セデックカズマ（2016年生、母クライシスオブスピリット）

セデックカズマ（2016年1月30日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「台湾の民族の一つ+冠名」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のMidnight Lute（当時13歳）と交配したクライシスオブスピリットが10歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は三嶋牧場。2023年の障害4歳以上オープン(障害4歳以上オープン)に勝利した他、2022年の牛若丸ジャンプステークス(障害4歳以上オープン)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

西浦勝一厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2018年）

6月30日、デビュー戦は浜中俊騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中京芝1600m 曇/良）に出走。馬体重は472kg。8頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、かなりのスローペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が鈍り5着に終わった。

9月29日、約3か月の休養明けで迎えた2戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（阪神芝1200m 雨/重）に出走。13頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線ではキレのいい末脚を発揮したが、4着に終わった。

10月20日、中2週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（京都芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で幸英明騎手（1戦0勝）。9頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら5番手で通過。直線では長くいい末脚でゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

11月17日、中3週で迎えた4戦目は、藤岡佑介騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（京都芝1200m 晴/良）に出走。18頭立ての5番人気で16番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、馬場の外目を回って11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を見せたが上位争いには参加できず7着に敗れた。

12月8日、中2週で迎えた5戦目は、M.デムーロ騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。12頭立ての2番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では忍耐力が光る走りを見せたが、抜け出したショウブを捕まえ切れず、1馬身1/4差の2着に敗北した。

12月22日、中1週で迎えた6戦目は、2歳未勝利（阪神ダート1400m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続でM.デムーロ騎手（1戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では切れ味光る末脚を披露したが、4着に終わった。

3歳（2019年）

1月13日、中2週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続でM.デムーロ騎手（2戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線では末脚を伸ばせず14着に敗れた。

3月2日、中6週で迎えた8戦目は、川田将雅騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/稍重）に出走。16頭立ての2番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを6番手で通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで力闘したが、5着に終わった。

3月23日、中2週で迎えた9戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で川田将雅騎手（1戦0勝）。16頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では天稟の負けん気を発揮してゴールまで力走し、4着に入った。

4月14日、中2週で迎えた10戦目は、北村友一騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート1200m 小雨/良）に出走。16頭立ての2番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では閃光のような末脚を発揮したが、3着に終わった。

4月29日、中1週で迎えた11戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都ダート1200m 曇/良）に出走。16頭立ての1番人気に推されて15番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで力走したが、5着に終わった。

6月29日、中8週で迎えた12戦目は、3歳未勝利（中京ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上はM.デムーロ騎手（3戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて2番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では電光石火の末脚を発揮したが、3着に終わった。

8月10日、中5週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた13戦目は、3歳未勝利（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は北村友一騎手（1戦0勝）。16頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では切れる脚を使えず11着に終わった。

9月6日、中3週で迎えた14戦目は、田中学騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2二（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。ハナを取り切り、でレースを牽引。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のクレスコマリンに約11馬身の大差をつけて待望の初勝利を挙げた。

9月20日、中1週で迎えた15戦目は、3歳以上C2一（園田ダート1400m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で田中学騎手（1戦1勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では迫力満点の伸び脚で驀進したが、勝ったロングファイナリーにねじ伏せられて3馬身差の2着に敗北した。

10月11日、中2週で迎えた16戦目は、3歳以上C1（園田ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で田中学騎手（2戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではぐんぐんと終いの脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のアチェンティをクビ差振り切ってファンの支持に応えた。

4歳（2020年）

2月15日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた17戦目は、藤岡康太騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（京都ダート1900m 曇/稍重）に出走。13頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、緩やかなペースでレースを進める。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚が止まってしまい12着に終わった。

3月1日、中1週で迎えた18戦目は、4歳以上1勝クラス（阪神ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は岩田康誠騎手（1戦0勝）。10頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず6着に終わった。

3月14日、中1週で迎えた19戦目は、4歳以上1勝クラス（阪神ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で岩田康誠騎手（2戦0勝）。11頭立ての5番人気で大外11番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位争いには絡めず5着に敗れた。

4月4日、中2週で迎えた20戦目は、4歳以上1勝クラス（阪神ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で岩田康誠騎手（3戦0勝）。11頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず11着に敗れた。

4月25日、中2週で迎えた21戦目は、岩田望来騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（京都ダート1200m 晴/良）に出走。15頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では末脚に勢いがなく14着に敗れた。

