ウメノダンサー（1994年生、母ウメノアスコット）

ウメノダンサー（1994年5月22日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は栗毛。種牡馬のサクラユタカオー（当時12歳）と交配したウメノアスコットが6歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は（有）荻伏牧場。戦績は、中央平地32戦4勝2着5回。主な勝ち鞍は1997年の晩秋特別(900万下ハンデ)。

経歴

デビュー前

清水美波厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（1996年）

11月2日、デビュー戦は篠原茂騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の3歳新馬（東京芝1400m 小雨/稍重）に出走。馬体重は478kg。16頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では上がり3位の末脚を見せたが上位には届かず15着に敗れた。

11月16日、中1週で迎えた2戦目は、福永祐一騎手を鞍上に迎えて、3歳新馬（東京芝1400m 晴/良）に出走。16頭立ての11番人気で大外16番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、馬場の外目を回って10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。最後は脚勢が鈍り14着に終わった。

11月24日、連闘で迎えた3戦目は、牝馬限定の3歳新馬（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は篠原茂騎手（1戦0勝）。13頭立ての13番人気で1番ゲートからスタート。敢然とにハナを切り、少し遅いペースで集団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では長くいい脚を使ってゴールまで頑張り、3着を確保した。

3歳（1997年）

2月22日、約3か月の休養明けで迎えた4戦目は、4歳未勝利（中山芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で篠原茂騎手（2戦0勝）。16頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず14着に終わった。

3月22日、中3週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた5戦目は、4歳未勝利（中山芝2200m 外回り小雨/重）に出走。鞍上は3戦連続で篠原茂騎手（3戦0勝）。16頭立ての9番人気で14番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで力走し、5着を確保した。

4月6日、中1週で迎えた6戦目は、4歳未勝利（中山芝1800m 雨/不良）に出走。鞍上は4戦連続で篠原茂騎手（4戦0勝）。16頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では強靭な末脚を披露し、3着に入り込んだ。

4月26日、中2週で迎えた7戦目は、牝馬限定の4歳未勝利（東京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で篠原茂騎手（5戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、鮮やかな末脚を炸裂させて、最後は2着のブリリアントアイに2馬身の差をつけて未勝利勝ちを決めた。

5月24日、中3週で迎えた8戦目は、牝馬限定3歳オープンのカーネーションカップ（東京芝1800m 雨/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で篠原茂騎手（6戦1勝）。12頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では伸びあぐねて12着に終わった。

6月8日、中1週で迎えた9戦目は、角田晃一騎手を鞍上に迎えて、4歳500万下のほうせんか賞（東京芝2000m 曇/良）に出走。16頭立ての15番人気で大外16番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後は脚勢が衰えて13着に終わった。

6月28日、中2週で迎えた10戦目は、柴田大知騎手を鞍上に迎えて、4歳500万下（福島芝1800m 雨/重）に出走。16頭立ての14番人気で3番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、平均的なペースで集団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張り、4着を確保した。

7月27日、中3週で迎えた11戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下の笹山特別（新潟芝1800m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で柴田大知騎手（1戦0勝）。14頭立ての8番人気で12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では余力が残っておらず8着に終わった。

9月7日、中5週で迎えた12戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下の富里特別（中山芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で柴田大知騎手（2戦0勝）。13頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。ハナを切り、かなり緩いペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では闘争心が光る走りを見せたが、エミノオクリモノに交わされて3馬身差の2着となった。

9月28日、中2週で迎えた13戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中山芝2200m 外回り晴/稍重）に出走。12頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、ゆったりとしたペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では豪快な末脚を炸裂させてあっさりと抜け出し、最後は2着のブランドオアシスに3馬身半の差をつけて2勝目を手にした。

10月18日、中2週で迎えた14戦目は、4歳以上900万下の南武特別（東京芝2400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴田善臣騎手（1戦1勝）。11頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。果敢に端をきり、若干緩いペースで一団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はガス欠状態になり9着に終わった。

11月15日、中3週で迎えた15戦目は、柴田未崎騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上900万下の晩秋特別（東京芝1800m 曇/良）に50kgの軽斤量で出走。12頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、かなりのスローペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では勢いよく末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のミツワハリケーンに1馬身半の差をつけて3勝目を奪取した。

