ジェニコ（2007年生、母サニーサイチャン）

ジェニコ（2007年3月3日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「愛犬ジェニファーの愛称」。毛色は鹿毛。種牡馬のシンボリクリスエス（当時8歳）と交配したサニーサイチャンが8歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道勇払郡むかわ町、生産者は（株）サイファーム。戦績は、中央平地5戦0勝、地方6戦3勝。主な勝ち鞍は2011年の一般C27。

経歴

デビュー前

野島三喜雄厩舎（名古屋）へ入厩。

3歳（2010年）

12月20日、デビュー戦は藤原良一騎手を鞍上に据えて、一般C29（名古屋ダート1400m 曇/重）に出走。馬体重は437kg。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のダイユウコメットに7馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

4歳（2011年）

2月21日、中8週で迎えた2戦目は、一般C27（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤原良一騎手（1戦1勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい5着に敗れた。

3月7日、中1週で迎えた3戦目は、一般C27（名古屋ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で藤原良一騎手（2戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では豪脚を爆発させて先頭に躍り出て、最後は2着のミューズトタズナに2馬身の差をつけて人気に違わぬ実力を証明した。

5月28日、約2か月半の間隔を開けて迎えた4戦目は、高田潤騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（京都ダート1200m 雨/重）に出走。16頭立ての14番人気で4番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では見せ場を作れず16着に終わった。

8月14日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から18kg増やして迎えた5戦目は、村田一誠騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の佐渡金銀山特別（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。13頭立ての13番人気で5番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は一杯になって13着に終わった。

9月3日、中2週で迎えた6戦目は、3歳以上500万下（小倉芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は高田潤騎手（1戦0勝）。18頭立ての18番人気で8番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では末脚に勢いがなく15着に終わった。

9月25日、中2週で迎えた7戦目は、熊沢重文騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての14番人気で11番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始8番手を追走。最後は勢いを失って16着に終わった。

11月5日、中5週で迎えた8戦目は、松田大作騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の飛天特別（新潟芝1000m 曇/良）に出走。15頭立ての15番人気で1番ゲートからスタート。13着に終わった。

5歳（2012年）

1月2日、中7週で迎えた9戦目は、一般C31（名古屋ダート800m 晴/良）に出走。鞍上は藤原良一騎手（3戦2勝）。8頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。他馬と併走しながら先頭に立つ形となり、で一団を牽引。道中で単騎先頭に変わり、1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではぐいぐいと終いの脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のアンダーザローズに1馬身半の差をつけて勝利を手中に収めた。

1月18日、中1週で迎えた10戦目は、一般C14（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤原良一騎手（4戦3勝）。10頭立ての3番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では脚を伸ばせず10着に敗れた。

2月7日、中2週で迎えた11戦目は、一般C25（名古屋ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で藤原良一騎手（5戦3勝）。8頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線では末脚が振るわず6着に敗れた。