ジーニアスシチー（1992年生、母タマギャル）

ジーニアスシチー（1992年4月25日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は芦毛。種牡馬のクリスタルパレス（当時18歳）と交配したタマギャルが14歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道伊達市、生産者は（有）三木農場。戦績は、中央平地33戦1勝2着2回、中央障害6戦1勝。1994年の京都3歳ステークス(オープン)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

斉藤義美厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（1994年）

6月11日、デビュー戦は菊地昇吾騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（札幌芝1200m 晴/良）に50kgの軽斤量で出走。馬体重は456kg。7頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。凄まじいハイペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では末脚が冴えず4着に敗れた。

6月19日、連闘で迎えた2戦目は、3歳新馬（札幌芝1200m 晴/良）に50kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で菊地昇吾騎手（1戦0勝）。10頭立ての4番人気で大外10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では忍耐力が光る走りを見せたが、勝ったマイネルエナジーに詰め切れず、2馬身半差の2着となった。

7月2日、中1週で迎えた3戦目は、3歳新馬（札幌芝1200m 曇/良）に50kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で菊地昇吾騎手（2戦0勝）。8頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では決め手に欠いて5着に敗れた。

7月24日、中2週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（札幌芝1200m 晴/良）に50kgの軽斤量で出走。鞍上は4戦連続で菊地昇吾騎手（3戦0勝）。6頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では今一つ末脚が切れず5着に終わった。

9月10日、中6週で迎えた5戦目は、横山雄一騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京芝1200m 晴/良）に出走。13頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く13着に敗れた。

9月25日、中1週で迎えた6戦目は、田所秀孝騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京芝1700m 晴/稍重）に出走。10頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では目立つような脚を使えず4着に終わった。

10月9日、中1週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（阪神芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田所秀孝騎手（1戦0勝）。9頭立ての5番人気で大外9番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったテイエムグロリアスにねじ伏せられて半馬身差の2着となった。

10月30日、中2週で迎えた8戦目は、3歳未勝利（阪神芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で田所秀孝騎手（2戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では一歩一歩着実に差を詰めて先頭をうかがい、最後は2着のグッドラックレディをクビ差振り切って待望の初勝利を挙げた。

11月13日、中1週で迎えた9戦目は、2歳オープンの京都3歳ステークス（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で田所秀孝騎手（3戦1勝）。7頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではいいところがなく3着に終わった。

12月3日、中2週で迎えた10戦目は、3歳500万下のエリカ賞（阪神芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で田所秀孝騎手（4戦1勝）。8頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切り、3着を確保した。

12月17日、中1週で迎えた11戦目は、3歳500万下の千両賞（阪神芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で田所秀孝騎手（5戦1勝）。16頭立ての11番人気で12番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい8着に終わった。

3歳（1995年）

1月14日、中3週で迎えた12戦目は、斉藤博美騎手を鞍上に迎えて、4歳500万下の若菜賞（京都芝1400m 曇/良）に出走。14頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線ではジワジワとしか伸びず14着に終わった。

2月5日、中2週で迎えた13戦目は、4歳500万下の寒梅賞（京都ダート1400m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で斉藤博美騎手（1戦0勝）。11頭立ての10番人気で大外11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では鋭い末脚を繰り出せず9着に終わった。

3月5日、中3週で迎えた14戦目は、4歳500万下のゆきやなぎ賞（京都芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で斉藤博美騎手（2戦0勝）。13頭立ての11番人気で11番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では最後まで息が続かず11着に終わった。

3月26日、中2週で迎えた15戦目は、4歳500万下（中山芝2000m 小雨/不良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は4戦連続で斉藤博美騎手（3戦0勝）。11頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では決め手に欠いて11着に終わった。

4月30日、中4週で迎えた16戦目は、4歳500万下のムーニーバレーレーシングクラブ賞（京都芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で斉藤博美騎手（4戦0勝）。11頭立ての11番人気で大外11番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚色が悪くなり8着に終わった。

5月20日、中2週で迎えた17戦目は、4歳500万下の露草賞（中京芝1700m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で斉藤博美騎手（5戦0勝）。11頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず9着に終わった。

6月17日、中3週で迎えた18戦目は、4歳500万下のマカオ・ジョッキークラブ・トロフィー（中京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で斉藤博美騎手（6戦0勝）。16頭立ての15番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい10着に終わった。

