出走。16頭立ての13番人気で2番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では末脚が振るわず13着に終わった。

4歳（2008年）

1月20日、中3週で迎えた22戦目は、4歳以上500万下（小倉芝2600m 雨/不良）に出走。鞍上は渡辺薫彦騎手（8戦0勝）。16頭立ての13番人気で12番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を繰り出したが上位争いには参加できず6着に終わった。

2月2日、中1週で迎えた23戦目は、田中健騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（小倉芝2600m 曇/良）に53kgの軽斤量で出走。14頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では見せ場なく11着に敗れた。

3月8日、中4週で迎えた24戦目は、中村将之騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の金山特別（中京芝2500m 晴/良）に出走。15頭立ての15番人気で7番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では他馬と同じ脚色になってしまい14着に終わった。

4月5日、中3週で迎えた25戦目は、田村太雅騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（阪神芝2200m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。10頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では決め手が足りず7着に終わった。

5歳（2009年）

2月7日、約10か月半の休み明けで迎えた26戦目は、池崎祐介騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（東京芝2400m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。15頭立ての14番人気で5番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。最後は脚勢が悪くなり13着に終わった。

3月1日、中2週で迎えた27戦目は、安藤光彰騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（小倉芝2600m 晴/良）に出走。16頭立ての15番人気で7番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを13番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい11着に終わった。

5月9日、中9週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた28戦目は、宮崎北斗騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（新潟芝2200m 晴/良）に出走。11頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず11着に終わった。

10月11日、約5か月の休養明けで馬体重を前走から16kg絞って迎えた29戦目は、西田雄一郎騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（東京芝2000m 晴/良）に出走。18頭立ての18番人気で14番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。最後は脚色が衰えて17着に終わった。

10月25日、中1週で迎えた30戦目は、3歳以上500万下の蔵王特別（福島芝2600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で西田雄一郎騎手（1戦0勝）。15頭立ての15番人気で14番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では末脚がパッとせず13着に終わった。

11月15日、中2週で迎えた31戦目は、3歳以上500万下の伊達特別（福島芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で西田雄一郎騎手（2戦0勝）。16頭立ての14番人気で10番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは16番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず16着に終わった。

12月20日、中4週で迎えた32戦目は、津村明秀騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中京芝2500m 晴/良）に出走。16頭立ての15番人気で8番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では末脚がパッとせず14着に終わった。

6歳（2010年）

1月23日、中4週で迎えた33戦目は、大野拓弥騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の美濃特別（中京芝2000m 曇/良）に出走。18頭立ての15番人気で2番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では今ひとつ伸びが無く14着に終わった。

2月14日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた34戦目は、4歳以上500万下（中京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は宮崎北斗騎手（1戦0勝）。18頭立ての18番人気で15番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを17番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい17着に終わった。

3月28日、中5週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた35戦目は、平沢健治騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（中山障害芝→ダート2880m 曇）に出走。14頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。10着に終わった。