グランアリエル（2019年生、母メリーウェザー）

グランアリエル（2019年4月9日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名+『光』を意味する人名より」。毛色は鹿毛。種牡馬のビッグアーサー（当時8歳）と交配したメリーウェザーが10歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者はシンボリ牧場。主な勝ち鞍は2022年のゆきつばき賞(1勝クラス)。

経歴

デビュー前

1歳のとき、シンボリ牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、布施慶士によって385万円で落札された。

小野次郎厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2021年）

12月12日、デビュー戦は石川裕紀人騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中山芝1600m 外回り曇/良）に出走。馬体重は470kg。16頭立ての6番人気で大外16番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では超凡な末脚を披露し、4着に入った。

3歳（2022年）

1月22日、中5週で迎えた2戦目は、3歳未勝利（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で石川裕紀人騎手（1戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで頑張ったが、5着に終わった。

2月12日、中2週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で石川裕紀人騎手（2戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。先陣を切る形となり、ミドルペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚が止まってしまい9着に敗れた。

5月15日、約3か月の休み明けで迎えた4戦目は、勝浦正樹騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟芝1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では一歩一歩確実に終いの脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のメルヴィルを3/4馬身振り切って初白星を挙げた。

5月28日、中1週で迎えた5戦目は、角田大和騎手を鞍上に迎えて、3歳1勝クラスのゆきつばき賞（新潟芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての4番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。先手を奪い、息の入らないペースで一団を牽引。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では不屈の敢闘精神で渋太く末脚を持続させて、最後は2着のホウオウノーサイドに1馬身1/4の差をつけて勝利を手に入れた。

6月26日、中3週で迎えた6戦目は、ハンデ戦で3歳以上2勝クラスのHTB杯（函館芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で角田大和騎手（1戦1勝）。15頭立ての2番人気に推されて13番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、些か速いペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では生得の持続力で渋太く粘り続けて、最後は2着のソウテンをアタマ差振り切って3勝目を手中に収めた。

12月11日、約5か月半の休み明けで迎えた7戦目は、3歳以上3勝クラスの知立ステークス（中京芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で角田大和騎手（2戦2勝）。16頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。先陣を切る形となり、ミドルペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚が止まってしまい14着に敗れた。

4歳（2023年）

1月15日、中4週で迎えた8戦目は、石橋脩騎手を鞍上に迎えて、4歳以上3勝クラスのサンライズステークス（中山芝1200m 外回り小雨/良）に58kgの斤量を背負って出走。11頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず9着に敗れた。

3月11日、中7週で迎えた9戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上3勝クラスのアクアマリンステークス（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。16頭立ての12番人気で7番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では脚が残っておらず14着に終わった。

5月7日、中7週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた10戦目は、4歳以上3勝クラスの駿風ステークス（新潟芝1000m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で柴田善臣騎手（1戦0勝）。16頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。8着に敗れた。

7月1日、中7週で馬体重を前走から10kg戻して迎えた11戦目は、ハンデ戦で3歳以上3勝クラスのTVh杯（函館芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は角田大和騎手（3戦2勝）。16頭立ての13番人気で8番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは、大外に持ち出して5番手で通過。最後は減速してしまい11着に終わった。

8月12日、中5週で迎えた12戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上3勝クラスの稲妻ステークス（新潟芝1000m 晴/良）に出走。16頭立ての12番人気で1番ゲートからスタート。16着に終わった。

5歳（2024年）

1月13日、約5か月の休養明けで迎えた13戦目は、小林勝太騎手を鞍上に迎えて、4歳以上3勝クラスの初春ステークス（中山ダート1200m 曇/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。15頭立ての14番人気で1番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始8番手を追走。最後は減速してしまい15着に終わった。

3月15日、中8週で馬体重を前走から20kg増やして迎えた14戦目は、池谷匠翔騎手を鞍上に迎えて、早花咲月特別（川崎ダート1500m 晴/稍重）に出走。9頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず9着に終わった。

4月5日、中2週で馬体重を前走から12kg絞って迎えた15戦目は、疾風迅雷賞（川崎ダート900m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で池谷匠翔騎手（1戦0勝）。12頭立ての12番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず10着に終わった。

4月17日、中1週で迎えた16戦目は、卯月特別（浦和ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で池谷匠翔騎手（2戦0勝）。9頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず9着に終わった。