アロマデローサ（2020年生、母ローズウィスパー）

アロマデローサ（2020年2月28日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「薔薇の香り(西)。母名より連想」。毛色は鹿毛。種牡馬のキンシャサノキセキ（当時17歳）と交配したローズウィスパーが8歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道安平町、生産者はノーザンファーム。2022年の阪神ジュベナイルフィリーズ(牝G1)で4着に入った他、2022年のききょうステークス(オープン)に勝利するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

池添学厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2022年）

7月10日、デビュー戦は福永祐一騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の2歳新馬（小倉芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は440kg。14頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線ではぐんぐんと終いの脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のクインズエルサに1馬身1/4の差をつけて初勝利を挙げた。

9月17日、中9週で迎えた2戦目は、2歳オープンのききょうステークス（中京芝1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で福永祐一騎手（1戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではグイグイと終いの脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のクインズエルサに1馬身1/4の差をつけて優勝

11月5日、中6週で迎えた3戦目は、牝馬限定2歳G3のファンタジーステークス（阪神芝1400m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は3戦連続で福永祐一騎手（2戦2勝）。12頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では伸びあぐねて10着に敗れた。

12月11日、中4週で迎えた4戦目は、D.イーガン騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定2歳G1の阪神ジュベナイルフィリーズ（阪神芝1600m 外回り晴/良）に出走。G1級競走への出走は初となった。18頭立ての13番人気で4番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では天稟の闘争心でゴールまで力走し、4着に入り込んだ。

4歳（2024年）

1月14日、約13か月半の休み明けで迎えた5戦目は、西村淳也騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上2勝クラスの4歳以上2勝クラス（京都芝1400m 外回り晴/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力戦したが、3着に終わった。

3月17日、中8週で迎えた6戦目は、B.ムルザバエフ騎手を鞍上に迎えて、4歳以上2勝クラスの山陽特別（阪神芝1400m 雨/稍重）に出走。11頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではやや伸びを欠き、3着に終わった。

4月27日、中5週で迎えた7戦目は、4歳以上2勝クラスの御池特別（京都芝1400m 外回り曇/良）に出走。鞍上は西村淳也騎手（1戦0勝）。13頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

6月16日、中6週で迎えた8戦目は、3歳以上2勝クラスの皆生特別（京都芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で西村淳也騎手（2戦0勝）。8頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では天稟の闘志でゴールまで力走したが、3着に終わった。

8月18日、中8週で迎えた9戦目は、鮫島克駿騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラスの中京スポニチ賞（中京芝1400m 晴/良）に出走。16頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい11着に敗れた。

5歳（2025年）

1月6日、約4か月半の休養明けで迎えた10戦目は、4歳以上2勝クラス（中京芝1600m 雨/重）に出走。鞍上は西村淳也騎手（3戦0勝）。16頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は失速してしまい14着に敗れた。

3月1日、中7週で迎えた11戦目は、4歳以上2勝クラス（阪神芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で西村淳也騎手（4戦0勝）。15頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では末脚がパッとせず9着に敗れた。

5月11日、中9週で迎えた12戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、4歳以上2勝クラス（京都ダート1400m 曇/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚色が悪くなり15着に敗れた。

6月21日、中5週で迎えた13戦目は、亀田温心騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上2勝クラスの舞子特別（阪神芝1600m 外回り晴/良）に出走。13頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。主導権を奪い、平均的なペースで一団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切り、3着を確保した。

7月13日、中2週で迎えた14戦目は、ハンデ戦で3歳以上2勝クラスの西部スポニチ賞（小倉芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で亀田温心騎手（1戦0勝）。9頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、かなり緩いペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一歩一歩着実に差を詰めて、最後は2着のナイトスラッガーをクビ差振り切って久しぶりに白星を挙げた。

9月14日、中8週で迎えた15戦目は、3歳以上3勝クラスの仲秋ステークス（阪神芝1600m 外回り曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で亀田温心騎手（2戦1勝）。11頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。競走中止となった。

2025年9月14日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。