サパテアール（2019年生、母ファーレサルティ）

サパテアール（2019年5月10日）は、日本の競走馬。馬名の意味は「足を踏み鳴らす(西)。フラメンコ用語のひとつ。母名より連想」。毛色は青鹿毛。種牡馬のプリサイスエンド（当時22歳）と交配したファーレサルティが14歳のときに産んだ8番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は桑田フアーム。主な勝ち鞍は2022年の3歳未勝利。

経歴

デビュー前

1歳のとき、小島牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、岡田繁幸によって341万円で落札された。

畠山吉宏厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2021年）

6月27日、デビュー戦は柴田未崎騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京ダート1400m 曇/良）に出走。馬体重は498kg。15頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい12着に終わった。

10月2日、約3か月の休養明けで迎えた2戦目は、丹内祐次騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中山ダート1800m 晴/重）に出走。16頭立ての13番人気で6番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線ではいい脚を見せられず15着に終わった。

12月18日、約2か月半の間隔を開けて迎えた3戦目は、柴田大知騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中山ダート1800m 晴/重）に出走。16頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では閃光のような末脚を発揮し、3着に入り込んだ。

3歳（2022年）

1月10日、中2週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（中山ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴田大知騎手（1戦0勝）。15頭立ての3番人気に推されて12番ゲートからスタート。逃げる形となり、ミドルペースでレースを進める。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では速い脚を持続できず、3着に終わった。

1月23日、中1週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（中山ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で柴田大知騎手（2戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、厳しいペースで馬群を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では目を引く伸び脚で猛進したが、レッドラパルマにクビ差交わされて2着に甘んじた。

3月6日、中5週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で柴田大知騎手（3戦0勝）。16頭立ての圧倒的1番人気に推されて12番ゲートからスタート。前に出て、ミドルペースでレースを引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚勢がやや衰え、3着に終わった。

3月21日、中1週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（中山ダート1800m 曇/重）に出走。鞍上は5戦連続で柴田大知騎手（4戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて13番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、平均ペースで馬群を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではあとひと押しが利かず、4着に終わった。

4月10日、中2週で迎えた8戦目は、3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で柴田大知騎手（5戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。凄まじいハイペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では持ち前のスタミナで最後まで踏ん張ったが、勝ったライリッズにねじ伏せられて1馬身半差の2着に敗北した。

5月7日、中3週で迎えた9戦目は、3歳未勝利（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は丹内祐次騎手（1戦0勝）。13頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るベニッシモを豪脚で交わし去り、最後は2馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

5月29日、中2週で迎えた10戦目は、川須栄彦騎手を鞍上に迎えて、3歳1勝クラス（中京ダート1800m 晴/良）に出走。15頭立ての11番人気で大外15番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを10番手で通過。直線では瞬発力に富んだ末脚を発揮し、3着に入り込んだ。

10月2日、約4か月の休み明けで迎えた11戦目は、3歳以上1勝クラス（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は柴田大知騎手（6戦0勝）。15頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では末脚がパッとせず7着に敗れた。

10月15日、中1週で迎えた12戦目は、3歳以上1勝クラス（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は丹内祐次騎手（2戦1勝）。13頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では伸びを欠き7着に敗れた。

11月5日、中2週で迎えた13戦目は、小沢大仁騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（福島ダート1700m 晴/良）に出走。15頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを12番手で通過。直線では末脚を伸ばせず14着に敗れた。

4歳（2023年）

3月5日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた14戦目は、4歳以上1勝クラス（中山ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は柴田大知騎手（7戦0勝）。16頭立ての9番人気で14番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後はバタバタになってしまい11着に終わった。

3月18日、中1週で迎えた15戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（中京ダート1900m 小雨/不良）に出走。10頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では見所を作れず8着に終わった。

4月9日、中2週で迎えた16戦目は、4歳以上1勝クラス（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は柴田大知騎手（8戦0勝）。14頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では稟性の負けん性を発揮してゴールまでタレずに走り切り、3着に入り込んだ。

4月22日、中1週で迎えた17戦目は、4歳以上1勝クラス（福島ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は丹内祐次騎手（3戦1勝）。10頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では決め手が足りず7着に終わった。

5月6日、中1週で迎えた18戦目は、4歳以上1勝クラス（新潟ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で丹内祐次騎手（4戦1勝）。8頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚色がやや衰え、3着に終わった。

5月21日、中1週で馬体重を前走から16kg増やして迎えた19戦目は、4歳以上1勝クラス（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で丹内祐次騎手（5戦1勝）。15頭立ての2番人気に推されて14番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では末脚を持続できず、3着に終わった。

6月17日、中3週で迎えた20戦目は、3歳以上1勝クラス（函館ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で丹内祐次騎手（6戦1勝）。14頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では迫力のある伸び脚で猛追したが、勝ったスマートサニーに詰め切れず、4馬身差の2着となった。

11月19日、約5か月の休み明けで馬体重を前走から10kg減らして迎えた21戦目は、丸山元気騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（福島ダート1700m 晴/重）に出走。14頭立ての9番人気で大外14番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では鋭い脚を使えず7着に終わった。

12月3日、中1週で迎えた22戦目は、B.ムルザバエフ騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（中京ダート1800m 晴/良）に出走。9頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではあとひと伸びが足りず、3着に終わった。

12月24日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた23戦目は、3歳以上1勝クラス（中山ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続でB.ムルザバエフ騎手（1戦0勝）。16頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では息の長い末脚を発揮し、3着に入った。

5歳（2024年）

1月13日、中2週で迎えた24戦目は、R.R.ピーヒュレク騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（中山ダート1800m 曇/良）に出走。16頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

2月11日、中3週で迎えた25戦目は、佐々木大輔騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。13頭立ての3番人気に推されて大外13番ゲートからスタート。ハナを奪い、少し遅いペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のサンライズパスカルを半馬身振り切って久しぶりに白星を挙げた。

3月2日、中2週で迎えた26戦目は、斎藤新騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上2勝クラスの早鞆特別（小倉ダート1700m 晴/稍重）に出走。16頭立ての7番人気で大外16番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで走り切り、3着に入った。

3月30日、中3週で迎えた27戦目は、4歳以上2勝クラスの千葉日報杯（中山ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は丹内祐次騎手（7戦1勝）。15頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚が止まってしまい9着に敗れた。