アシヤピクエ（1990年生、母テークタイト）

アシヤピクエ（1990年3月3日）は、日本の競走馬。牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のダイナガリバー（当時7歳）と交配したテークタイトが8歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道幌泉郡えりも町、生産者は（有）えりも太平洋牧場。戦績は、中央平地21戦1勝、中央障害8戦0勝2着2回。主な勝ち鞍は1993年の4歳未勝利。

経歴

デビュー前

阿部新生厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（1992年）

10月10日、デビュー戦は谷中公一騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（東京芝1800m 晴/稍重）に出走。馬体重は494kg。10頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず10着に終わった。

11月14日、中4週で迎えた2戦目は、横山典弘騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（東京ダート1400m 晴/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。9頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始4番手を追走。直線では伸びを欠き5着に終わった。

12月5日、中2週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で横山典弘騎手（1戦0勝）。12頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。壮絶なハイペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではキレのある末脚を披露し、4着に入り込んだ。

12月27日、中2週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で横山典弘騎手（2戦0勝）。16頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では上がり3位の末脚を見せたが上位には食い込めず6着に敗れた。

3歳（1993年）

1月16日、中2週で迎えた5戦目は、4歳未勝利（中山ダート1800m 雨/不良）に出走。鞍上は4戦連続で横山典弘騎手（3戦0勝）。14頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では出色の末脚を披露し、3着に入った。

1月31日、中1週で迎えた6戦目は、牝馬限定の4歳未勝利（東京ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で横山典弘騎手（4戦0勝）。12頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり10着に敗れた。

2月20日、中2週で迎えた7戦目は、4歳未勝利（東京ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で横山典弘騎手（5戦0勝）。16頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを14番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず14着に終わった。

3月6日、中1週で迎えた8戦目は、4歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で横山典弘騎手（6戦0勝）。14頭立ての8番人気で13番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり8着に終わった。

3月27日、中2週で迎えた9戦目は、亀山泰延騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に50kgの軽斤量で出走。12頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では切れ味抜群の末脚を披露し、4着に入り込んだ。

4月10日、中1週で迎えた10戦目は、4歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に50kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で亀山泰延騎手（1戦0勝）。16頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを5番手で通過。直線に入ると、前で粘るトウカントップガンを次元の違う末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

4月24日、中1週で迎えた11戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、4歳500万下の新緑賞（東京芝2200m 曇/良）に出走。10頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では末脚に勢いがなく8着に終わった。

5月15日、中2週で迎えた12戦目は、4歳500万下（東京芝2300m 晴/稍重）に50kgの軽斤量で出走。鞍上は亀山泰延騎手（2戦1勝）。7頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではじりじりとしか伸びず7着に終わった。

5月30日、中1週で迎えた13戦目は、横山義行騎手を鞍上に迎えて、4歳500万下（東京ダート1600m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。15頭立ての15番人気で10番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず9着に終わった。

6月13日、中1週で迎えた14戦目は、4歳500万下のくちなし賞（東京芝2400m 小雨/良）に出走。鞍上は亀山泰延騎手（3戦1勝）。10頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では決め手に欠いて7着に終わった。

6月26日、中1週で迎えた15戦目は、牝馬限定4歳500万下のアマリリス賞（福島芝2000m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で亀山泰延騎手（4戦1勝）。10頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい7着に終わった。

7月17日、中2週で迎えた16戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（新潟芝1800m 曇/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では天稟の闘志でゴールまで力走し、5着に入り込んだ。

8月1日、中1週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた17戦目は、4歳以上500万下（新潟芝1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は谷中公一騎手（1戦0勝）。15頭立ての13番人気で5番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では末脚がパッとせず14着に終わった。

8月22日、中2週で迎えた18戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（新潟ダート1700m 曇/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。12頭立ての12番人気で2番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを9番手で通過。直線では上がり3位の末脚を見せたが上位争いには参加できず5着に終わった。

9月12日、中2週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた19戦目は、蛯名正義騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中山ダート1800m 曇/良）に出走。16頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。苛烈なペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では切れ味抜群の末脚を発揮し、4着に入った。

10月2日、中2週で迎えた20戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は谷中公一騎手（2戦0勝）。12頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず9着に終わった。

10月16日、中1週で迎えた21戦目は、柴田政人騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（東京ダート1600m 曇/良）に出走。8頭立ての6番人気で大外8番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では末脚にキレが無く6着に終わった。

11月13日、中3週で迎えた22戦目は、星野忍騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（東京障害芝→ダート3100m 雨）に出走。5頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。最後は、勝ったローズムーンから約10馬身差の2着となった。

11月27日、中1週で迎えた23戦目は、田中剛騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（東京障害芝→ダート3100m 曇）に出走。8頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。3着に終わった。

12月18日、中2週で迎えた24戦目は、栗原洋一騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（中山障害芝→ダート2700m 晴）に出走。11頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。8着に敗れた。

4歳（1994年）

1月22日、中4週で迎えた25戦目は、障害5歳以上未勝利（中山障害芝→ダート2700m 晴）に出走。鞍上は田中剛騎手（1戦0勝）。12頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。最後は、勝ったナイスビクトリーから4馬身差の2着となった。

2月5日、中1週で迎えた26戦目は、障害5歳以上未勝利（東京障害芝→ダート3100m 晴）に出走。鞍上は2戦連続で田中剛騎手（2戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。4着に敗れた。

2月26日、中2週で迎えた27戦目は、障害5歳以上未勝利（中山障害芝→ダート2700m 晴）に出走。鞍上は3戦連続で田中剛騎手（3戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、勝ったイガノムテキから5馬身差の2位入線にしたが、その後3着に降着となった。

3月13日、中1週で迎えた28戦目は、障害5歳以上未勝利（中山障害芝→ダート2700m 曇）に出走。鞍上は星野忍騎手（1戦0勝）。8頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。3着に終わった。

4月30日、中6週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた29戦目は、牧之瀬幸夫騎手を鞍上に迎えて、障害5歳以上未勝利（東京障害芝→ダート3100m 晴）に出走。10頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。4着に敗れた。