7月26日、約3か月の休養明けで迎えた22戦目は、藤井勘一郎騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（新潟ダート1200m 曇/稍重）に出走。15頭立ての15番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず15着に終わった。

9月13日、中6週で迎えた23戦目は、植野貴也騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（中京障害芝3000m 雨/良）に出走。10頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。5着に終わった。

10月4日、中2週で迎えた24戦目は、障害3歳以上未勝利（中京障害芝3000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で植野貴也騎手（1戦0勝）。14頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。最後は、勝ったアドマイヤアゼリから半馬身差の2着となった。

12月12日、中9週で迎えた25戦目は、障害3歳以上未勝利（中京障害芝3000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で植野貴也騎手（2戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、勝ったヒドゥンパラメータから9馬身差の2着に敗北した。

5歳（2021年）

1月17日、中4週で迎えた26戦目は、障害4歳以上未勝利（小倉障害芝2860m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で植野貴也騎手（3戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。3着に終わった。

2月7日、中2週で迎えた27戦目は、障害4歳以上未勝利（小倉障害芝2860m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で植野貴也騎手（4戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。最後は、2着のブルーガーディアンに2馬身半の差をつけて1番人気に応えた。

3月6日、中3週で迎えた28戦目は、障害4歳以上オープン（小倉障害芝3390m 曇/重）に出走。鞍上は6戦連続で植野貴也騎手（5戦1勝）。14頭立ての6番人気で大外14番ゲートからスタート。4着に終わった。

5月2日、中7週で迎えた29戦目は、森一馬騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上オープン（東京障害芝3100m 晴/良）に出走。13頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。7着に敗れた。

6月6日、中4週で迎えた30戦目は、障害3歳以上オープン（中京障害芝3330m 小雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で森一馬騎手（1戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。最後は、勝ったグランソードから3/4馬身差の2着に敗北した。

8月21日、約2か月半の間隔を開けて迎えた31戦目は、障害3歳以上オープン（新潟障害芝2850m 外→内晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で森一馬騎手（2戦0勝）。13頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。4着に終わった。

10月9日、中6週で迎えた32戦目は、障害3歳以上オープン（新潟障害芝2850m 外→内晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で森一馬騎手（3戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。7着に敗れた。

6歳（2022年）

1月29日、約3か月半の休み明けで迎えた33戦目は、平沢健治騎手を鞍上に迎えて、牛若丸ジャンプステークス（小倉障害芝3390m 晴/良）に出走。14頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。最後は、勝ったビーオールアイズからクビ差の2着に甘んじた。

3月20日、中6週で迎えた34戦目は、障害4歳以上オープン（阪神障害芝3110m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で平沢健治騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、勝ったノストラダムスから7馬身差の2着に敗北した。

5月14日、中7週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた35戦目は、J・G2の京都ハイジャンプ（中京障害芝3900m 晴/重）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は森一馬騎手（4戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。9着に敗れた。

8月13日、約3か月の休養明けで迎えた36戦目は、障害3歳以上オープン（小倉障害芝2860m 晴/良）に出走。鞍上は平沢健治騎手（2戦0勝）。8頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。3着に終わった。

9月17日、中4週で迎えた37戦目は、J・G3の阪神ジャンプステークス（中京障害芝3300m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で平沢健治騎手（3戦0勝）。14頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。9着に敗れた。

12月10日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から10kg増やして迎えた38戦目は、障害3歳以上オープン（阪神障害芝3110m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で平沢健治騎手（4戦0勝）。14頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。10着に敗れた。

7歳（2023年）

2月18日、中9週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた39戦目は、障害4歳以上オープン（小倉障害芝3390m 小雨/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で平沢健治騎手（5戦0勝）。12頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。最後は、2着のポルタフォリオをクビ差制して久々に勝利を挙げた。

5月13日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から6kg戻して迎えた40戦目は、J・G2の京都ハイジャンプ（京都障害芝3930m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で平沢健治騎手（6戦1勝）。11頭立ての7番人気で大外11番ゲートからスタート。8着に終わった。

9月23日、約4か月半の休養明けで迎えた41戦目は、清秋ジャンプステークス（中山障害芝3210m 曇/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で平沢健治騎手（7戦1勝）。13頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。12着に終わった。