イブキペガサス（2002年生、母イブキパガサ）

イブキペガサス（2002年5月5日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋翼を持つ天馬」。毛色は鹿毛。種牡馬のトレジャーアイランド（当時6歳）と交配したイブキパガサが10歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（有）北陽ファーム。戦績は、中央平地12戦2勝2着1回。主な勝ち鞍は2006年の4歳以上500万下。

経歴

デビュー前

菅原泰夫厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2005年）

5月7日、デビュー戦は五十嵐雄祐騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（東京ダート1300m 曇/稍重）に出走。馬体重は474kg。16頭立ての10番人気で15番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい10着に終わった。

6月12日、中4週で迎えた2戦目は、大野拓弥騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京ダート1300m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。16頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて前にいた10頭をごぼう抜きし、最後は2着のジェドに2馬身の差をつけて未勝利戦を制した。

7月24日、中5週で迎えた3戦目は、木幡初広騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての5番人気で12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では強靭な末脚を発揮したが、4着に終わった。

8月20日、中3週で迎えた4戦目は、3歳以上500万下の咲花特別（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で木幡初広騎手（1戦0勝）。14頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では切れる脚を使えず11着に敗れた。

9月25日、中4週で迎えた5戦目は、丹内祐次騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中山ダート1800m 曇/重）に出走。10頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。苛烈なペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では伸びあぐねて7着に敗れた。

10月23日、中3週で迎えた6戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（東京ダート1300m 晴/良）に出走。16頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを12番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず9着に敗れた。

12月3日、中5週で迎えた7戦目は、3歳以上500万下（中山ダート1200m 曇/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は大野拓弥騎手（1戦1勝）。16頭立ての7番人気で15番ゲートからスタート。かなりのハイペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを12番手で通過。直線では閃光のような末脚を発揮し、3着に入った。

12月18日、中1週で迎えた8戦目は、3歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で大野拓弥騎手（2戦1勝）。16頭立ての5番人気で14番ゲートからスタート。激烈なハイペースでレースが進む中、馬場の外目を回って13番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では弾けるような伸び脚で急追したが、抜け出したアドマイヤドゴールを差し切れず、4馬身差の2着となった。

4歳（2006年）

1月5日、中2週で迎えた9戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で大野拓弥騎手（3戦1勝）。16頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。かなりのハイペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では猛烈な末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のアップルマティーニをアタマ差振り切って制した。

6月10日、約5か月の休み明けで迎えた10戦目は、4歳以上1000万下（東京ダート1300m 曇/稍重）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は4戦連続で大野拓弥騎手（4戦2勝）。16頭立ての13番人気で7番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を使えず13着に終わった。

7月23日、中5週で迎えた11戦目は、3歳以上500万下（新潟ダート1200m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は5戦連続で大野拓弥騎手（5戦2勝）。15頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力闘したが、5着に終わった。

8月19日、中3週で迎えた12戦目は、3歳以上500万下（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で大野拓弥騎手（6戦2勝）。15頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では速い脚を使えず12着に敗れた。