オオアタリ（2004年生、母スバラシイキョウ）

オオアタリ（2004年2月7日）は、日本の競走馬。馬名の意味は「大当り」。毛色は鹿毛。種牡馬のフサイチコンコルド（当時11歳）と交配したスバラシイキョウが11歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）大栄牧場。戦績は、中央平地15戦1勝2着1回、地方20戦0勝。主な勝ち鞍は2006年の2歳未勝利。

経歴

デビュー前

当歳のとき、大栄牧場から「北海道セレクションセールサラブレッド当歳」に上場されたが主取りとなった。

音無秀孝厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2006年）

9月10日、デビュー戦は内田博幸騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中京芝1800m 晴/良）に出走。馬体重は488kg。13頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では卓出した伸び脚で驀進したが、勝ったヴァルプリスにねじ伏せられて1馬身1/4差の2着に敗北した。

9月24日、中1週で迎えた2戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中京芝2000m 晴/良）に出走。15頭立ての1番人気に推されて14番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るテンザンコノハナを強烈な末脚で3/4馬身差し切って初白星を挙げた。

11月25日、中8週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた3戦目は、四位洋文騎手を鞍上に迎えて、2歳オープンの京都2歳ステークス（京都芝2000m 曇/良）に出走。10頭立ての4番人気で大外10番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では脚が上がってしまい7着に敗れた。

12月16日、中2週で迎えた4戦目は、小牧太騎手を鞍上に迎えて、2歳オープンの中京2歳ステークス（中京芝1800m 曇/良）に出走。8頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら3番手で通過。最後はバタバタになってしまい7着に終わった。

3歳（2007年）

4月1日、約3か月半の休養明けで迎えた5戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（阪神芝1600m 外回り曇/稍重）に出走。12頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では伸びを欠き7着に敗れた。

4月28日、中3週で迎えた6戦目は、3歳500万下（京都芝1800m 外回り小雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で和田竜二騎手（1戦0勝）。9頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで力走したが、3着に終わった。

6月9日、中5週で迎えた7戦目は、3歳500万下のマカオジョッキークラブトロフィー（中京芝2000m 雨/重）に出走。鞍上は3戦連続で和田竜二騎手（2戦0勝）。12頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では伸びが鈍く8着に終わった。

6月30日、中2週で迎えた8戦目は、生野賢一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（阪神芝1800m 外回り晴/良）に出走。13頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚がパッとせず5着に敗れた。

7月22日、中2週で迎えた9戦目は、3歳以上500万下の足立山特別（小倉芝1800m 曇/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で生野賢一騎手（1戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて15番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では末脚を伸ばせず12着に敗れた。

8月25日、中4週で迎えた10戦目は、3歳以上500万下の門司特別（小倉芝1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で生野賢一騎手（2戦0勝）。15頭立ての8番人気で13番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず7着に敗れた。

12月2日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた11戦目は、A.シュタルケ騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（阪神芝1600m 外回り晴/良）に出走。15頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では脚が残っておらず11着に終わった。

12月23日、中2週で迎えた12戦目は、浜中俊騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/不良）に53kgの軽斤量で出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで走り切ったが、5着に終わった。

4歳（2008年）

1月20日、中3週で迎えた13戦目は、4歳以上500万下（小倉ダート1700m 雨/不良）に53kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で浜中俊騎手（1戦0勝）。15頭立ての4番人気で13番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線では末脚を伸ばせず15着に敗れた。

3月9日、中6週で迎えた14戦目は、4歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で浜中俊騎手（2戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では全く伸びず15着に敗れた。

6月28日、約3か月半の休み明けで迎えた15戦目は、北村友一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の奥尻特別（函館芝1800m 晴/良）に出走。14頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では末脚にキレが無く13着に終わった。

8月26日、中7週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた16戦目は、馬渕繁治騎手を鞍上に迎えて、アルタイル特別（旭川ダート1600m 晴/良）に出走。11頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。7着に敗れた。

