シゲルマジックドン（1994年生、母マヤノポート）

シゲルマジックドン（1994年5月25日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は黒鹿毛。種牡馬のロドリゴデトリアーノ（当時5歳）と交配したマヤノポートが19歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）山田牧場。戦績は、中央平地5戦0勝、地方39戦5勝2着8回。主な勝ち鞍は1999年の5歳以上C2。

経歴

デビュー前

坪憲章厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（1997年）

5月18日、デビュー戦は岸滋彦騎手を鞍上に据えて、4歳未勝利（中京芝2000m 晴/良）に出走。馬体重は444kg。18頭立ての17番人気で大外18番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。最後は脚を失くしてしまい17着に終わった。

5月31日、中1週で迎えた2戦目は、4歳未勝利（中京芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で岸滋彦騎手（1戦0勝）。18頭立ての16番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。最後は脚勢が悪くなり14着に終わった。

6月15日、中1週で迎えた3戦目は、4歳未勝利（阪神芝1600m 小雨/良）に出走。鞍上は3戦連続で岸滋彦騎手（2戦0勝）。15頭立ての13番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを4番手で通過。最後は脚勢が鈍り10着に終わった。

7月13日、中3週で迎えた4戦目は、芹沢純一騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（小倉芝2000m 晴/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。9頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを7番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず7着に終わった。

8月31日、中6週で迎えた5戦目は、石橋守騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（小倉芝1200m 晴/良）に出走。18頭立ての15番人気で3番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始17番手を追走。直線では今ひとつ伸びが無く11着に終わった。

11月1日、中8週で迎えた6戦目は、中島裕明騎手を鞍上に迎えて、一般C（荒尾ダート1400m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。8頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、勝ったノーザンレジェンドから5馬身差の2着に敗北した。

11月22日、中2週で迎えた7戦目は、牧野孝光騎手を鞍上に迎えて、一般C（荒尾ダート1400m 曇/不良）に出走。9頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。3着に終わった。

12月13日、中2週で迎えた8戦目は、吉田隆二騎手を鞍上に迎えて、一般C（荒尾ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。4着に敗れた。

12月23日、中0週で迎えた9戦目は、一般C（荒尾ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は中島裕明騎手（1戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。7着に敗れた。

4歳（1998年）

1月1日、連闘で迎えた10戦目は、橋本幸次郎騎手を鞍上に迎えて、一般C（荒尾ダート1400m 雨/重）に出走。8頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、勝ったムサシブライトからアタマ差の2着に甘んじた。

1月10日、連闘で迎えた11戦目は、吉井浩和騎手を鞍上に迎えて、一般C（荒尾ダート1400m 雨/重）に出走。9頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。4着に敗れた。

1月24日、中1週で迎えた12戦目は、一般C（荒尾ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は中島裕明騎手（2戦0勝）。8頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。最後は、勝ったフミノショウリから1馬身半差の2着となった。

2月7日、中1週で迎えた13戦目は、古泉悟騎手を鞍上に迎えて、一般C（荒尾ダート1400m 曇/良）に出走。8頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、2着のタヤスマティスに5馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

3月7日、中3週で迎えた14戦目は、一般C（荒尾ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は中島裕明騎手（3戦0勝）。8頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。6着に終わった。

3月21日、中1週で迎えた15戦目は、一般C（荒尾ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で中島裕明騎手（4戦0勝）。9頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。最後は、勝ったユーホーエリカから1馬身差の2着となった。

3月29日、連闘で迎えた16戦目は、一般C（荒尾ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で中島裕明騎手（5戦0勝）。9頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。6着に敗れた。

4月11日、中1週で迎えた17戦目は、一般C（荒尾ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で中島裕明騎手（6戦0勝）。8頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。5着に終わった。

4月25日、中1週で迎えた18戦目は、一般C（荒尾ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は吉井浩和騎手（1戦0勝）。8頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。最後は、勝ったトキノアカツキから半馬身差の2着となった。

5月9日、中1週で馬体重を前走から13kg増やして迎えた19戦目は、一般C（荒尾ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は中島裕明騎手（7戦0勝）。9頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。3着を確保した。

5月23日、中1週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた20戦目は、一般C（荒尾ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は吉井浩和騎手（2戦0勝）。9頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。最後はナポレオンエリシオと並んで2着同着となった。

