レース展開

タマワールドが馬群を引き連れる形、直後の2番手にキングオブパルメが取り付く

タマワールドがハナを奪う恰好となり、リードを1馬身ほど確保して集団を引っ張っていく。単独の2番手にキングオブパルメが続く。そのあと、イシノヒメボタルが3番手の絶好位につける。そのすぐ後ろ、カネショウアカギは好位に取り付く。先団後ろのポジションに付けたのはグリンセレブ。その1馬身後ろ、ウィズデライトとパッションマリーは中団前目。クリノヨッシーは中団馬群のど真ん中を追走。エンジェルボーイは中団後方の位置取り。アイシーシャドウは後方5番手に控えて進出の機を待つ。トウカイクルーズは後方4番手に控えて前方各馬をうかがいながらの競馬。後方3番手で腰を落ち着けて折り合い重視で運ぶのはマイネルスプレモ。後方2番手の位置でじっと息を潜めているのはスロベニアシチー。最後尾にスーパーフレイズがいる隊列で最初のコーナーを通過。

ノベンバースター賞、イシノヒメボタルが途中で端を奪って、そのまま後続を抑える見事なレース運びで6勝目をマーク

先頭はタマワールド、キングオブパルメ、イシノヒメボタルら3頭でリードは1馬身。パッションマリーが4番手。1馬身離れて、エンジェルボーイが5番手。このような先行勢の隊列で、最終コーナーを通過した。

直線コースを迎えて、単独で先頭に立ったのは2番人気のイシノヒメボタル。そのままイシノヒメボタルが持久力に富んだ末脚で粘り込み、最後は後続に2馬身半の差をつけて勝利をモノにした。2着には、中団前目の位置から迫力のある伸びを見せたグリンセレブが続き、2着とクビ差の3着には、4番手の位置から力強いフットワークでゴールまで走り切ったパッションマリーが入った。そこから3/4馬身遅れた4着には、先行勢の後ろで直線を迎えたエンジェルボーイが入線、さらにクビ差の5着には、途中から先頭に立ったキングオブパルメが食い込んだ。1番人気のウィズデライトは中団後方にいたが伸びが甘くなり6着に敗れた。