ヴァンドランス（2010年生、母エアヘイリー）

ヴァンドランス（2010年3月23日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「ランスの風（仏）」。毛色は栗毛。種牡馬のサウスヴィグラス（当時14歳）と交配したエアヘイリーが10歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は土田和男。戦績は、中央平地8戦0勝2着1回、地方38戦3勝。主な勝ち鞍は2015年の一般C1五六。

経歴

デビュー前

土田稔厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2012年）

12月15日、デビュー戦は山崎亮誠騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中山ダート1200m 小雨/良）に51kgの軽斤量で出走。馬体重は456kg。16頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では強靭な末脚を発揮し、4着に入った。

3歳（2013年）

1月14日、中3週で迎えた2戦目は、吉田豊騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1200m 雨/重）に出走。16頭立ての6番人気で13番ゲートからスタート。激烈なハイペースでレースが進む中、馬場の外目を回って6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では天稟の勝負根性でゴールまで力走したが、5着に終わった。

1月27日、中1週で迎えた3戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉田豊騎手（1戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では脚を伸ばせず11着に敗れた。

3月10日、中5週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で吉田豊騎手（2戦0勝）。16頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では出色の末脚を発揮し、4着に入り込んだ。

3月30日、中2週で迎えた5戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（中山ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で吉田豊騎手（3戦0勝）。16頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。凄まじいハイペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したサクラベリーに半馬身届かず2着となった。

4月13日、中1週で迎えた6戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で吉田豊騎手（4戦0勝）。15頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。苛烈なペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位争いには加われず6着に敗れた。

5月12日、中3週で迎えた7戦目は、浜中俊騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京ダート1300m 晴/重）に出走。14頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切ったが、5着に終わった。

9月29日、約4か月半の休養明けで迎えた8戦目は、松岡正海騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて15番ゲートからスタート。凄まじいハイペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではキレのある末脚を披露したが、3着に終わった。

11月27日、中7週で迎えた9戦目は、繁田健一騎手を鞍上に迎えて、一般C1五六（大井ダート1200m 晴/不良）に出走。14頭立ての1番人気に推されて大外14番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では末脚に勢いがなく13着に敗れた。

12月29日、中4週で迎えた10戦目は、グッドラック特別（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で繁田健一騎手（1戦0勝）。16頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線ではじりじりとしか伸びず12着に終わった。

4歳（2014年）

1月22日、中2週で迎えた11戦目は、一般C1四五（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で繁田健一騎手（2戦0勝）。16頭立ての14番人気で1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では決め手に欠いて12着に終わった。

3月5日、中5週で迎えた12戦目は、森泰斗騎手を鞍上に迎えて、雷光賞（川崎ダート900m 雨/不良）に出走。12頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では見所を作れず11着に終わった。

3月26日、中2週で迎えた13戦目は、真島大輔騎手を鞍上に迎えて、一般C1五（浦和ダート1400m 曇/良）に出走。12頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではパワフルな末脚を繰り出し、3着に入り込んだ。

4月14日、中2週で迎えた14戦目は、一般C1四五（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は森泰斗騎手（1戦0勝）。14頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では脚を伸ばせず8着に敗れた。

5月6日、中2週で迎えた15戦目は、一般C1三四（船橋ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は繁田健一騎手（3戦0勝）。12頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず9着に敗れた。

5月20日、中1週で迎えた16戦目は、一般C1四（川崎ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で繁田健一騎手（4戦0勝）。14頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では末脚を伸ばせず13着に終わった。

6月13日、中2週で迎えた17戦目は、的場文男騎手を鞍上に迎えて、一般C1五（川崎ダート1600m 晴/稍重）に出走。13頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では全く伸びず12着に敗れた。

7月3日、中2週で迎えた18戦目は、楢崎功祐騎手を鞍上に迎えて、山百合特別（川崎ダート1500m 雨/良）に出走。14頭立ての14番人気で1番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後はバタバタになってしまい11着に終わった。

7月25日、中2週で迎えた19戦目は、三崎特別（川崎ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は森泰斗騎手（2戦0勝）。12頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では速い脚を使えず7着に終わった。

8月18日、中2週で迎えた20戦目は、向日葵特別（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で森泰斗騎手（3戦0勝）。11頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では末脚が冴えず7着に終わった。

9月5日、中2週で迎えた21戦目は、銀河特別（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で森泰斗騎手（4戦0勝）。13頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず12着に終わった。

10月7日、中4週で迎えた22戦目は、白菊賞（浦和ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で森泰斗騎手（5戦0勝）。10頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では不撓のスロトングスピリットで渋太く持ち堪えて先頭に立ち、最後は2着のスチブナイトを半馬身振り切って待望の初勝利を挙げた。