5月30日、連闘で迎えた21戦目は、一般C（荒尾ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は中島裕明騎手（8戦0勝）。9頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。最後は、2着のハーヴェストレインに1馬身の差をつけて勝利を手に入れた。

6月6日、連闘で迎えた22戦目は、一般C（荒尾ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で中島裕明騎手（9戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。6着に敗れた。

6月28日、中2週で迎えた23戦目は、新原健伸騎手を鞍上に迎えて、5歳以上C2（佐賀ダート1300m 曇/不良）に出走。8頭立ての1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のムテキビクトリーに2馬身の差をつけて3勝目を挙げた。

7月13日、中1週で迎えた24戦目は、5歳以上C2（佐賀ダート1300m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で新原健伸騎手（1戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では脚勢がやや衰え、3着に終わった。

8月3日、中2週で迎えた25戦目は、5歳以上C2（佐賀ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で新原健伸騎手（2戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したインザフューチャーを捕まえ切れず、4馬身差の2着に敗北した。

8月15日、中1週で迎えた26戦目は、5歳以上C2（佐賀ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で新原健伸騎手（3戦1勝）。7頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位には食い込めず4着に敗れた。

9月6日、中2週で迎えた27戦目は、5歳以上C2（佐賀ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で新原健伸騎手（4戦1勝）。7頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るダーレーフライトを上がり0位の末脚で交わし去り、最後は2馬身半の差をつけて4勝目をつかんだ。

9月15日、連闘で迎えた28戦目は、4歳以上C2（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で新原健伸騎手（5戦2勝）。10頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では末脚がパッとせず9着に敗れた。

9月28日、中1週で迎えた29戦目は、4歳以上C2（佐賀ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で新原健伸騎手（6戦2勝）。10頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位には届かず7着に終わった。

5歳（1999年）

2月15日、約4か月半の休養明けで迎えた30戦目は、5歳以上C2（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は8戦連続で新原健伸騎手（7戦2勝）。10頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位には食い込めず10着に終わった。

3月1日、中1週で迎えた31戦目は、5歳以上C2（佐賀ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は9戦連続で新原健伸騎手（8戦2勝）。9頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位には割り込めず9着に終わった。

3月20日、中2週で迎えた32戦目は、5歳以上C2（佐賀ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は10戦連続で新原健伸騎手（9戦2勝）。10頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では脚を伸ばせず6着に終わった。

4月25日、中4週で迎えた33戦目は、5歳以上C2（佐賀ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は11戦連続で新原健伸騎手（10戦2勝）。8頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るオースミパワーを上がり0位の末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて5勝目をゲットした。

5月4日、連闘で迎えた34戦目は、4歳以上C1 C2（佐賀ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は12戦連続で新原健伸騎手（11戦3勝）。9頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではいい脚を見せられず6着に終わった。

5月15日、中1週で迎えた35戦目は、4歳以上C1（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は13戦連続で新原健伸騎手（12戦3勝）。9頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位には届かず6着に終わった。

6月5日、中2週で迎えた36戦目は、4歳以上C1（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は14戦連続で新原健伸騎手（13戦3勝）。7頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位には食い込めず4着に終わった。

6月27日、中2週で迎えた37戦目は、4歳以上C1（佐賀ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は15戦連続で新原健伸騎手（14戦3勝）。10頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では末脚が振るわず9着に敗れた。

7月11日、中1週で迎えた38戦目は、4歳以上C1（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は16戦連続で新原健伸騎手（15戦3勝）。9頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚がパッとせず7着に終わった。

8月1日、中2週で馬体重を前走から11kg減らして迎えた39戦目は、山口勲騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C1（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。11頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着に入り込んだ。

8月14日、中1週で迎えた40戦目は、4歳以上C1（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で山口勲騎手（1戦0勝）。6頭立ての2番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位には割り込めず3着に敗れた。

8月22日、連闘で迎えた41戦目は、吉原正和騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C1（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。8頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では伸びあぐねて6着に敗れた。

9月5日、中1週で迎えた42戦目は、4歳以上C1（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉原正和騎手（1戦0勝）。7頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、オカノダンディに交わされて1馬身差の2着となった。

9月26日、中2週で迎えた43戦目は、4歳以上C1（佐賀ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で吉原正和騎手（2戦0勝）。9頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では末脚を伸ばせず9着に終わった。

10月3日、連闘で迎えた44戦目は、安楽成秀騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C1（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。7頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位には割り込めず3着に敗れた。