マーズアタック（2013年生、母ティコティコタック）

マーズアタック（2013年4月5日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「火星を攻撃する位強い」。毛色は栗毛。種牡馬のタイキシャトル（当時19歳）と交配したティコティコタックが17歳のときに産んだ8番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は（有）バンブー牧場。戦績は、中央平地7戦0勝、中央障害6戦0勝、地方17戦3勝2着6回。主な勝ち鞍は2016年の3歳。

経歴

デビュー前

当歳のとき、バンブー牧場から「セレクトセールサラブレッド当歳」に上場され、島川隆哉によって1,575万円で落札された。

成島英春厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2015年）

10月12日、デビュー戦は横山典弘騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京芝1600m 晴/良）に出走。馬体重は458kg。15頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では伸びを欠き12着に敗れた。

10月31日、中2週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（東京ダート1600m 曇/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で横山典弘騎手（1戦0勝）。16頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では見せ場なく6着に終わった。

11月23日、中2週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（東京ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で横山典弘騎手（2戦0勝）。16頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では上がり3位の伸び脚を披露したが上位争いには参加できず7着に敗れた。

3歳（2016年）

1月9日、中6週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で横山典弘騎手（3戦0勝）。16頭立ての12番人気で13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず8着に終わった。

4月10日、約3か月の休養明けで馬体重を前走から14kg減らして迎えた5戦目は、嶋田純次騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島芝1800m 晴/良）に出走。16頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では見せ場なく8着に終わった。

5月14日、中4週で迎えた6戦目は、菅原隆一騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（東京芝2000m 晴/良）に出走。14頭立ての13番人気で9番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず7着に終わった。

6月16日、中4週で迎えた7戦目は、東川公則騎手を鞍上に迎えて、3歳（笠松ダート1400m 雨/稍重）に出走。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るシエロアスールを途轍もない末脚で交わし去り、最後は1馬身の差をつけて初白星を挙げた。

6月30日、中1週で迎えた8戦目は、3歳（笠松ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で東川公則騎手（1戦1勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では長くいい末脚でゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

7月29日、中3週で迎えた9戦目は、3歳（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で東川公則騎手（2戦1勝）。9頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。逃げを打ち、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚が止まってしまい5着に敗れた。

9月9日、中5週で迎えた10戦目は、3歳（笠松ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で東川公則騎手（3戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

9月26日、中1週で迎えた11戦目は、3歳（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で東川公則騎手（4戦1勝）。9頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張り、3着に入り込んだ。

10月12日、中1週で迎えた12戦目は、3歳（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で東川公則騎手（5戦1勝）。10頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではゴールまでジワジワと伸びたが、3着に終わった。

10月27日、中1週で迎えた13戦目は、3歳（笠松ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で東川公則騎手（6戦1勝）。10頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では卓抜な伸び脚で猛進したが、シンボリダムールに交わされて1馬身差の2着となった。

11月10日、中1週で迎えた14戦目は、一般C22（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は8戦連続で東川公則騎手（7戦1勝）。8頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では迫力のある伸び脚で追い上げたが、勝ったカスミポップコーンに詰め切れず、3馬身差の2着となった。

11月22日、中1週で迎えた15戦目は、一般C23（笠松ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は9戦連続で東川公則騎手（8戦1勝）。6頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではしぶとく脚を使って伸び続けたが、デルマオイチに交わされて3馬身差の2着に敗れた。

12月8日、中1週で迎えた16戦目は、一般C14 17（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で東川公則騎手（9戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では卓出した伸び脚で猛追したが、勝ったチュウワメジャーに詰め切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

12月20日、中1週で迎えた17戦目は、一般C13（名古屋ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は11戦連続で東川公則騎手（10戦1勝）。9頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

4歳（2017年）

1月25日、中4週で迎えた18戦目は、一般C19（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は12戦連続で東川公則騎手（11戦1勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では鋭い末脚を繰り出せず5着に敗れた。

2月7日、中1週で迎えた19戦目は、マックル賞（笠松ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は13戦連続で東川公則騎手（12戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。敢然と端をきり、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では驚異的な末脚を弾けさせて先頭を奪い、最後は2着のミトノグリーンに2馬身半の差をつけて下馬評通りの実力を証明した。

3月10日、中3週で迎えた20戦目は、ヒヤシンス特別（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は14戦連続で東川公則騎手（13戦2勝）。10頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では一際目立つ伸び脚で猛追したが、勝ったカイシュウキリシマに詰め切れず、4馬身差の2着となった。

3月23日、中1週で迎えた21戦目は、陽奈望小学校卒業おめでとう記念（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は15戦連続で東川公則騎手（14戦2勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るモンマルトルを上がり2位の末脚でクビ差だけ差し切って圧倒的支持に応えた。

4月7日、中1週で迎えた22戦目は、笠松町商工会特別（笠松ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は16戦連続で東川公則騎手（15戦3勝）。10頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったワンソックワンダーに詰め切れず、2馬身差の2着に敗北した。

9月9日、約5か月の休み明けで馬体重を前走から22kg増やして迎えた23戦目は、小野寺祐太騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（中山障害芝→ダート2880m 晴）に出走。9頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。競走中止となった。

10月14日、中4週で迎えた24戦目は、障害3歳以上未勝利（新潟障害芝2850m 外→内晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小野寺祐太騎手（1戦0勝）。14頭立ての7番人気で大外14番ゲートからスタート。7着に敗れた。

11月12日、中3週で迎えた25戦目は、障害3歳以上未勝利（福島障害芝2750m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で小野寺祐太騎手（2戦0勝）。12頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。5着に終わった。

12月10日、中3週で迎えた26戦目は、障害3歳以上未勝利（中京障害芝3000m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で小野寺祐太騎手（3戦0勝）。14頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。10着に終わった。

5歳（2018年）

4月8日、約4か月の休み明けで迎えた27戦目は、高野和馬騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（福島障害芝2750m 晴/良）に出走。14頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。競走中止となった。

6月9日、中8週で迎えた28戦目は、障害3歳以上未勝利（東京障害芝→ダート3000m 晴）に出走。鞍上は小野寺祐太騎手（4戦0勝）。14頭立ての13番人気で7番ゲートからスタート。競走中止となった。

9月6日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から10kg増やして迎えた29戦目は、マルチサンド特別（浦和ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は菅原隆一騎手（1戦0勝）。12頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では今一つ末脚が切れず6着に終わった。

9月23日、中1週で迎えた30戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で菅原隆一騎手（2戦0勝）。16頭立ての13番人気で14番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを13番手で通過。直線では速い脚を使えず10着に終わった。