マチカネテナモンヤ（1985年生、母ヤマトマサル）

マチカネテナモンヤ（1985年5月19日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のノーザンアンサー（当時19歳）と交配したヤマトマサルが21歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）小倉牧場。戦績は、中央平地29戦3勝2着5回。主な勝ち鞍は1990年の5歳以上500万下。

経歴

デビュー前

境直行厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（1988年）

9月25日、デビュー戦は石橋守騎手を鞍上に据えて、4歳未勝利（阪神ダート1200m 曇/重）に出走。馬体重は504kg。15頭立ての11番人気で大外15番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では伸びを欠き15着に終わった。

10月1日、連闘で迎えた2戦目は、4歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で石橋守騎手（1戦0勝）。16頭立ての15番人気で12番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では末脚を伸ばせず16着に終わった。

4歳（1989年）

2月4日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から18kg減らして迎えた3戦目は、小屋敷昭騎手を鞍上に迎えて、5歳以上400万下（小倉ダート1000m 晴/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。12頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では伸びが鈍く11着に終わった。

2月18日、中1週で迎えた4戦目は、5歳以上400万下（小倉芝1200m 曇/不良）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で小屋敷昭騎手（1戦0勝）。16頭立ての16番人気で2番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では伸びが鈍く8着に終わった。

3月4日、中1週で迎えた5戦目は、5歳以上400万下（中京ダート1700m 曇/重）に出走。鞍上は石橋守騎手（2戦0勝）。16頭立ての16番人気で2番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを13番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず12着に終わった。

6月18日、約3か月半の休養明けで迎えた6戦目は、芹沢純一騎手を鞍上に迎えて、5歳以上400万下（中京芝2000m 曇/良）に出走。18頭立ての17番人気で7番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では見せ場なく7着に終わった。

6月24日、連闘で迎えた7戦目は、5歳以上400万下（中京ダート1700m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で芹沢純一騎手（1戦0勝）。12頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く11着に終わった。

8月13日、中6週で迎えた8戦目は、4歳以上400万下（小倉芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で芹沢純一騎手（2戦0勝）。13頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の大外を通りながら4コーナーを3番手で通過。直線に入ると、前で粘るスガリーダーを自慢の末脚でクビ差だけ差し切って待望の初勝利を挙げた。

8月26日、中1週で迎えた9戦目は、4歳以上400万下（小倉芝1700m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で芹沢純一騎手（3戦1勝）。13頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では伸びあぐねて6着に敗れた。

9月17日、中2週で迎えた10戦目は、4歳以上400万下（阪神芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で芹沢純一騎手（4戦1勝）。11頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を見せたが、伸びてきたトーヨークリーク決め手に屈してハナ差の2着に惜敗した。

9月30日、中1週で迎えた11戦目は、4歳以上400万下（阪神芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で芹沢純一騎手（5戦1勝）。13頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを4番手で通過。直線では末脚が振るわず5着に敗れた。

10月22日、中2週で迎えた12戦目は、4歳以上400万下（京都芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で芹沢純一騎手（6戦1勝）。14頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚勢が悪くなり10着に敗れた。

11月4日、中1週で迎えた13戦目は、田原成貴騎手を鞍上に迎えて、4歳以上400万下（京都芝2200m 外回り晴/良）に出走。13頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では見せ場なく7着に敗れた。

11月25日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた14戦目は、4歳以上400万下（京都芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田原成貴騎手（1戦0勝）。12頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。端を奪う形となり、平均ペースで馬群を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は垂れてしまい8着に終わった。

12月10日、中1週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた15戦目は、4歳以上400万下（中京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で田原成貴騎手（2戦0勝）。16頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、馬場の外目を回って3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。最後は力尽きて15着に敗れた。

5歳（1990年）

1月27日、中6週で迎えた16戦目は、5歳以上500万下（小倉芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は芹沢純一騎手（7戦1勝）。16頭立ての4番人気に推されて13番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを先頭で通過。直線ではビュッとキレる脚で猛進したが、トキオエレメンツに半馬身交わされて2着に敗北した。

3月4日、中4週で迎えた17戦目は、5歳以上500万下（阪神ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は石橋守騎手（3戦0勝）。13頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では一際目立つ伸び脚で追い上げたが、抜け出したフサイチジャックにハナ差届かず2着となった。

3月25日、中2週で迎えた18戦目は、5歳以上500万下（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で石橋守騎手（4戦0勝）。15頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では堅調な伸びを見せたが、勝ったメイショウルパンにねじ伏せられて2馬身半差の2着に敗北した。

4月14日、中2週で迎えた19戦目は、5歳以上500万下（阪神ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で石橋守騎手（5戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では脚色がやや衰え、5着に終わった。

4月28日、中1週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた20戦目は、北川和典騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下の小野川湖特別（福島芝1200m 晴/良）に出走。11頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では目を引く伸び脚で猛追したが、抜け出したシンキタシバツバメを捕まえ切れず、クビ差の2着となった。

5月6日、連闘で馬体重を前走から8kg戻して迎えた21戦目は、5歳以上500万下のいわき特別（福島芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で北川和典騎手（1戦0勝）。7頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では見せ場なく4着に敗れた。

6月16日、中5週で迎えた22戦目は、5歳以上500万下（中京芝1200m 曇/不良）に出走。鞍上は石橋守騎手（6戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のキーフラワーをアタマ差振り切って2勝目を掴み取った。

7月1日、中1週で迎えた23戦目は、5歳以上500万下（中京芝1200m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で石橋守騎手（7戦1勝）。16頭立ての2番人気に推されて14番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るメイトウサクセスを鮮烈な末脚で交わし去り、最後は1馬身3/4の差をつけて3勝目を獲得した。

7月15日、中1週で迎えた24戦目は、4歳以上900万下の雲仙特別（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で石橋守騎手（8戦2勝）。12頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり6着に敗れた。

10月28日、約3か月半の休養明けで迎えた25戦目は、4歳以上900万下（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で石橋守騎手（9戦2勝）。13頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり12着に終わった。

11月25日、中3週で迎えた26戦目は、松永幹夫騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下の桃山特別（京都ダート1400m 晴/良）に出走。11頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では余力が残っておらず8着に終わった。

12月9日、中1週で迎えた27戦目は、小池隆生騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上900万下の伊吹山特別（中京芝1200m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。16頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後はバテてしまい13着に敗れた。

12月15日、連闘で迎えた28戦目は、4歳以上900万下（京都ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は松永幹夫騎手（1戦0勝）。12頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では余力が残っておらず11着に終わった。

6歳（1991年）

1月13日、中3週で迎えた29戦目は、5歳以上900万下（京都ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は石橋守騎手（10戦2勝）。11頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では伸びが鈍く11着に終わった。