クラウンハヴィ（2019年生、母クラウンロゼ）

クラウンハヴィ（2019年4月17日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名+カメハメハ大王生誕の地。父名より連想」。毛色は鹿毛。種牡馬のキングカメハメハ（当時18歳）と交配したクラウンロゼが10歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者はクラウン日高牧場。主な勝ち鞍は2022年の3歳以上C2 19。

経歴

デビュー前

1歳のとき、クラウンから「セレクトセールサラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。

中竹和也厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2021年）

12月28日、デビュー戦は松若風馬騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（阪神芝1600m 外回り晴/良）に出走。馬体重は484kg。17頭立ての17番人気で3番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。最後は脚勢が悪くなり16着に終わった。

3歳（2022年）

4月10日、約3か月半の休養明けで迎えた2戦目は、角田大河騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての15番人気で大外16番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では末脚を伸ばせず12着に終わった。

4月30日、中2週で迎えた3戦目は、小沢大仁騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/重）に出走。12頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず9着に終わった。

6月26日、中7週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（阪神ダート2000m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は角田大河騎手（1戦0勝）。16頭立ての13番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを14番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり11着に終わった。

7月30日、中4週で迎えた5戦目は、山田義貴騎手を鞍上に迎えて、3歳（佐賀ダート1300m 曇/良）に53kgの軽斤量で出走。9頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

8月13日、中1週で迎えた6戦目は、山口勲騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の風鈴賞（佐賀ダート1300m 曇/不良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では長くいい脚を使ってゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

9月17日、中4週で迎えた7戦目は、3歳（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で山口勲騎手（1戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、で集団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線ではもうひとつ伸びを欠き、3着に終わった。

10月2日、中1週で迎えた8戦目は、3歳以上C2 19（佐賀ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で山口勲騎手（2戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では鮮烈な末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のクリノハーヴィーに1馬身半の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

10月28日、中3週で迎えた9戦目は、3歳以上C2 13（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で山口勲騎手（3戦1勝）。11頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く8着に敗れた。

4歳（2023年）

1月4日、中9週で迎えた10戦目は、小松丈二騎手を鞍上に迎えて、初春賞（佐賀ダート1300m 晴/稍重）に出走。9頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では鋭い末脚を繰り出せず6着に敗れた。

1月22日、中2週で迎えた11戦目は、4歳以上C2 13（佐賀ダート1300m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で小松丈二騎手（1戦0勝）。12頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では物凄い伸び脚で急追したが、勝ったサンマルシップに詰め切れず、3馬身差の2着となった。

2月5日、中1週で迎えた12戦目は、佐賀競馬移転開設50周年うまてなし賞（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で小松丈二騎手（2戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のアレンシュタインに6馬身の差をつけて先頭ゴールを果たした。

2月25日、中2週で迎えた13戦目は、4歳以上C2-4（佐賀ダート1300m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で小松丈二騎手（3戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では異次元の末脚を炸裂させて、最後は2着のグラシアスゼロに1馬身の差をつけて下馬評通りの実力を証明した。

3月12日、中1週で迎えた14戦目は、がんばらんば!長崎の酪農応援賞（佐賀ダート1300m 曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で小松丈二騎手（4戦2勝）。11頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るクワトロチェントを次元の違う末脚でクビ差だけ差し切って勝利を手に入れた。

3月24日、中1週で迎えた15戦目は、山下裕貴騎手を鞍上に迎えて、SAGAジョッキーズグランプリ（佐賀ダート1400m 曇/不良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では異次元の末脚を爆発させて先頭に躍り出て、最後は2着のアインジェニーに1馬身の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

4月24日、中3週で迎えた16戦目は、夏初月賞（佐賀ダート1400m 小雨/良）に出走。鞍上は小松丈二騎手（5戦3勝）。10頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではあとひと押しが足りず、3着に終わった。

5月8日、中1週で迎えた17戦目は、4歳以上C1-8（佐賀ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で小松丈二騎手（6戦3勝）。9頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では今一つ末脚が切れず5着に敗れた。

