トップクローネ（1986年生、母ニツトーラナーク）

トップクローネ（1986年4月26日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は芦毛。種牡馬のコリムスキー（当時11歳）と交配したニツトーラナークが12歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は（有）日東ファーム。戦績は、中央平地17戦1勝、中央障害6戦0勝、地方1戦0勝。主な勝ち鞍は1988年の3歳未勝利。

経歴

デビュー前

松元省一厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（1988年）

9月11日、デビュー戦は安田隆行騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（阪神芝1200m 曇/良）に出走。馬体重は456kg。14頭立ての11番人気で13番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では速い脚を使えず7着に終わった。

9月25日、中1週で迎えた2戦目は、3歳新馬（阪神芝1400m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で安田隆行騎手（1戦0勝）。6頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。かなり厳しいペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚がパッとせず4着に終わった。

10月9日、中1週で迎えた3戦目は、清水英次騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都芝1400m 晴/良）に出走。12頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを4番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで走り切り、4着に入り込んだ。

10月22日、中1週で迎えた4戦目は、塩村克己騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都芝1600m 外回り晴/良）に52kgの軽斤量で出走。11頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では天稟のガッツでゴールまで力走し、4着を確保した。

11月6日、中1週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（京都芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は清水英次騎手（1戦0勝）。15頭立ての8番人気で13番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではあとひと押しが利かず、4着に終わった。

11月19日、中1週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（京都ダート1400m 晴/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で清水英次騎手（2戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では息の長い末脚を発揮したが、3着に終わった。

12月4日、中1週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（中京ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は安田隆行騎手（2戦0勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るオンワードエチュドを上がり1位の末脚で半馬身差し切って初勝利を挙げた。

3歳（1989年）

1月15日、中5週で迎えた8戦目は、4歳400万下の七草賞（京都ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で安田隆行騎手（3戦1勝）。9頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後は勢いを失って9着に終わった。

1月28日、中1週で迎えた9戦目は、4歳400万下のあすなろ賞（小倉芝1800m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で安田隆行騎手（4戦1勝）。9頭立ての7番人気で大外9番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず7着に終わった。

2月12日、中1週で迎えた10戦目は、熊沢重文騎手を鞍上に迎えて、4歳400万下（京都ダート1800m 曇/稍重）に出走。8頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では見せ場なく7着に終わった。

7月22日、約5か月半の休養明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた11戦目は、北村卓士騎手を鞍上に迎えて、4歳以上400万下（小倉ダート1000m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。11頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい5着に終わった。

8月5日、中1週で迎えた12戦目は、4歳以上400万下（小倉芝1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で北村卓士騎手（1戦0勝）。14頭立ての13番人気で2番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では脚を伸ばせず14着に終わった。

8月26日、中2週で迎えた13戦目は、4歳以上400万下（小倉ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で北村卓士騎手（2戦0勝）。9頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では上がり1位タイの末脚を繰り出したが上位争いには加われず4着に終わった。

9月3日、連闘で迎えた14戦目は、4歳以上400万下（小倉ダート1700m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で北村卓士騎手（3戦0勝）。12頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では末脚がパッとせず9着に終わった。

10月14日、中5週で迎えた15戦目は、古小路重男騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（京都障害芝→ダート3000m 晴）に出走。7頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。6着に敗れた。

10月28日、中1週で迎えた16戦目は、押田年郎騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（京都障害芝→ダート3000m 曇）に出走。10頭立ての8番人気で大外10番ゲートからスタート。7着に終わった。

11月11日、中1週で迎えた17戦目は、梅野信一騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（京都障害芝→ダート3000m 晴）に出走。10頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。10着に終わった。

11月25日、中1週で迎えた18戦目は、出口隆義騎手を鞍上に迎えて、4歳以上400万下（中京ダート1000m 晴/良）に出走。16頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位には届かず8着に終わった。

12月2日、連闘で迎えた19戦目は、4歳以上400万下（中京ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で出口隆義騎手（1戦0勝）。16頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では天性の敢闘精神でゴールまで力闘したが、5着に終わった。

12月17日、中1週で迎えた20戦目は、4歳以上400万下（中京ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で出口隆義騎手（2戦0勝）。16頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを先頭で通過。直線では天性の勝負根性でゴールまで力闘し、5着を確保した。

4歳（1990年）

1月7日、中2週で迎えた21戦目は、障害5歳以上未勝利（京都障害芝→ダート3000m 晴）に出走。鞍上は北村卓士騎手（4戦0勝）。12頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。7着に終わった。

1月15日、連闘で迎えた22戦目は、障害5歳以上未勝利（京都障害芝→ダート3000m 晴）に出走。鞍上は2戦連続で北村卓士騎手（5戦0勝）。11頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。9着に終わった。

8月25日、約7か月半の休み明けで迎えた23戦目は、障害4歳以上未勝利（小倉障害芝2950m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で北村卓士騎手（6戦0勝）。9頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。4着に終わった。

11月15日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から23kg減らして迎えた24戦目は、一ノ瀬亨騎手を鞍上に迎えて、ネオポリス特別（船橋ダート1700m 晴/良）に出走。12頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。11着に終わった。