テイエムグロリアス（1992年生、母ホウヨウコトブキ）

テイエムグロリアス（1992年3月26日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のキンググローリアス（当時6歳）と交配したホウヨウコトブキが16歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は桑田定芳。戦績は、中央平地11戦1勝2着4回。主な勝ち鞍は1994年の3歳未勝利。

経歴

デビュー前

布施正厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（1994年）

7月16日、デビュー戦は塩村克己騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（小倉芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は480kg。18頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では上がり3位の末脚を繰り出したが上位争いには絡めず7着に終わった。

7月31日、中1週で迎えた2戦目は、3歳新馬（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で塩村克己騎手（1戦0勝）。14頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

8月20日、中2週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で塩村克己騎手（2戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では物凄い伸び脚で追い上げたが、勝ったタニノリフアーズに詰め切れず、5馬身差の2着に敗北した。

9月3日、中1週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で塩村克己騎手（3戦0勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

9月25日、中2週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（中京芝1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で塩村克己騎手（4戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。最後は一杯になって10着に敗れた。

10月9日、中1週で迎えた6戦目は、飯田祐史騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神芝1400m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。9頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では一歩一歩確実に末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のジーニアスシチーを半馬身振り切って初白星を挙げた。

10月30日、中2週で迎えた7戦目は、3歳500万下の黄菊賞（阪神芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で飯田祐史騎手（1戦1勝）。11頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では決め手に欠いて6着に敗れた。

11月27日、中3週で迎えた8戦目は、3歳500万下のカトレア賞（中京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で飯田祐史騎手（2戦1勝）。7頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず4着に敗れた。

12月18日、中2週で迎えた9戦目は、3歳500万下（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は塩村克己騎手（5戦0勝）。11頭立ての10番人気で大外11番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では逸出した伸び脚で急追したが、勝ったマイネルフリーデに詰め切れず、4馬身差の2着となった。

3歳（1995年）

1月5日、中2週で迎えた10戦目は、4歳500万下（京都ダート1800m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で塩村克己騎手（6戦0勝）。10頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したトウカイパレスを捕まえ切れず、クビ差の2着となった。

2月4日、中3週で迎えた11戦目は、4歳500万下の飛梅賞（京都ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で塩村克己騎手（7戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では迫力満点の伸び脚で驀進したが、勝ったマックスウィンザーにねじ伏せられて3馬身差の2着に敗北した。