9月11日、中1週で迎えた17戦目は、桜井拓章騎手を鞍上に迎えて、あいべつきのこの里フェスティバル特別（旭川ダート1600m 晴/良）に出走。11頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。8着に敗れた。

9月23日、中1週で迎えた18戦目は、宮崎光行騎手を鞍上に迎えて、スリリングサンデー賞（旭川ダート1600m 雨/稍重）に出走。12頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。10着に敗れた。

10月21日、中3週で迎えた19戦目は、アドマイヤボス賞（門別ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は桜井拓章騎手（1戦0勝）。14頭立ての8番人気で12番ゲートからスタート。でレースが進む中、13番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを10番手で通過。直線では上がり1位タイの末脚を見せたが上位には食い込めず7着に終わった。

11月4日、中1週で迎えた20戦目は、佐々木国明騎手を鞍上に迎えて、ホクレンえん麦特別（門別ダート1800m 晴/良）に出走。14頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。でレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では末脚が冴えず7着に終わった。

11月18日、中1週で迎えた21戦目は、鵡川カネダイ大野ししゃも特別（門別ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で佐々木国明騎手（1戦0勝）。14頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。でレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では上がり3位の末脚を見せたが上位には食い込めず8着に敗れた。

5歳（2009年）

2月2日、約2か月半の間隔を開けて迎えた22戦目は、林幻騎手を鞍上に迎えて、一般C1三アイ（船橋ダート1200m 曇/重）に出走。12頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では今一つ末脚が弾けず11着に終わった。

2月26日、中2週で迎えた23戦目は、脇田創騎手を鞍上に迎えて、一般C1四五（川崎ダート1600m 曇/不良）に出走。12頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では見せ場を作れず11着に終わった。

3月10日、中1週で迎えた24戦目は、一般C1四アイ（船橋ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で脇田創騎手（1戦0勝）。14頭立ての13番人気で2番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く12着に終わった。

4月13日、中4週で迎えた25戦目は、一般C1四五（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で脇田創騎手（2戦0勝）。14頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では目立つような脚を使えず6着に終わった。

4月29日、中1週で迎えた26戦目は、新緑特別（浦和ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で脇田創騎手（3戦0勝）。11頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚を伸ばせず7着に終わった。

5月11日、中1週で迎えた27戦目は、本多正賢騎手を鞍上に迎えて、一般C1七八（大井ダート1600m 内回り曇/稍重）に出走。14頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではいいところがなく11着に終わった。

6月10日、中3週で迎えた28戦目は、一般C1四アイ（船橋ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で本多正賢騎手（1戦0勝）。10頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい8着に終わった。

7月14日、中4週で迎えた29戦目は、盛夏特別（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で本多正賢騎手（2戦0勝）。14頭立ての13番人気で13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず8着に終わった。

7月30日、中1週で迎えた30戦目は、七栄特別（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で本多正賢騎手（3戦0勝）。7頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、些か速いペースで集団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は脚色が鈍り7着に終わった。

8月11日、中1週で迎えた31戦目は、御神本訓史騎手を鞍上に迎えて、納涼特別（大井ダート1700m 曇/不良）に出走。14頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では脚を伸ばせず13着に終わった。

8月18日、連闘で迎えた32戦目は、綺羅星特別（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は本多正賢騎手（4戦0勝）。14頭立ての14番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では速い脚を使えず9着に終わった。

8月31日、中1週で迎えた33戦目は、秋茜特別（船橋ダート1600m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で本多正賢騎手（5戦0勝）。14頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず10着に終わった。

9月15日、中1週で迎えた34戦目は、小杉亮騎手を鞍上に迎えて、有明特別（大井ダート1800m 曇/良）に出走。13頭立ての12番人気で6番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では目立つような脚を使えず8着に終わった。

9月22日、連闘で迎えた35戦目は、一般C2一アイ（船橋ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で小杉亮騎手（1戦0勝）。14頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では決め手に欠いて7着に終わった。