ウインブロンクス（2015年生、母レガシーパーパス）

ウインブロンクス（2015年5月30日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋カクテル名」。毛色は鹿毛。種牡馬のタニノギムレット（当時16歳）と交配したレガシーパーパスが17歳のときに産んだ10番仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は田湯牧場。主な勝ち鞍は2019年の夏休み特別(一般C1一)。

経歴

デビュー前

1歳のとき、田湯牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、コスモヴューファームによって885.6万円で落札された。

ウインレーシングクラブにて総額1,800万円（4.5万×400口）で一口馬主が募集された。

畠山吉宏厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2017年）

12月24日、デビュー戦は松岡正海騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中山芝2000m 曇/良）に出走。馬体重は436kg。18頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では天稟の勝負根性でゴールまで力走し、4着に入った。

3歳（2018年）

1月13日、中2週で迎えた2戦目は、3歳未勝利（中山芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で松岡正海騎手（1戦0勝）。16頭立ての6番人気で12番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず13着に敗れた。

4月28日、約3か月半の休養明けで迎えた3戦目は、津村明秀騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟芝2200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。13頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。最後は脚色が衰えて8着に敗れた。

5月13日、中1週で迎えた4戦目は、武藤雅騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京芝2000m 曇/良）に出走。14頭立ての10番人気で大外14番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では末脚に勢いがなく9着に終わった。

7月23日、中9週で迎えた5戦目は、村上忍騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のエメラルド賞（盛岡芝1700m 曇/良）に出走。12頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力闘したが、4着に終わった。

9月2日、中5週で迎えた6戦目は、藤田菜七子騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟芝2000m 晴/良）に出走。17頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後は力尽きて13着に敗れた。

10月15日、中5週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた7戦目は、矢野貴之騎手を鞍上に迎えて、3歳（川崎ダート1400m 曇/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。11頭立ての3番人気で12番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では終いの伸びを欠き、3着に終わった。

11月7日、中2週で迎えた8戦目は、3歳戦の谷津干潟特別（船橋ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で矢野貴之騎手（1戦0勝）。14頭立ての4番人気で12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では力強い脚捌きでゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

11月29日、中2週で迎えた9戦目は、3歳戦のやまなみ五湖「相模湖」賞（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で矢野貴之騎手（2戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では迫力満点の伸び脚で追い上げたが、勝ったラッキーユーを3/4馬身捉え切れず2着に敗北した。

12月18日、中2週で迎えた10戦目は、一般C2五六七（川崎ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で矢野貴之騎手（3戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では決め手が足りず5着に敗れた。

4歳（2019年）

1月4日、中1週で迎えた11戦目は、一般C2五六七（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で矢野貴之騎手（4戦0勝）。12頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では素晴らしい伸び脚で急追したが、勝ったミッキーオフィサーに詰め切れず、2馬身半差の2着となった。

1月28日、中2週で迎えた12戦目は、一般C2三四（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で矢野貴之騎手（5戦0勝）。12頭立ての5番人気で大外12番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では別次元の末脚を炸裂させてすんなりと抜け出し、最後は2着のジョンドゥに3馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

2月11日、中1週で迎えた13戦目は、フェブラリー特別（浦和ダート1500m 曇/重）に出走。鞍上は7戦連続で矢野貴之騎手（6戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では天賦の闘志でゴールまで勇戦したが、3着に終わった。

2月26日、中1週で迎えた14戦目は、一般C1五六（川崎ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は8戦連続で矢野貴之騎手（7戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位争いには参加できず9着に敗れた。

4月2日、中4週で迎えた15戦目は、一般C1六七（川崎ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は9戦連続で矢野貴之騎手（8戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では切れ味鋭い末脚を繰り出したが、3着に終わった。

4月25日、中2週で迎えた16戦目は、石崎駿騎手を鞍上に迎えて、一般C1八九（大井ダート1600m 内回り晴/稍重）に出走。16頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず10着に敗れた。

5月14日、中2週で迎えた17戦目は、本田正重騎手を鞍上に迎えて、一般C1六七（川崎ダート1500m 雨/稍重）に出走。11頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では逸出した伸び脚で追い上げたが、抜け出したデルマアツヒメにハナ差届かず2着となった。

5月30日、中1週で迎えた18戦目は、森泰斗騎手を鞍上に迎えて、羽生市「こぶし花」賞（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では鮮烈な末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のジュンモユルに2馬身の差をつけて1着ゴールを果たした。

6月13日、中1週で迎えた19戦目は、紫陽花特別（川崎ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で森泰斗騎手（1戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。ハナを切り、平均的なペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前のスタミナでしぶとく走り抜いたが、マックールに交わされて1馬身差の2着に敗北した。

7月5日、中2週で迎えた20戦目は、天の川特別（川崎ダート1500m 雨/重）に出走。鞍上は3戦連続で森泰斗騎手（2戦1勝）。14頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では脚色がやや鈍り、4着に終わった。

7月23日、中2週で迎えた21戦目は、夏休み特別（川崎ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で森泰斗騎手（3戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では不撓の気力でしぶとく粘り込んで先頭を奪い、最後は2着のオクタヴィウスに2馬身の差をつけて勝利を手に入れた。

8月2日、中0週で迎えた22戦目は、8月18日は愛川町でサンバ!勤労祭カップ（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で森泰斗騎手（4戦2勝）。13頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

5歳（2020年）

5月14日、約9か月半の休み明けで馬体重を前走から19kg増やして迎えた23戦目は、片栗特別（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は矢野貴之騎手（9戦1勝）。14頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では速い脚を使えず14着に敗れた。

6月8日、中3週で迎えた24戦目は、繁田健一騎手を鞍上に迎えて、夏椿特別（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。11頭立ての6番人気で12番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではいい脚を見せられず5着に敗れた。

6歳（2021年）

3月29日、約10か月の休み明けで迎えた25戦目は、岡田大騎手を鞍上に迎えて、見沼区オープンガーデン賞（浦和ダート1400m 晴/重）に出走。12頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい7着に敗れた。

5月10日、中5週で迎えた26戦目は、吉留孝司騎手を鞍上に迎えて、農産物直売会賞（浦和ダート1500m 晴/良）に出走。12頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線ではキレのある末脚を披露し、3着に入り込んだ。

6月4日、中3週で迎えた27戦目は、秋元耕成騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦の浦和ジョッキーズラウンド（2）（浦和ダート1400m 雨/重）に出走。12頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では末脚が冴えず11着に敗れた。