11月4日、約6か月の休養明けで迎えた18戦目は、中井裕二騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（福島ダート1700m 曇/良）に出走。13頭立ての13番人気で11番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい13着に終わった。

11月19日、中1週で迎えた19戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（東京ダート1600m 晴/稍重）に出走。16頭立ての14番人気で8番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを15番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず13着に終わった。

12月10日、中2週で迎えた20戦目は、3歳以上1勝クラス（中京ダート1400m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は角田大河騎手（2戦0勝）。16頭立ての16番人気で14番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では決め手に欠いて11着に終わった。

5歳（2024年）

1月21日、中5週で迎えた21戦目は、川又賢治騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（京都ダート1400m 曇/重）に出走。14頭立ての13番人気で大外14番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線ではイマイチ伸び切れず11着に終わった。

3月11日、中6週で迎えた22戦目は、菅原辰徳騎手を鞍上に迎えて、フローライト賞（水沢ダート1400m 曇/重）に出走。9頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では他馬と同じような脚勢になり6着に敗れた。

3月24日、中1週で迎えた23戦目は、村上忍騎手を鞍上に迎えて、一般B1（水沢ダート1400m 晴/稍重）に出走。9頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では力強いフットワークでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

4月8日、中1週で迎えた24戦目は、B1三組（水沢ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で村上忍騎手（1戦0勝）。8頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を繰り出したが上位には届かず4着に敗れた。

4月23日、中1週で迎えた25戦目は、一般B1三（水沢ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で村上忍騎手（2戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではビュッと切れる脚で猛追したが、勝ったエルフィンドールを3/4馬身捉え切れず2着に敗北した。

5月6日、中1週で迎えた26戦目は、一般B1二（盛岡ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で村上忍騎手（3戦0勝）。11頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい5着に敗れた。

5月19日、中1週で迎えた27戦目は、高橋悠里騎手を鞍上に迎えて、一般B1三（盛岡ダート1600m 晴/良）に出走。11頭立ての5番人気で大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を見せたが上位には割り込めず6着に敗れた。

6月17日、中3週で迎えた28戦目は、高松亮騎手を鞍上に迎えて、ラビットイヤー賞（水沢ダート1600m 晴/良）に出走。9頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では目を引く伸び脚で猛追したが、抜け出したネオネオモッズを捕まえ切れず、クビ差の2着となった。

6月30日、中1週で迎えた29戦目は、坂口裕一騎手を鞍上に迎えて、朝顔賞（盛岡芝1700m 雨/良）に出走。12頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり9着に終わった。

7月14日、中1週で迎えた30戦目は、サクラコマチ賞（盛岡ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は高橋悠里騎手（1戦0勝）。11頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではゴールまでじわりじわりと伸び、3着に入り込んだ。

デビュー前

1歳のとき、クラウンから「セレクトセールサラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。

板垣吉則厩舎（岩手）へ入厩。

7月29日、デビュー戦は高橋悠里騎手を鞍上に据えて、一般B2一（盛岡ダート1600m 曇/重）に出走。9頭立ての1番ゲートからスタート。出走取消となった。

8月26日、中5週で迎えた31戦目は、佐々木志音騎手を鞍上に迎えて、夢・希望未来へ前進（盛岡ダート1600m 曇/良）に出走。9頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では決め手に欠いて7着に敗れた。

10月1日、中4週で迎えた32戦目は、一般C1五（水沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は菅原辰徳騎手（1戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では強烈な末脚を弾けさせて先頭をうかがい、最後は2着のアパラギを3/4馬身振り切って久方ぶりに美酒を浴びた。

10月21日、中2週で迎えた33戦目は、ダンシングエンジェル賞（盛岡ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で菅原辰徳騎手（2戦1勝）。11頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では末脚が冴えず7着に終わった。

11月6日、中1週で迎えた34戦目は、塚本涼人騎手を鞍上に迎えて、夢・希望未来へ前進（盛岡ダート1600m 曇/稍重）に出走。12頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位争いには加われず6着に終わった。