アスターウィング（2008年生、母ヒサクィーン）

アスターウィング（2008年5月10日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋翼」。毛色は鹿毛。種牡馬のクリストワイニング（当時11歳）と交配したヒサクィーンが6歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道勇払郡むかわ町、生産者は（有）新井牧場。戦績は、中央平地26戦1勝2着1回。主な勝ち鞍は2010年の2歳未勝利。

経歴

デビュー前

加藤敬二厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2010年）

9月26日、デビュー戦は勝浦正樹騎手を鞍上に据えて、2歳未勝利（札幌芝1200m 曇/良）に出走。馬体重は424kg。11頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では鮮烈な末脚を爆発させて先頭に躍り出て、最後は2着のマルデデルマに2馬身の差をつけて未勝利戦を制した。

10月16日、中2週で迎えた2戦目は、北村友一騎手を鞍上に迎えて、2歳G2のデイリー杯2歳ステークス（京都芝1600m 外回り晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。12頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい8着に終わった。

11月13日、中3週で迎えた3戦目は、2歳500万下（京都ダート1200m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で北村友一騎手（1戦0勝）。9頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。最後は脚色が悪くなり9着に敗れた。

3歳（2011年）

2月14日、約3か月の休養明けで迎えた4戦目は、3歳500万下の萌黄賞（小倉芝1200m 小雨/重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は勝浦正樹騎手（1戦1勝）。17頭立ての10番人気で16番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを16番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず11着に終わった。

2月26日、中1週で迎えた5戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（阪神芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての11番人気で12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では切れる脚を使えず11着に終わった。

3月19日、中2週で迎えた6戦目は、渡辺薫彦騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下のはなのき賞（小倉芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての14番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では末脚がパッとせず9着に終わった。

4月16日、中3週で迎えた7戦目は、津村明秀騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下のドラセナ賞（小倉芝1200m 曇/良）に出走。16頭立ての16番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではビュッとキレる脚で追い上げたが、勝ったロードカナロアに詰め切れず、3馬身半差の2着となった。

5月1日、中1週で迎えた8戦目は、3歳500万下のはやぶさ賞（新潟芝1000m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で津村明秀騎手（1戦0勝）。16頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。5着に終わった。

5月21日、中2週で迎えた9戦目は、四位洋文騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下のこでまり賞（京都芝1200m 曇/良）に出走。18頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを12番手で通過。直線では決め手が足りず7着に敗れた。

6月12日、中2週で迎えた10戦目は、C.ウィリアムズ騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（阪神芝1200m 曇/良）に出走。16頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始6番手を追走。最後はタレてしまい13着に敗れた。

10月1日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から18kg増やして迎えた11戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（阪神芝1400m 晴/良）に出走。18頭立ての18番人気で13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではいい脚を見せられず10着に終わった。

10月29日、中3週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた12戦目は、高倉稜騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（新潟芝1000m 晴/良）に出走。15頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。9着に敗れた。

11月27日、中3週で迎えた13戦目は、吉田隼人騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（小倉芝1200m 晴/良）に出走。13頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後はスピードが落ちてしまい8着に終わった。

12月4日、連闘で迎えた14戦目は、藤懸貴志騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（小倉ダート1000m 晴/重）に53kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。9頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では切れる脚を使えず5着に敗れた。

12月25日、中2週で迎えた15戦目は、3歳以上500万下（小倉ダート1000m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で藤懸貴志騎手（1戦0勝）。14頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では見せ場を作れず10着に終わった。

4歳（2012年）

1月21日、中3週で迎えた16戦目は、国分優作騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の大牟田特別（小倉芝1200m 晴/良）に出走。18頭立ての17番人気で10番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら12番手で通過。直線では長くいい脚を使ってゴールまで頑張り、5着に入り込んだ。

2月12日、中2週で迎えた17戦目は、4歳以上500万下（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で国分優作騎手（1戦0勝）。16頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり8着に終わった。

3月4日、中2週で迎えた18戦目は、秋山真一郎騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（阪神ダート1200m 小雨/稍重）に出走。16頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では末脚を伸ばせず11着に終わった。

3月25日、中2週で迎えた19戦目は、尾島徹騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（阪神ダート1200m 晴/重）に出走。15頭立ての12番人気で13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、馬場の外目を回って7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。最後は脚勢が衰えて13着に終わった。

4月8日、中1週で迎えた20戦目は、上村洋行騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（福島ダート1150m 晴/良）に出走。16頭立ての15番人気で1番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず9着に終わった。

5月5日、中3週で迎えた21戦目は、松田大作騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（新潟ダート1200m 晴/重）に出走。15頭立ての14番人気で7番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く11着に終わった。

6月3日、中3週で迎えた22戦目は、3歳以上500万下（阪神芝1400m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は藤懸貴志騎手（2戦0勝）。18頭立ての18番人気で2番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では今ひとつ伸びが無く14着に終わった。

11月18日、約5か月半の休養明けで迎えた23戦目は、太宰啓介騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（福島芝1200m 小雨/稍重）に出走。16頭立ての13番人気で5番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後は失速してしまい14着に終わった。

12月8日、中2週で迎えた24戦目は、菱田裕二騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中京ダート1800m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。16頭立ての16番人気で14番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを13番手で通過。直線ではいい脚を見せられず16着に終わった。

5歳（2013年）

4月7日、約4か月の休養明けで迎えた25戦目は、丸田恭介騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（福島芝1200m 雨/重）に出走。16頭立ての12番人気で1番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを12番手で通過。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位争いには加われず8着に終わった。

4月29日、中2週で迎えた26戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（福島芝1200m 曇/良）に出走。16頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを13番手で通過。直線では上がり1位タイの末脚を繰り出したが上位争いには参加できず9着に敗れた。