ワキノバクシン（2002年生、母メイショウフレスコ）

ワキノバクシン（2002年3月9日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「冠名＋驀進」。毛色は鹿毛。種牡馬のサクラバクシンオー（当時13歳）と交配したメイショウフレスコが10歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は広田牧場。戦績は、中央平地1戦0勝、地方18戦4勝。主な勝ち鞍は2004年のファーストトライ。

経歴

デビュー前

曽和直栄厩舎（園田）へ入厩。

2歳（2004年）

7月7日、デビュー戦は岩田康誠騎手を鞍上に据えて、2歳戦のファーストトライ（園田ダート820m 晴/良）に出走。馬体重は434kg。8頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。ハナを奪う恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のトギプロミネンスに7馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

8月7日、中3週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた2戦目は、2歳オープンのフェニックス賞（小倉芝1200m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は2戦連続で岩田康誠騎手（1戦1勝）。13頭立ての6番人気で大外13番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい5着に敗れた。

9月22日、中6週で馬体重を前走から16kg戻して迎えた3戦目は、牝馬限定2歳戦の園田プリンセスカップ（園田ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で岩田康誠騎手（2戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。最後は一杯になって12着に敗れた。

10月27日、中4週で迎えた4戦目は、2歳戦のプリンスリートロフィー（園田ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で岩田康誠騎手（3戦1勝）。10頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。他馬と併走しながらハナを切る形となり、で馬群を牽引。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位には食い込めず7着に敗れた。

3歳（2005年）

3月29日、約5か月の休養明けで馬体重を前走から10kg減らして迎えた5戦目は、玉垣光章騎手を鞍上に迎えて、3歳T1（姫路ダート1500m 晴/不良）に出走。12頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位には割り込めず10着に終わった。

4月14日、中1週で迎えた6戦目は、3歳T1（園田ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は岩田康誠騎手（4戦1勝）。12頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では余力が残っておらず10着に敗れた。

10月6日、約6か月の休養明けで迎えた7戦目は、大山真吾騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C6一（園田ダート1230m 晴/稍重）に出走。10頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のグレートベアーに2馬身半の差をつけて休養明け初戦を物にした。

10月26日、中2週で迎えた8戦目は、3歳以上C4二（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は岩田康誠騎手（5戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るブランドガールを上がり0位の末脚で交わし去り、最後は1馬身1/4の差をつけて制した。

11月15日、中2週で迎えた9戦目は、田中学騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C1二（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。11頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線ではいいところがなく9着に敗れた。

12月14日、中3週で迎えた10戦目は、3歳以上C2二（園田ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は岩田康誠騎手（6戦2勝）。12頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では鋭い脚を使えず7着に敗れた。

12月31日、中1週で迎えた11戦目は、3歳以上C3二（園田ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で岩田康誠騎手（7戦2勝）。12頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。ハナを取り切り、でレースを牽引。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位には届かず12着に敗れた。

4歳（2006年）

5月24日、約5か月の休養明けで迎えた12戦目は、松本幸祐騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2二（園田ダート1400m 曇/良）に出走。10頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に飲まれ4着に沈んだ。

6月21日、中3週で迎えた13戦目は、川原正一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2一（園田ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚色が鈍り9着に敗れた。

7月5日、中1週で迎えた14戦目は、4歳以上C2一（園田ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で川原正一騎手（1戦0勝）。11頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではいい脚を見せられず7着に敗れた。

7月18日、中1週で迎えた15戦目は、4歳以上C2一（園田ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で川原正一騎手（2戦0勝）。9頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、で集団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線ではいいところがなく4着に終わった。

8月10日、中2週で迎えた16戦目は、4歳以上C2一（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で川原正一騎手（3戦0勝）。10頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。ハナを取り切り、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて、最後は2着のアースランランをハナ差振り切って先頭ゴールを果たした。

9月5日、中3週で迎えた17戦目は、たつの赤とんぼ特別（姫路ダート1500m 曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で川原正一騎手（4戦1勝）。12頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線に入ると、粘りを欠いて5着に敗れた。

9月20日、中1週で迎えた18戦目は、3歳以上B2二（姫路ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で川原正一騎手（5戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、で集団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では終いの伸びを欠き、3着に終わった。

10月17日、中3週で迎えた19戦目は、3歳以上B3二（園田ダート1230m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で川原正一騎手（6戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後はバタバタになってしまい10着に敗れた。