プレシャスフェリス（2011年生、母ディナーパーティ）

プレシャスフェリス（2011年2月28日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「大切な＋幸運な（西）。かけがえのない幸運」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のゼンノロブロイ（当時11歳）と交配したディナーパーティが10歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）宮内牧場。戦績は、中央平地5戦0勝、地方13戦2勝。主な勝ち鞍は2015年の一般C2-5。

経歴

デビュー前

2歳のとき、宮内牧場から「北海道トレーニングセールサラブレッド2歳」に上場されたが主取りとなった。

羽月友彦厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2014年）

5月17日、デビュー戦は幸英明騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（京都ダート1900m 晴/良）に出走。馬体重は512kg。13頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを9番手で通過。直線では鋭い脚を使えず12着に敗れた。

6月15日、中3週で迎えた2戦目は、藤懸貴志騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。14頭立ての14番人気で2番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く8着に終わった。

7月6日、中2週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（中京芝2200m 曇/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は2戦連続で藤懸貴志騎手（1戦0勝）。18頭立ての11番人気で17番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、17番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを15番手で通過。直線では切れる脚を使えず17着に終わった。

8月10日、中4週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた4戦目は、3歳未勝利（小倉芝2000m 小雨/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で藤懸貴志騎手（2戦0勝）。18頭立ての16番人気で14番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、17番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを12番手で通過。直線では末脚が振るわず13着に終わった。

9月20日、中5週で馬体重を前走から10kg戻して迎えた5戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で藤懸貴志騎手（3戦0勝）。16頭立ての16番人気で3番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線ではじりじりとしか伸びず13着に終わった。

10月12日、中2週で馬体重を前走からさらに14kg増やして迎えた6戦目は、服部大地騎手を鞍上に迎えて、一般C2-10（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。11頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線では上がり2位タイの末脚を見せたが上位争いには加われず5着に終わった。

10月26日、中1週で迎えた7戦目は、一般C2-9（金沢ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で服部大地騎手（1戦0勝）。12頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では決め手に欠いて6着に終わった。

11月9日、中1週で迎えた8戦目は、畑中信司騎手を鞍上に迎えて、一般C2十（金沢ダート1400m 雨/重）に出走。10頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では閃光のような末脚を発揮したが、3着に終わった。

11月23日、中1週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた9戦目は、一般C2-10（金沢ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で畑中信司騎手（1戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のボンジュールショウに8馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

12月8日、中1週で馬体重を前走から19kg戻して迎えた10戦目は、一般C2七（金沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で畑中信司騎手（2戦1勝）。10頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚を失くしてしまい7着に敗れた。

12月21日、中1週で迎えた11戦目は、一般C2七（金沢ダート1500m 雨/不良）に出走。鞍上は4戦連続で畑中信司騎手（3戦1勝）。10頭立ての4番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では力強い脚運びでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

4歳（2015年）

3月22日、約3か月の休養明けで迎えた12戦目は、青柳正義騎手を鞍上に迎えて、一般C2六（金沢ダート1500m 晴/稍重）に出走。10頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位には割り込めず4着に敗れた。

4月4日、中1週で迎えた13戦目は、一般C2-6（金沢ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で青柳正義騎手（1戦0勝）。10頭立ての3番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚にキレが無く6着に敗れた。

4月26日、中2週で迎えた14戦目は、一般C2-6（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で青柳正義騎手（2戦0勝）。10頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を使えず7着に敗れた。

5月10日、中1週で迎えた15戦目は、一般C2-5（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で青柳正義騎手（3戦0勝）。9頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。先手を奪い、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のワビチャに5馬身の差をつけて勝利を手に入れた。

5月26日、中1週で迎えた16戦目は、米倉知騎手を鞍上に迎えて、一般C2-3（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では末脚が振るわず8着に終わった。

6月2日、連闘で迎えた17戦目は、一般C2（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は青柳正義騎手（4戦1勝）。11頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く8着に終わった。

7月7日、中4週で迎えた18戦目は、堀場裕充騎手を鞍上に迎えて、一般C2-5（金沢ダート1500m 曇/良）に出走。11頭立ての6番人気で大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では脚が上がってしまい11着に敗れた。