10月21日、約4か月の休み明けで迎えた19戦目は、山田和広騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の寺泊特別（新潟芝2000m 外回り晴/良）に出走。16頭立ての13番人気で12番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く7着に終わった。

11月4日、中1週で迎えた20戦目は、4歳以上500万下の逢坂山特別（京都芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は斉藤博美騎手（7戦0勝）。15頭立ての15番人気で11番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず13着に終わった。

11月18日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた21戦目は、4歳以上500万下（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で斉藤博美騎手（8戦0勝）。18頭立ての17番人気で13番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では末脚が振るわず10着に終わった。

12月2日、中1週で迎えた22戦目は、4歳以上500万下（中京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で斉藤博美騎手（9戦0勝）。15頭立ての13番人気で2番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では末脚が冴えず11着に終わった。

12月16日、中1週で迎えた23戦目は、4歳以上500万下（中京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で斉藤博美騎手（10戦0勝）。16頭立ての16番人気で9番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを16番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず16着に終わった。

4歳（1996年）

1月13日、中3週で迎えた24戦目は、5歳以上500万下（京都ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で斉藤博美騎手（11戦0勝）。10頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではじりじりとしか伸びず9着に終わった。

3月3日、中6週で迎えた25戦目は、出津孝一騎手を鞍上に迎えて、障害5歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート3000m 晴）に出走。8頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。6着に終わった。

3月16日、中1週で迎えた26戦目は、障害5歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート3000m 晴）に出走。鞍上は2戦連続で出津孝一騎手（1戦0勝）。7頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。4着に終わった。

3月30日、中1週で迎えた27戦目は、障害5歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート3000m 曇）に出走。鞍上は3戦連続で出津孝一騎手（2戦0勝）。6頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。5着に終わった。

4月20日、中2週で迎えた28戦目は、北村卓士騎手を鞍上に迎えて、障害5歳以上未勝利（京都障害芝→ダート2910m 晴）に出走。10頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。最後は、2着のブルーロードに1馬身の差をつけて久々に勝利を挙げた。

5月12日、中2週で迎えた29戦目は、酒井浩騎手を鞍上に迎えて、障害5歳以上400万下（京都障害芝→ダート2910m 晴）に出走。13頭立ての11番人気で11番ゲートからスタート。12着に終わった。

6月8日、中3週で迎えた30戦目は、障害4歳以上400万下（中京障害芝2800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で酒井浩騎手（1戦0勝）。11頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。11着に終わった。

7月13日、中4週で迎えた31戦目は、4歳以上500万下（小倉芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は斉藤博美騎手（12戦0勝）。18頭立ての15番人気で13番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい9着に終わった。

7月27日、中1週で迎えた32戦目は、4歳以上500万下（小倉芝1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で斉藤博美騎手（13戦0勝）。13頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では上がり3位の末脚を繰り出したが上位争いには絡めず6着に終わった。

8月10日、中1週で迎えた33戦目は、4歳以上500万下の筑後川特別（小倉芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で斉藤博美騎手（14戦0勝）。16頭立ての8番人気で大外16番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では上がり4位の末脚を繰り出したが上位には割り込めず6着に敗れた。

8月25日、中1週で迎えた34戦目は、4歳以上500万下（小倉芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で斉藤博美騎手（15戦0勝）。11頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを7番手で通過。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位には届かず5着に終わった。

9月1日、連闘で迎えた35戦目は、4歳以上500万下（小倉芝2000m 曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で斉藤博美騎手（16戦0勝）。8頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く6着に終わった。

9月29日、中3週で迎えた36戦目は、4歳以上500万下の布引特別（阪神芝2500m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で斉藤博美騎手（17戦0勝）。14頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず8着に終わった。

10月13日、中1週で迎えた37戦目は、4歳以上500万下（東京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で斉藤博美騎手（18戦0勝）。10頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを6番手で通過。直線では見せ場なく9着に終わった。

11月3日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた38戦目は、4歳以上500万下の羽黒山特別（新潟芝2000m 外回り晴/重）に出走。鞍上は8戦連続で斉藤博美騎手（19戦0勝）。14頭立ての12番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では速い脚を使えず10着に終わった。

11月16日、中1週で馬体重を前走からさらに14kg増やして迎えた39戦目は、4歳以上500万下（京都芝2200m 外回り曇/良）に出走。鞍上は9戦連続で斉藤博美騎手（20戦0勝）。14頭立ての13番人気で1番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では末脚がパッとせず14着に終わった。