ボールドスペシャル（2000年生、母ウツドシール）

ボールドスペシャル（2000年5月20日）は、日本の競走馬。馬名の意味は「冠名＋特別」。毛色は鹿毛。種牡馬のチーフベアハート（当時7歳）と交配したウツドシールが20歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）藤川牧場。戦績は、地方31戦6勝2着5回。主な勝ち鞍は2003年の3歳。

経歴

デビュー前

飯野文明厩舎（大井）へ入厩。

3歳（2003年）

10月12日、デビュー戦は的場文男騎手を鞍上に据えて、3歳（大井ダート1390m 曇/不良）に出走。馬体重は454kg。10頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

10月25日、中1週で迎えた2戦目は、3歳（大井ダート1390m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で的場文男騎手（1戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

11月5日、中1週で迎えた3戦目は、3歳（大井ダート1390m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で的場文男騎手（2戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。他馬と併走しながら逃げる恰好となり、非常に遅いペースでレースを牽引。道中で単騎先頭に変わり、1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鬼脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のアズマシラオキに2馬身半の差をつけて初白星を挙げた。

11月26日、中2週で迎えた4戦目は、石崎隆之騎手を鞍上に迎えて、3歳（大井ダート1490m 内回り晴/重）に出走。13頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず11着に敗れた。

12月30日、中4週で迎えた5戦目は、堀千亜樹騎手を鞍上に迎えて、3歳（大井ダート1500m 内回り晴/良）に出走。14頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線では長くいい脚を使ってゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

4歳（2004年）

1月7日、連闘で迎えた6戦目は、4歳（大井ダート1500m 内回り晴/良）に出走。鞍上は的場文男騎手（3戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では迫力満点の伸び脚で急追したが、抜け出したタカラバーディーを捕まえ切れず、半馬身差の2着に敗北した。

1月19日、中1週で迎えた7戦目は、4歳（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。鞍上は堀千亜樹騎手（1戦0勝）。12頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。端を奪う形となり、やや遅いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではあとひと伸びが足りず、4着に終わった。

2月18日、中3週で迎えた8戦目は、4歳（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で堀千亜樹騎手（2戦0勝）。13頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では速い脚を使えず10着に敗れた。

3月5日、中1週で迎えた9戦目は、4歳（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で堀千亜樹騎手（3戦0勝）。13頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後は垂れてしまい6着に敗れた。

3月18日、中1週で迎えた10戦目は、4歳（大井ダート1600m 内回り雨/良）に出走。鞍上は的場文男騎手（4戦1勝）。13頭立ての3番人気に推されて大外13番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のマイクリエーションに3馬身の差をつけて2勝目を獲得した。

4月11日、中2週で迎えた11戦目は、一般C2七八（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で的場文男騎手（5戦2勝）。14頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。敢然と端をきり、ミドルペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち味のタフネスで最後まで奮闘したが、サーフトリップに交わされて1馬身差の2着に敗北した。

5月22日、中5週で迎えた12戦目は、一般C2四五（大井ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は堀千亜樹騎手（4戦0勝）。14頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを14番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず13着に終わった。

6月2日、中1週で迎えた13戦目は、一般C2四五（大井ダート1600m 内回り晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で堀千亜樹騎手（5戦0勝）。9頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚が止まってしまい9着に終わった。

6月11日、連闘で迎えた14戦目は、的場直之騎手を鞍上に迎えて、一般C2四（大井ダート1400m 雨/不良）に出走。12頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を見せたが上位争いには絡めず7着に終わった。

6月27日、中1週で迎えた15戦目は、一般C2五（大井ダート1600m 内回り曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で的場直之騎手（1戦0勝）。11頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く5着に終わった。

7月9日、中1週で迎えた16戦目は、一般C2五六（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で的場直之騎手（2戦0勝）。11頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。先頭に立ち、非常に遅いペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではしぶとく脚を使って伸び続けたが、レディラブフェイスに交わされて2馬身差の2着となった。

12月30日、約6か月の休養明けで馬体重を前走から18kg増やして迎えた17戦目は、一般C2六（大井ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で的場直之騎手（3戦0勝）。13頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚色が衰えて10着に敗れた。

5歳（2005年）

1月21日、中2週で迎えた18戦目は、一般C3一二（大井ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で的場直之騎手（4戦0勝）。14頭立ての11番人気で13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚色が鈍り14着に終わった。

2月4日、中1週で迎えた19戦目は、一般C3一二（大井ダート1500m 内回り晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で的場直之騎手（5戦0勝）。14頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後はバテてしまい11着に終わった。

3月9日、中4週で迎えた20戦目は、一般C3二三（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で的場直之騎手（6戦0勝）。14頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では末脚がパッとせず9着に終わった。

3月24日、中1週で迎えた21戦目は、一般C3二三（大井ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は8戦連続で的場直之騎手（7戦0勝）。14頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では天性の負けじ心を発揮してゴールまで力闘し、3着を確保した。

4月7日、中1週で迎えた22戦目は、一般C3四五六（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で的場直之騎手（8戦0勝）。14頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、平均的なペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のアオイキャプテンに2馬身の差をつけて勝利をモノにする

5月13日、中4週で迎えた23戦目は、一般C3一二（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。鞍上は10戦連続で的場直之騎手（9戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。敢然とにハナを切り、少し速いペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は力尽きて6着に敗れた。

5月30日、中1週で迎えた24戦目は、一般C3二三（大井ダート1500m 内回り雨/不良）に出走。鞍上は11戦連続で的場直之騎手（10戦1勝）。13頭立ての9番人気で大外13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではシャープな伸び脚で猛進したが、アイモンデューにアタマ差交わされて2着となった。

6月10日、中1週で迎えた25戦目は、一般C2-11 12（大井ダート1600m 内回り雨/重）に出走。鞍上は12戦連続で的場直之騎手（11戦1勝）。14頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では物凄い伸び脚で驀進したが、コールミートムにクビ差交わされて2着に甘んじた。

6月30日、中2週で迎えた26戦目は、一般C2九十（大井ダート1500m 内回り晴/重）に出走。鞍上は13戦連続で的場直之騎手（12戦1勝）。14頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、やや厳しいペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではジリジリと前との差を詰めて、最後は2着のザイーデを3/4馬身振り切って4勝目を収める

8月5日、中4週で迎えた27戦目は、一般C2七八（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は14戦連続で的場直之騎手（13戦2勝）。12頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では一完歩ずつ着実に終いの脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のイシノヒリュウをハナ差振り切って5勝目を手にした。

8月14日、連闘で迎えた28戦目は、一般C2四（大井ダート1600m 内回り晴/重）に出走。鞍上は15戦連続で的場直之騎手（14戦3勝）。14頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では豪快な末脚を弾けさせて先頭を奪い、最後は2着のグランドハーベストに2馬身の差をつけて6勝目を手中に収めた。

6歳（2006年）

2月1日、約5か月半の休み明けで迎えた29戦目は、一般C2五六七（大井ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は16戦連続で的場直之騎手（15戦4勝）。13頭立ての4番人気で大外13番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では他馬と同じような脚勢になり13着に敗れた。

11月28日、約10か月の休養明けで馬体重を前走から13kg増やして迎えた30戦目は、和田譲治騎手を鞍上に迎えて、一般C3三四（大井ダート1400m 曇/不良）に出走。14頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では見せ場を作れず12着に終わった。

12月31日、中4週で迎えた31戦目は、一般C3一二（大井ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で和田譲治騎手（1戦0勝）。12頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず11着に終わった。