ナリタジェンヌ（1997年生、母バレットルッセ）

ナリタジェンヌ（1997年4月27日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は栗毛。種牡馬のフォーティナイナー（当時12歳）と交配したバレットルッセが11歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）杵臼牧場。戦績は、中央平地24戦1勝2着2回。主な勝ち鞍は2000年の4歳未勝利(牝)。

経歴

デビュー前

小野幸治厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（1999年）

10月10日、デビュー戦は内山正博騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の3歳新馬（京都ダート1400m 晴/良）に出走。馬体重は478kg。14頭立ての6番人気で15番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず6着に敗れた。

10月17日、連闘で馬体重を前走から10kg減らして迎えた2戦目は、3歳新馬（京都芝1200m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は2戦連続で内山正博騎手（1戦0勝）。9頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚がパッとせず4着に敗れた。

3歳（2000年）

5月20日、約7か月の休み明けで迎えた3戦目は、牝馬限定の4歳未勝利（中京芝1000m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で内山正博騎手（2戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、ややスローペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではきちんと終いの脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のブライティアリーフに1馬身半の差をつけて初白星を挙げた。

6月4日、中1週で迎えた4戦目は、牝馬限定の4歳500万下（中京ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で内山正博騎手（3戦1勝）。15頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の心肺能力で最後まで敢闘したが、勝ったグローリーティアラに詰め切れず、3馬身差の2着に敗北した。

6月19日、中1週で迎えた5戦目は、牝馬限定4歳500万下のやまもも賞（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で内山正博騎手（4戦1勝）。16頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では伸びあぐねて15着に敗れた。

7月15日、中3週で迎えた6戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（小倉芝1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は6戦連続で内山正博騎手（5戦1勝）。18頭立ての8番人気で12番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では天稟の闘志でゴールまで力走し、3着に入った。

8月5日、中2週で迎えた7戦目は、4歳以上500万下（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で内山正博騎手（6戦1勝）。14頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の強靭な心肺能力でしぶとく走り抜いたが、勝ったコーリンピュアに詰め切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

8月26日、中2週で迎えた8戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下の伊万里特別（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で内山正博騎手（7戦1勝）。16頭立ての4番人気に推されて15番ゲートからスタート。ハナに立ち、少し速いペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では決め手が足りず、5着に終わった。

9月10日、中1週で迎えた9戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で内山正博騎手（8戦1勝）。15頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では余力が残っておらず8着に敗れた。

10月1日、中2週で迎えた10戦目は、4歳以上500万下の小野川湖特別（福島芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で内山正博騎手（9戦1勝）。16頭立ての3番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。極端なハイペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず8着に敗れた。

4歳（2001年）

5月13日、約7か月半の休養明けで迎えた11戦目は、4歳以上500万下（福島芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は11戦連続で内山正博騎手（10戦1勝）。16頭立ての4番人気に推されて12番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では全く伸びず10着に敗れた。

6月2日、中2週で迎えた12戦目は、河北通騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（中京芝1200m 晴/良）に出走。18頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後は力尽きて16着に敗れた。

6月16日、中1週で迎えた13戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は内山正博騎手（11戦1勝）。13頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では今一つ伸び切れず10着に終わった。

7月8日、中2週で迎えた14戦目は、4歳以上500万下（阪神芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で内山正博騎手（12戦1勝）。13頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。最後は脚色が悪くなり13着に終わった。

7月22日、中1週で迎えた15戦目は、3歳以上500万下（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で内山正博騎手（13戦1勝）。18頭立ての13番人気で17番ゲートからスタート。壮絶なハイペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず7着に終わった。

7月28日、連闘で迎えた16戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下の伊万里特別（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で内山正博騎手（14戦1勝）。13頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では長くいい脚を使ってゴールまで頑張り、4着に入り込んだ。

8月19日、中2週で迎えた17戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で内山正博騎手（15戦1勝）。13頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始9番手を追走。直線では他馬と同じ脚色になってしまい8着に敗れた。

9月2日、中1週で迎えた18戦目は、3歳以上500万下（小倉芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で内山正博騎手（16戦1勝）。18頭立ての12番人気で大外18番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず8着に終わった。

9月15日、中1週で迎えた19戦目は、3歳以上500万下（阪神ダート1200m 雨/良）に出走。鞍上は河北通騎手（1戦0勝）。16頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい8着に終わった。

10月14日、中3週で迎えた20戦目は、3歳以上500万下の飛翔特別（新潟芝1000m 晴/良）に出走。鞍上は内山正博騎手（17戦1勝）。18頭立ての8番人気で17番ゲートからスタート。5着に終わった。

11月3日、中2週で迎えた21戦目は、3歳以上500万下（福島芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は河北通騎手（2戦0勝）。15頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず13着に敗れた。

11月25日、中2週で迎えた22戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（中京芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は内山正博騎手（18戦1勝）。18頭立ての14番人気で17番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線ではいいところがなく16着に終わった。

12月8日、中1週で迎えた23戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（中京ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は河北通騎手（3戦0勝）。16頭立ての13番人気で11番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では上がり3位の末脚を見せたが上位には食い込めず12着に終わった。

12月15日、連闘で迎えた24戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（中京ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で河北通騎手（4戦0勝）。15頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を繰り出したが上位には割り込めず12着に終わった。