タマワールド（2002年生、母タマビッグエックス）

タマワールド（2002年5月17日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋世界」。毛色は鹿毛。種牡馬のアグネスワールド（当時7歳）と交配したタマビッグエックスが11歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は斉藤安行。戦績は、中央平地11戦1勝、地方19戦0勝。主な勝ち鞍は2004年の2歳未勝利。

経歴

デビュー前

古賀一隆厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2004年）

7月17日、デビュー戦は勝浦正樹騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（函館芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は486kg。6頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では目立つような脚を使えず3着に終わった。

8月7日、中2週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（函館ダート1000m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で勝浦正樹騎手（1戦0勝）。10頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。先手を取る形となり、厳しいペースで馬群を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のピサノヘネシーに2馬身半の差をつけて未勝利戦を制した。

9月4日、中3週で迎えた3戦目は、2歳500万下（札幌ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で勝浦正樹騎手（2戦1勝）。12頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では稟性の負けじ魂を発揮してゴールまでタレずに走り切り、3着に入った。

9月18日、中1週で迎えた4戦目は、2歳500万下（札幌芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で勝浦正樹騎手（3戦1勝）。14頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後は勢いを失って9着に敗れた。

11月13日、中7週で馬体重を前走から16kg増やして迎えた5戦目は、2歳500万下（東京ダート1300m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で勝浦正樹騎手（4戦1勝）。12頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は力尽きて10着に終わった。

12月12日、中3週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた6戦目は、高野和馬騎手を鞍上に迎えて、2歳500万下（中山ダート1200m 雨/良）に52kgの軽斤量で出走。14頭立ての12番人気で1番ゲートからスタート。非常に速いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では最後まで息が続かず13着に終わった。

3歳（2005年）

8月7日、約8か月の休養明けで馬体重を前走から14kg減らして迎えた7戦目は、岩部純二騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての15番人気で12番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線ではいい脚を見せられず14着に終わった。

8月22日、中1週で迎えた8戦目は、オーガストスター賞（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は勝浦正樹騎手（5戦1勝）。9頭立ての8番人気で大外9番ゲートからスタート。果敢に端を奪い、かなり遅いペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では余力が残っておらず5着に終わった。

9月11日、中2週で迎えた9戦目は、3歳以上500万下（中山ダート1800m 雨/重）に出走。鞍上は岩部純二騎手（1戦0勝）。16頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。ハナを奪う恰好となり、速いペースで集団を先導。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを14番手で通過。直線では見所を作れず15着に終わった。

10月18日、中4週で迎えた10戦目は、マルチサンド特別（浦和ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は勝浦正樹騎手（6戦1勝）。12頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。ハナに立ち、かなり緩いペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に飲まれ5着に敗れた。

11月8日、中2週で迎えた11戦目は、ノベンバースター賞（川崎ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で勝浦正樹騎手（7戦1勝）。14頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。果敢に端をきり、非常に緩いペースで一団を引っ張る。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。最後はガス欠状態になり11着に終わった。

12月18日、中5週で迎えた12戦目は、石橋脩騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中京ダート1000m 曇/良）に出走。16頭立ての14番人気で5番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位争いには絡めず12着に終わった。

4歳（2006年）

1月22日、中4週で迎えた13戦目は、柄崎将寿騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（小倉ダート1000m 晴/稍重）に出走。14頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり7着に終わった。

1月29日、連闘で馬体重を前走から10kg減らして迎えた14戦目は、4歳以上500万下（小倉ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で柄崎将寿騎手（1戦0勝）。14頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く12着に敗れた。

4月6日、中9週で馬体重を前走から14kg戻して迎えた15戦目は、繁田健一騎手を鞍上に迎えて、花まつり特別（船橋ダート1700m 晴/重）に出走。10頭立ての8番人気で大外10番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後は脚勢が衰えて8着に終わった。

4月21日、中1週で迎えた16戦目は、水野貴史騎手を鞍上に迎えて、一般C1二（川崎ダート1600m 曇/稍重）に出走。11頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では切れる脚を使えず7着に終わった。

4月27日、連闘で迎えた17戦目は、金子正彦騎手を鞍上に迎えて、一般C1二三（浦和ダート1400m 曇/不良）に出走。9頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚にキレが無く7着に終わった。

5月5日、連闘で馬体重を前走から14kg減らして迎えた18戦目は、金太郎特別（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は繁田健一騎手（1戦0勝）。13頭立ての13番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。最後は脚色が衰えて13着に終わった。

5月11日、連闘で迎えた19戦目は、巣鴨特別（大井ダート1600m 内回り曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で繁田健一騎手（2戦0勝）。12頭立ての11番人気で大外12番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く11着に終わった。

5月25日、中1週で迎えた20戦目は、初夏特別（大井ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で繁田健一騎手（3戦0勝）。11頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず10着に終わった。

6月2日、連闘で迎えた21戦目は、あじさい特別（浦和ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で繁田健一騎手（4戦0勝）。10頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では伸びあぐねて7着に終わった。

6月7日、連闘で迎えた22戦目は、さそり座特別（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で繁田健一騎手（5戦0勝）。14頭立ての14番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では上がり3位の末脚を見せたが上位争いには加われず13着に終わった。

6月22日、中1週で迎えた23戦目は、古代蓮特別（浦和ダート1900m 曇/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で繁田健一騎手（6戦0勝）。11頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では末脚が冴えず10着に終わった。

6月29日、連闘で迎えた24戦目は、一般C1四五（大井ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は水野貴史騎手（1戦0勝）。14頭立ての12番人気で5番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では脚を伸ばせず14着に終わった。

7月13日、中1週で迎えた25戦目は、一般C1四五（大井ダート1400m 雨/良）に出走。鞍上は繁田健一騎手（7戦0勝）。10頭立ての10番人気で大外10番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始5番手を追走。最後は脚勢が衰えて10着に終わった。

7月18日、連闘で迎えた26戦目は、折笠豊和騎手を鞍上に迎えて、一般C1二（浦和ダート1400m 雨/不良）に出走。10頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では決め手に欠いて10着に終わった。

7月24日、連闘で迎えた27戦目は、一般C1三（川崎ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は繁田健一騎手（8戦0勝）。11頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では全く伸びず11着に終わった。

8月1日、連闘で迎えた28戦目は、一般C1四五（大井ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は折笠豊和騎手（1戦0勝）。14頭立ての12番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では末脚を伸ばせず12着に終わった。

8月15日、中1週で迎えた29戦目は、一般C1五六（大井ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で折笠豊和騎手（2戦0勝）。14頭立ての13番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず14着に終わった。

8月23日、連闘で迎えた30戦目は、一般C1四（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で折笠豊和騎手（3戦0勝）。10頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり10着に終わった。