トウカイクルーズ（2001年生、母トウカイジョリー）

トウカイクルーズ（2001年5月27日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋船旅」。毛色は鹿毛。種牡馬のトウカイテイオー（当時13歳）と交配したトウカイジョリーが8歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（有）碧雲牧場。戦績は、中央平地16戦0勝、地方16戦2勝。主な勝ち鞍は2005年のフェイスフルビット特別(一般B2 B3)。

経歴

デビュー前

成島英春厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2003年）

11月8日、デビュー戦は村田一誠騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京芝1600m 晴/良）に出走。馬体重は486kg。12頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では伸びを欠き7着に終わった。

12月7日、中3週で馬体重を前走から18kg減らして迎えた2戦目は、2歳未勝利（中山芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で村田一誠騎手（1戦0勝）。15頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では末脚を伸ばせず13着に終わった。

3歳（2004年）

6月19日、約6か月半の休み明けで迎えた3戦目は、小林淳一騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島ダート1700m 曇/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。14頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では閃光のような末脚を発揮したが、5着に終わった。

7月4日、中1週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（福島ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小林淳一騎手（1戦0勝）。14頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線ではもうひと伸びが足りず、5着に終わった。

7月31日、中3週で迎えた5戦目は、四位洋文騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（函館ダート1700m 晴/良）に出走。10頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では上がり1位タイの末脚を見せたが上位争いには参加できず5着に敗れた。

8月28日、中3週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた6戦目は、3歳未勝利（札幌芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で四位洋文騎手（1戦0勝）。16頭立ての12番人気で大外16番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では末脚を伸ばせず16着に終わった。

9月26日、中3週で馬体重を前走から14kg戻して迎えた7戦目は、本田優騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（札幌ダート1700m 晴/稍重）に出走。13頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では見せ場を作れず8着に敗れた。

11月1日、中4週で馬体重を前走からさらに16kg増やして迎えた8戦目は、草地保隆騎手を鞍上に迎えて、一般C3（盛岡ダート1400m 曇/稍重）に出走。10頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。4着に敗れた。

11月15日、中1週で馬体重を前走から12kg絞って迎えた9戦目は、村上忍騎手を鞍上に迎えて、一般C3（水沢ダート1400m 小雨/稍重）に出走。10頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、2着のヒゼンタカジョーに半馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

11月29日、中1週で迎えた10戦目は、磐井川特別（水沢ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で村上忍騎手（1戦1勝）。10頭立ての4番人気で大外10番ゲートからスタート。7着に敗れた。

12月31日、中4週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた11戦目は、一般C2（水沢ダート1300m 小雪/不良）に出走。鞍上は3戦連続で村上忍騎手（2戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。3着に終わった。

4歳（2005年）

8月6日、約7か月半の休養明けで馬体重を前走から10kg絞って迎えた12戦目は、芹沢純一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（小倉芝1800m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての13番人気で8番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを15番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず15着に終わった。

8月20日、中1週で迎えた13戦目は、小林久晃騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の豊前特別（小倉ダート1700m 曇/不良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。12頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では目立つような脚を使えず7着に終わった。

9月11日、中2週で迎えた14戦目は、3歳以上500万下（中山ダート1800m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で小林久晃騎手（1戦0勝）。16頭立ての14番人気で14番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず11着に終わった。

9月24日、中1週で迎えた15戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中山ダート1800m 小雨/重）に出走。10頭立ての10番人気で大外10番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では他馬と同じような脚色になり10着に終わった。

10月13日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた16戦目は、酒井忍騎手を鞍上に迎えて、オクトーバースター賞（川崎ダート1600m 晴/稍重）に出走。14頭立ての12番人気で大外14番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線ではキレのいい末脚を発揮し、3着に入り込んだ。

11月8日、中3週で迎えた17戦目は、ノベンバースター賞（川崎ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で酒井忍騎手（1戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では末脚が冴えず8着に敗れた。

11月24日、中1週で迎えた18戦目は、フェイスフルハルター特別（船橋ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で酒井忍騎手（2戦0勝）。11頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず5着に敗れた。

12月14日、中2週で迎えた19戦目は、フェイスフルビット特別（船橋ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で酒井忍騎手（3戦0勝）。12頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて前にいた8頭を交わし去り、最後は2着のラヴァリーラスターに1馬身の差をつけて優勝

5歳（2006年）

2月12日、中8週で迎えた20戦目は、藤田伸二騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（東京ダート2100m 晴/良）に出走。16頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では他馬と同じような脚勢になり11着に終わった。

6歳（2007年）

3月24日、約13か月半の休養明けで迎えた21戦目は、梶晃啓騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京ダート1700m 小雨/良）に出走。10頭立ての10番人気で大外10番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではジワジワとしか伸びず5着に終わった。

4月7日、中1週で迎えた22戦目は、千葉直人騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/稍重）に54kgの軽斤量で出走。11頭立ての9番人気で大外11番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では末脚を伸ばせず11着に終わった。

4月28日、中2週で迎えた23戦目は、4歳以上500万下（新潟ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は梶晃啓騎手（1戦0勝）。13頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では見所を作れず12着に終わった。

5月13日、中1週で迎えた24戦目は、4歳以上500万下（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で梶晃啓騎手（2戦0勝）。15頭立ての13番人気で3番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい14着に終わった。

6月18日、中4週で迎えた25戦目は、沢田盛夫利騎手を鞍上に迎えて、エクセレント（盛岡ダート1600m 晴/良）に出走。12頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、12番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを9番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位争いには絡めず8着に終わった。

6月30日、中1週で迎えた26戦目は、エクセレント（盛岡ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は村上忍騎手（3戦1勝）。10頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位争いには絡めず6着に終わった。

7月14日、中1週で迎えた27戦目は、エクセレント（盛岡ダート1600m 小雨/稍重）に出走。鞍上は沢田盛夫利騎手（1戦0勝）。10頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位には割り込めず9着に終わった。

7月28日、中1週で迎えた28戦目は、エクセレント（水沢ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で沢田盛夫利騎手（2戦0勝）。9頭立ての8番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位には届かず8着に終わった。

8月16日、中2週で迎えた29戦目は、エクセレント（水沢ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で沢田盛夫利騎手（3戦0勝）。10頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位には食い込めず9着に終わった。

9月10日、中3週で迎えた30戦目は、一般A2一（盛岡ダート1800m 曇/不良）に出走。鞍上は村上忍騎手（4戦1勝）。9頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位争いには参加できず7着に終わった。

9月30日、中2週で迎えた31戦目は、一般A2一（盛岡ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で村上忍騎手（5戦1勝）。10頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では末脚にキレが無く10着に終わった。

10月15日、中1週で迎えた32戦目は、山本聡哉騎手を鞍上に迎えて、エクセレント（盛岡ダート1600m 晴/良）に出走。10頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位争いには絡めず8着に終わった。