4歳（1998年）

5月31日、約6か月半の休み明けで馬体重を前走から14kg減らして迎えた16戦目は、牝馬限定の5歳以上1600万下のフリーウェイステークス（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は柴田大知騎手（3戦0勝）。11頭立ての8番人気で大外11番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、落ち着いたペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前のタフネスでしぶとく脚を伸ばしたが、ドゥーワップに交わされて1馬身差の2着となった。

6月20日、中2週で迎えた17戦目は、5歳以上1600万下の福島競馬場開設80周年記念安達太良ステークス（福島芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴田大知騎手（4戦0勝）。8頭立ての5番人気で大外8番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、ユッタリとしたペースで集団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に飲まれ4着に敗れた。

7月19日、中3週で迎えた18戦目は、4歳以上900万下の阿賀野川特別（新潟芝2200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で柴田大知騎手（5戦0勝）。10頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、極端なスローペースで馬群を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前のしぶとさで最後まで脚を伸ばしたが、アイシャルテイオーに交わされて2馬身半差の2着となった。

8月16日、中3週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた19戦目は、4歳以上900万下の三面川特別（新潟芝2200m 外回り雨/重）に出走。鞍上は4戦連続で柴田大知騎手（6戦0勝）。7頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。ハナを取り切り、非常に遅いペースでレースを牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではグイグイと末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のタケノパンジーに1馬身3/4の差をつけて順当に勝利した。

9月12日、中3週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた20戦目は、4歳以上1600万下のニューマーケットカップ（中山芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で柴田大知騎手（7戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では脚が上がってしまい7着に敗れた。

10月10日、中3週で迎えた21戦目は、ハンデ戦で4歳以上1600万下のオクトーバーステークス（東京芝2200m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で柴田大知騎手（8戦1勝）。9頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚に勢いがなく6着に敗れた。

11月8日、中3週で迎えた22戦目は、ハンデ戦で4歳以上1600万下のラジオ福島賞（福島芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で柴田大知騎手（9戦1勝）。14頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず10着に敗れた。

5歳（1999年）

5月2日、約6か月の休み明けで迎えた23戦目は、大塚栄三郎騎手を鞍上に迎えて、5歳以上1600万下の府中ステークス（東京芝2000m 晴/良）に出走。16頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、落ち着いたペースでレースを牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天稟の闘志でゴールまで力走し、3着に入った。

5月22日、中2週で迎えた24戦目は、ハンデ戦で5歳以上1600万下の箱根ステークス（東京芝2400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で大塚栄三郎騎手（1戦0勝）。12頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。敢然とにハナを切り、緩いペースで集団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は力尽きて11着に敗れた。

6月6日、中1週で迎えた25戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で5歳以上1600万下の関ケ原ステークス（中京芝2000m 晴/良）に出走。15頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、少し緩いペースで集団を牽引。しかし、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。最後は脚色が衰えて10着に敗れた。

7月17日、中5週で迎えた26戦目は、4歳以上1600万下の日本海ステークス（新潟芝2000m 外回り晴/良）に出走。鞍上は大塚栄三郎騎手（2戦0勝）。16頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前のタフネスでしぶとく走り抜いたが、抜け出したセザンファイターを捕まえ切れず、クビ差の2着となった。

8月15日、中3週で迎えた27戦目は、ハンデ戦で4歳以上1600万下の天の川ステークス（新潟芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で大塚栄三郎騎手（3戦0勝）。15頭立ての6番人気で16番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では持ち前の勝負根性でしぶとく走り抜いたが、マルゴウィナーに交わされて5馬身差の2着となった。

9月11日、中3週で迎えた28戦目は、4歳以上1600万下のニューマーケットカップ（中山芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で大塚栄三郎騎手（4戦0勝）。13頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではもうひと伸びが足りず、4着に終わった。

10月9日、中3週で迎えた29戦目は、ハンデ戦で4歳以上1600万下の白秋ステークス（東京芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で大塚栄三郎騎手（5戦0勝）。17頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では脚が残っておらず8着に敗れた。

10月24日、中1週で迎えた30戦目は、4歳以上1600万下のオクトーバーステークス（東京芝2300m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で大塚栄三郎騎手（6戦0勝）。14頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では脚が残っておらず8着に終わった。

11月7日、中1週で迎えた31戦目は、ハンデ戦で4歳以上1600万下のラジオ福島賞（福島芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は柴田未崎騎手（1戦1勝）。11頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず8着に終わった。

11月28日、中2週で迎えた32戦目は、4歳以上1600万下のウェルカムステークス（東京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は大塚栄三郎騎手（7戦0勝）。17頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚勢が鈍り12着に終わった。