ウエスタンシャープ（1993年生、母ミュージカルラーク）

ウエスタンシャープ（1993年6月17日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は黒鹿毛。種牡馬のサンデーサイレンス（当時7歳）と交配したミュージカルラークが11歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）北西牧場。戦績は、中央平地9戦2勝。1995年のフェアリーステークス(牝G3)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

境勝太郎厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（1995年）

10月7日、デビュー戦は小島太騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の3歳新馬（東京芝1600m 曇/良）に出走。馬体重は430kg。14頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では稲妻のような末脚を発揮したが、3着に終わった。

10月28日、中2週で迎えた2戦目は、横山典弘騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳新馬（東京芝1400m 晴/良）に出走。16頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では出色の末脚を繰り出したが、3着に終わった。

11月19日、中2週で迎えた3戦目は、高橋明騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京芝1400m 晴/良）に出走。11頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のナイスデザートに4馬身の差をつけて未勝利勝ちを決めた。

12月23日、中4週で迎えた4戦目は、牝馬限定2歳G3のフェアリーステークス（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は小島太騎手（1戦0勝）。12頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではパワフルな末脚を発揮し、3着に入り込んだ。

3歳（1996年）

5月4日、約4か月半の休み明けで迎えた5戦目は、蛯名正義騎手を鞍上に迎えて、4歳500万下の八重桜賞（東京芝1600m 曇/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では上がり1位タイの伸び脚を披露したが上位争いには参加できず7着に敗れた。

5月25日、中2週で迎えた6戦目は、牝馬限定の4歳500万下（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は高橋明騎手（1戦1勝）。18頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では息の長い末脚を披露したが、3着に終わった。

9月29日、約4か月の休養明けで迎えた7戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で高橋明騎手（2戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線に入ると、前で粘るミルキーマックスを次元の違う末脚で交わし去り、最後は1馬身の差をつけて久々の実戦を物にした。

10月12日、中1週で迎えた8戦目は、牝馬限定の4歳以上900万下（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で高橋明騎手（3戦2勝）。14頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚勢が衰えて10着に敗れた。

11月16日、中4週で迎えた9戦目は、4歳以上900万下（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で高橋明騎手（4戦2勝）。17頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では天稟の負けん気を発揮してゴールまで力走したが、6着に終わった。