11月5日、中3週で迎えた23戦目は、一般C1六（川崎ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で森泰斗騎手（6戦1勝）。8頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず4着に敗れた。

11月20日、中1週で迎えた24戦目は、彩さい牛賞（浦和ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は真島大輔騎手（1戦0勝）。12頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では豪快な末脚を弾けさせて先頭に躍り出て、最後は2着のエスティリメイクに1馬身半の差をつけて1着ゴールを果たした。

12月19日、中3週で迎えた25戦目は、川崎読売会記念（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で真島大輔騎手（2戦1勝）。13頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら7番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着に入った。

5歳（2015年）

1月1日、中1週で迎えた26戦目は、ジョイホース横浜賞（川崎ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で真島大輔騎手（3戦1勝）。14頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで頑張り、3着に入った。

1月27日、中3週で迎えた27戦目は、一般C1五（川崎ダート1600m 晴/不良）に出走。鞍上は4戦連続で真島大輔騎手（4戦1勝）。12頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では決め手に欠いて5着に敗れた。

6月11日、約4か月半の休み明けで迎えた28戦目は、一般C1四（川崎ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は森泰斗騎手（7戦1勝）。12頭立ての5番人気で大外12番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚勢が鈍り8着に敗れた。

6月30日、中2週で迎えた29戦目は、一般C1四五（川崎ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は真島大輔騎手（5戦1勝）。11頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では鋭さ光る末脚を繰り出したが、3着に終わった。

7月13日、中1週で迎えた30戦目は、夏木立特別（浦和ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で真島大輔騎手（6戦1勝）。11頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では脚を伸ばせず11着に敗れた。

7月22日、連闘で迎えた31戦目は、夏祭り特別（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は繁田健一騎手（5戦0勝）。13頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では見所を作れず12着に終わった。

8月17日、中3週で迎えた32戦目は、向日葵特別（川崎ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は真島大輔騎手（7戦1勝）。12頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで力走し、4着に入り込んだ。

9月4日、中2週で迎えた33戦目は、山田英明先生ギンギラギンに定年退職記念杯（川崎ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は森泰斗騎手（8戦1勝）。11頭立ての3番人気で大外11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では上がり1位タイの末脚を見せたが上位争いには加われず5着に敗れた。

10月5日、中3週で迎えた34戦目は、一般C1五六（船橋ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は繁田健一騎手（6戦0勝）。12頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では豪脚を爆発させて先頭に躍り出て、最後は2着のジュリアンに1馬身半の差をつけて優勝

10月21日、中1週で迎えた35戦目は、流鏑馬特別（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で繁田健一騎手（7戦1勝）。12頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

6歳（2016年）

5月25日、約7か月の休み明けで迎えた36戦目は、牝馬限定戦のアカシア賞（川崎ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で繁田健一騎手（8戦1勝）。10頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では目立つような脚を使えず5着に終わった。

6月13日、中2週で迎えた37戦目は、岩清水特別（川崎ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で繁田健一騎手（9戦1勝）。12頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。競走中止となった。

7月5日、中2週で迎えた38戦目は、一般C2四五六（川崎ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は森泰斗騎手（9戦1勝）。10頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線ではいいところがなく8着に敗れた。

7月27日、中2週で迎えた39戦目は、夏祭り特別（川崎ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で森泰斗騎手（10戦1勝）。11頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では末脚を伸ばせず9着に終わった。

8月12日、中1週で迎えた40戦目は、南区の花ヒマワリ賞（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で森泰斗騎手（11戦1勝）。10頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず8着に終わった。

8月22日、中0週で迎えた41戦目は、笹川翼騎手を鞍上に迎えて、秦野たばこ祭特別（川崎ダート1500m 曇/不良）に出走。14頭立ての13番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では伸びが劣勢になり8着に終わった。

9月5日、中1週で迎えた42戦目は、一般C2（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は繁田健一騎手（10戦1勝）。12頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く8着に終わった。

9月12日、連闘で迎えた43戦目は、豊年特別（川崎ダート1400m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で繁田健一騎手（11戦1勝）。11頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。前に出て、ミドルペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天授の敢闘精神でゴールまで頑張り、3着を確保した。

10月6日、中2週で迎えた44戦目は、水と緑の心の源流郷『清川村』特別（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で繁田健一騎手（12戦1勝）。12頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では脚が上がってしまい12着に終わった。

10月17日、中1週で迎えた45戦目は、一般C2五六（浦和ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は4戦連続で繁田健一騎手（13戦1勝）。12頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後は垂れてしまい11着に終わった。

11月1日、中1週で迎えた46戦目は、JBC川崎カウントダウン2（川崎ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は的場文男騎手（1戦0勝）。14頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く12着に終わった。