パイロズブリッジ（2021年生、母ブルーバレット）

パイロズブリッジ（2021年4月3日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「パイロの架け橋」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のパイロ（当時16歳）と交配したブルーバレットが12歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は木村牧場。主な勝ち鞍は2024年の笠松けいば秋まつりまであと15日。

経歴

デビュー前

1歳のとき、木村牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、サイプレスホールディングスによって792万円で落札された。

新谷功一厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2024年）

4月21日、デビュー戦は西村淳也騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の3歳未勝利（京都ダート1800m 曇/良）に出走。馬体重は438kg。14頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを13番手で通過。直線では末脚が振るわず14着に敗れた。

7月24日、約3か月の休み明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた2戦目は、桑村真明騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のリゲル特別（門別ダート1200m 曇/良）に出走。8頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では伸びが劣勢になり7着に終わった。

8月28日、中4週で迎えた3戦目は、塚本征吾騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の好きです笠松競馬（笠松ダート1400m 曇/稍重）に出走。9頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

9月13日、中1週で迎えた4戦目は、3歳戦のばん馬ハクウンリュー号がやってきた!（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で塚本征吾騎手（1戦0勝）。8頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。果敢に端を奪い、で一団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では末脚がパッとせず4着に敗れた。

9月27日、中1週で迎えた5戦目は、渡辺竜也騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の笠松けいば秋まつりまであと15日（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。8頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るマリエッティを次元の違う末脚で交わし去り、最後は2馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

10月23日、中3週で迎えた6戦目は、一般C12（笠松ダート1400m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で渡辺竜也騎手（1戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。先頭に立ち、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では驚異的な末脚を炸裂させて、最後は2着のスマートマナリスに1馬身半の差をつけて順当に勝利した。

11月8日、中1週で迎えた7戦目は、長江慶悟騎手を鞍上に迎えて、オキザリス特別（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。11頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後は脚色が衰えて11着に終わった。

4歳（2025年）

4月14日、約5か月の休み明けで迎えた8戦目は、筒井勇介騎手を鞍上に迎えて、一般C18（笠松ダート1400m 晴/重）に出走。8頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。敢然と端をきり、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では矢のような伸びを見せたが、デュアルアップに交わされて3馬身差の2着に敗北した。

4月29日、中1週で迎えた9戦目は、きしめん美味かったでタマモ記念（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は渡辺竜也騎手（2戦2勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では持ち前のファイティングスピリットで最後まで敢闘したが、トウメイヨリキレイに交わされて1馬身半差の2着に敗北した。

5月13日、中1週で迎えた10戦目は、惣太郎☆惇子結婚記念金杯（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で渡辺竜也騎手（3戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて楽々と抜け出し、最後は2着のヤマジュンセーヌに3馬身の差をつけて3勝目を手中に収めた。

6月2日、中2週で迎えた11戦目は、屋形船特別（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は筒井勇介騎手（1戦0勝）。12頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では脚勢がやや衰え、4着に終わった。

6月10日、連闘で迎えた12戦目は、一般C7（笠松ダート1600m 雨/不良）に出走。鞍上は渡辺竜也騎手（4戦3勝）。10頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のトレポンティに6馬身の差をつけて4勝目を挙げた。

7月25日、中5週で迎えた13戦目は、庄内川特別（名古屋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は塚本征吾騎手（2戦0勝）。11頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では終いの伸びを欠き、4着に終わった。

8月15日、中2週で迎えた14戦目は、徹夜おどり賞（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は渡辺竜也騎手（5戦4勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。逃げを打ち、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鮮烈な末脚を炸裂させてあっさりと抜け出し、最後は2着のワンダフルライフに4馬身の差をつけて断トツ人気に応えた。

8月28日、中1週で迎えた15戦目は、一般B6（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で渡辺竜也騎手（6戦5勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るウインラグラスを次元の違う末脚で交わし去り、最後は3馬身の差をつけて断然人気に応えた。

9月24日、中3週で迎えた16戦目は、フォール特別（笠松ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は塚本征吾騎手（3戦0勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るベラジオプライドを強烈な末脚で半馬身差し切って断然の支持に応えた。

10月8日、中1週で迎えた17戦目は、大菊特別（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は渡辺竜也騎手（7戦6勝）。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではグイグイと終いの脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のミルミルに2馬身の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

11月5日、中3週で迎えた18戦目は、うまからいまから走るから（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で渡辺竜也騎手（8戦7勝）。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るブルーチースを自慢の末脚で交わし去り、最後は2馬身半の差をつけて怒涛の5連勝を決めた。