ミヤマエンデバー（1998年生、母ウメノフーリン）

ミヤマエンデバー（1998年4月5日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のダミスター（当時16歳）と交配したウメノフーリンが18歳のときに産んだ8番仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は（有）平岩牧場。戦績は、中央平地2戦0勝、地方19戦8勝2着1回。2001年に北斗盃、王冠賞及び北海優駿を制してホッカイドウ競馬3歳三冠を達成するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

堂山芳則厩舎（北海道）へ入厩。

2歳（2000年）

6月28日、デビュー戦は国信満騎手を鞍上に据えて、2歳戦のフレッシュチャレンジ（旭川ダート1000m 雨/重）に出走。馬体重は470kg。11頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。最後は、2着のヤマゲンダミスターに約15馬身の大差をつけて初白星を挙げた。

7月27日、中3週で迎えた2戦目は、2歳オープンのターフチャレンジ13才（旭川ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で国信満騎手（1戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。3着に終わった。

8月19日、中2週で迎えた3戦目は、2歳オープンのクローバー賞（札幌芝1500m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は3戦連続で国信満騎手（2戦1勝）。9頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はタレてしまい8着に終わった。

8月26日、連闘で迎えた4戦目は、岡部幸雄騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（札幌芝1200m 曇/重）に出走。14頭立ての5番人気で13番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線ではいい脚を見せられず10着に敗れた。

11月9日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から22kg増やして迎えた5戦目は、五十嵐冬樹騎手を鞍上に迎えて、3歳（門別ダート1200m 晴/良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。最後は、2着のスイートソウルをクビ差制して勝利を手中に収めた。

11月22日、中1週で馬体重を前走からさらに12kg増やして迎えた6戦目は、堂山直樹騎手を鞍上に迎えて、2歳オープンのアジュディケーティング特別（門別ダート1200m 曇/重）に出走。16頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、2着のブルーデンスに1馬身半の差をつけて3勝目を掴み取った。

3歳（2001年）

4月26日、約5か月の休養明けで馬体重を前走から16kg絞って迎えた7戦目は、3歳地方重賞の春霞賞（札幌(地)ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で堂山直樹騎手（1戦1勝）。14頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。4着に終わった。

5月24日、中3週で馬体重を前走から10kg戻して迎えた8戦目は、3歳地方重賞の北斗盃（札幌(地)ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で堂山直樹騎手（2戦1勝）。9頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。最後は、2着のカネマサヘイローに1馬身半の差をつけて先頭ゴールを果たした。

6月14日、中2週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた9戦目は、G3の北海道スプリントカップ（札幌(地)ダート1000m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は4戦連続で堂山直樹騎手（3戦2勝）。12頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。8着に終わった。

7月5日、中2週で馬体重を前走から10kg戻して迎えた10戦目は、3歳オープンのタイキブリザード特別（旭川ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は5戦連続で堂山直樹騎手（4戦2勝）。7頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、2着のスイートソウルに5馬身の差をつけて5勝目をつかんだ。

7月25日、中2週で迎えた11戦目は、3歳G3のグランシャリオカップ（旭川ダート1600m 雨/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で堂山直樹騎手（5戦3勝）。14頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。9着に敗れた。

8月15日、中2週で迎えた12戦目は、3歳地方重賞の王冠賞（旭川ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で堂山直樹騎手（6戦3勝）。8頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、2着のカネマサヘイローに2馬身半の差をつけて6勝目を手に入れた。

9月19日、中4週で迎えた13戦目は、ハンデ地方重賞の瑞穂賞（旭川ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は国信満騎手（3戦1勝）。10頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。3着に終わった。

10月18日、中3週で迎えた14戦目は、3歳地方重賞の北海優駿（門別ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は堂山直樹騎手（7戦4勝）。14頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。最後は、2着のカネマサヘイローに3馬身の差をつけて7勝目を奪取した。

11月22日、中4週で迎えた15戦目は、地方重賞の道営記念（門別ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で堂山直樹騎手（8戦5勝）。13頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。12着に敗れた。

4歳（2002年）

2月28日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から12kg減らして迎えた16戦目は、張田京騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦のアメジスト特別（船橋ダート1700m 曇/稍重）に出走。14頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では終いの伸びを欠き、4着に終わった。

3月26日、中3週で馬体重を前走から13kg戻して迎えた17戦目は、ハンデ戦の弥生特別（船橋ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で張田京騎手（1戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。ハナに立ち、少し遅いペースで集団を引っ張る。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に飲まれ6着に沈んだ。

4月11日、中1週で馬体重を前走から13kg絞って迎えた18戦目は、ハンデ戦の’02グリーンカップ（大井ダート2000m 雨/良）に出走。鞍上は3戦連続で張田京騎手（2戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて9番ゲートからスタート。端を取り切り、非常に遅いペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鮮やかな伸びを見せたが、ケージームテキに交わされて1馬身差の2着に敗北した。

5月10日、中3週で迎えた19戦目は、左海誠二騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦の’02スターライトカップ（大井ダート1190m 雨/不良）に出走。13頭立ての1番人気に推されて大外13番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線に入ると、前で粘るロイヤルサンサンを凄まじい末脚で半馬身差し切って制した。

6月12日、中4週で迎えた20戦目は、ハンデ地方重賞の船橋記念（船橋ダート1800m 曇/重）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で左海誠二騎手（1戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。端をきり、若干緩いペースで一団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後はガス欠状態になり10着に敗れた。

7月17日、中4週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた21戦目は、ハンデ戦の千葉日報賞（船橋ダート1700m 晴/不良）に出走。鞍上は張田京騎手（3戦0勝）。9頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。競走中止となった。