パララサルー（2009年生、母タンタスエルテ）

パララサルー（2009年1月19日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「健康の為に（西）」。毛色は鹿毛。種牡馬のディープインパクト（当時7歳）と交配したタンタスエルテが8歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道白老郡白老町、生産者は（有）社台コーポレーション白老ファーム。戦績は、中央平地6戦4勝2着1回。2012年のアネモネステークス(オープン牝)に勝利した他、2012年の紫苑ステークス(オープン牝)を制するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

Ｇ１サラブレッドクラブにて総額2,800万円（70万×40口）で一口馬主が募集された。

国枝栄厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2011年）

9月19日、デビュー戦は三浦皇成騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（札幌芝1500m 曇/良）に出走。馬体重は454kg。9頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では鮮やかな伸び脚で急追したが、勝ったゲンテンに詰め切れず、1馬身3/4差の2着に敗北した。

12月17日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から10kg減らして迎えた2戦目は、北村宏司騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを9番手で通過。直線では猛烈な末脚を爆発させて先頭をうかがい、最後は2着のユッカマウンテンを半馬身振り切って初白星を挙げた。

3歳（2012年）

1月21日、中4週で迎えた3戦目は、牝馬限定3歳500万下の菜の花賞（中山芝1600m 外回り小雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で北村宏司騎手（1戦1勝）。16頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のメイショウスザンナに1馬身1/4の差をつけて2勝目を掴み取った。

3月10日、中6週で迎えた4戦目は、牝馬限定3歳オープンのアネモネステークス（中山芝1600m 外回り曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で北村宏司騎手（2戦2勝）。16頭立ての1番人気に推されて13番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて前にいた12頭をごぼう抜きし、最後は2着のマイネエポナに1馬身1/4の差をつけて優勝

4月8日、中3週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた5戦目は、牝馬限定3歳G1の桜花賞（阪神芝1600m 外回り晴/良）に出走。G1級競走への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は4戦連続で北村宏司騎手（3戦3勝）。18頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始17番手を追走。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位争いには絡めず9着に敗れた。

9月8日、約5か月の休み明けで馬体重を前走から12kg戻して迎えた6戦目は、牝馬限定3歳オープンの紫苑ステークス（中山芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は三浦皇成騎手（1戦0勝）。17頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では猛烈な末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のブリッジクライムを半馬身振り切って久しぶりの実戦をモノにした。