ライリッズ（2019年生、母ヒストリックスター）

ライリッズ（2019年5月16日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「こと座流星群。ベガのこと座から何度も輝きが放たれることを願って」。毛色は栗毛。種牡馬のドゥラメンテ（当時7歳）と交配したヒストリックスターが15歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道安平町、生産者はノーザンファーム。主な勝ち鞍は2022年の3歳未勝利。

経歴

デビュー前

キャロットクラブにて総額4,400万円（11万×400口）で一口馬主が募集された。

宮田敬介厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2021年）

9月20日、デビュー戦はC.ルメール騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中山芝2000m 晴/良）に出走。馬体重は480kg。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを4番手で通過。直線では伸びを欠き5着に敗れた。

3歳（2022年）

1月16日、約4か月の休み明けで迎えた2戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では天資の負けん気を発揮してゴールまで力戦し、4着に入った。

3月20日、中8週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で岩田康誠騎手（1戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではキレのある末脚を披露したが、3着に終わった。

4月10日、中2週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で岩田康誠騎手（2戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。激烈なハイペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて前にいた8頭を交わし去り、最後は2着のサパテアールに1馬身半の差をつけて未勝利勝ちを決めた。

7月16日、約3か月の休み明けで迎えた5戦目は、菅原明良騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラスの南相馬特別（福島芝2000m 曇/重）に出走。10頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では目立つような脚を使えず5着に敗れた。

10月2日、約2か月半の間隔を開けて迎えた6戦目は、3歳以上1勝クラス（中山芝2200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は岩田康誠騎手（3戦1勝）。12頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では天稟のガッツでゴールまで力走し、3着を確保した。

12月18日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から10kg増やして迎えた7戦目は、3歳以上1勝クラス（中山芝2500m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で岩田康誠騎手（4戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位には届かず6着に敗れた。

4歳（2023年）

2月12日、中7週で迎えた8戦目は、4歳以上1勝クラス（東京芝2400m 晴/良）に出走。鞍上はC.ルメール騎手（1戦0勝）。10頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では鮮やかな伸びを見せたが、勝ったワープスピードにねじ伏せられて3/4馬身差の2着となった。

5月21日、約3か月半の休養明けで迎えた9戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（東京芝2400m 晴/良）に出走。8頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のフォーグッドをハナ差振り切って2勝目をマークした。

7月30日、中9週で迎えた10戦目は、3歳以上2勝クラスの阿寒湖特別（札幌芝2600m 曇/良）に出走。鞍上はC.ルメール騎手（2戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではものすごい伸び脚で驀進したが、勝ったナイトインロンドンにねじ伏せられて2馬身差の2着に敗北した。

9月17日、中6週で迎えた11戦目は、3歳以上2勝クラスの兵庫特別（阪神芝2400m 外回り晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続でC.ルメール騎手（3戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るジューンレインボーを上がり2位タイの末脚で半馬身差し切って3勝目を掴み取った。

5歳（2024年）

1月28日、約4か月半の休養明けで迎えた12戦目は、A.A.ルメートル騎手を鞍上に迎えて、4歳以上3勝クラスの八坂ステークス（京都芝2200m 外回り曇/良）に出走。12頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後はタレてしまい11着に終わった。