ビーオールアイズ（2017年生、母ファンタジックアイ）

ビーオールアイズ（2017年1月18日）は、日本の競走馬。馬名の意味は「食い入るように見つめる」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のルーラーシップ（当時10歳）と交配したファンタジックアイが7歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道千歳市、生産者は社台ファーム。2021年の小倉サマージャンプ(JG3)で3着に入った他、2022年の牛若丸ジャンプステークス(障害4歳以上オープン)に勝利するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

松下武士厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2020年）

4月11日、デビュー戦は藤岡康太騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（阪神芝1400m 晴/良）に出走。馬体重は466kg。18頭立ての16番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、16番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位争いには参加できず9着に終わった。

4月26日、中1週で迎えた2戦目は、川須栄彦騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。14頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では上がり3位の末脚を繰り出したが上位には食い込めず7着に終わった。

7月11日、約2か月半の間隔を開けて迎えた3戦目は、鮫島克駿騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神芝1800m 外回り小雨/不良）に出走。18頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。極端なハイペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では稟性の負けん性を発揮してゴールまでタレずに走り切り、4着に入り込んだ。

8月2日、中2週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（新潟芝1800m 外回り晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で鮫島克駿騎手（1戦0勝）。17頭立ての12番人気で2番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線ではゴールまでジワジワと伸び、6着に入り込んだ。

8月23日、中2週で迎えた5戦目は、太宰啓介騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉芝2000m 小雨/稍重）に出走。18頭立ての4番人気に推されて12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では脚が上がってしまい13着に敗れた。

12月13日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた6戦目は、中村将之騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（中京障害芝3000m 曇/良）に出走。14頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。13着に終わった。

4歳（2021年）

1月16日、中4週で馬体重を前走から14kg絞って迎えた7戦目は、植野貴也騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（小倉障害芝2860m 晴/良）に出走。12頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。6着に終わった。

3月27日、中9週で迎えた8戦目は、障害4歳以上未勝利（阪神障害芝2970m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で植野貴也騎手（1戦0勝）。12頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。5着に敗れた。

4月24日、中3週で迎えた9戦目は、障害4歳以上未勝利（阪神障害芝2970m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で植野貴也騎手（2戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、2着のピースプレイヤーに7馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

8月14日、約3か月半の休養明けで迎えた10戦目は、障害3歳以上オープン（小倉障害芝2860m 雨/不良）に出走。鞍上は4戦連続で植野貴也騎手（3戦1勝）。12頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。4着に入り込んだ。

8月28日、中1週で迎えた11戦目は、J・G3の小倉サマージャンプ（小倉障害芝3390m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は5戦連続で植野貴也騎手（4戦1勝）。8頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。3着に入り込んだ。

5歳（2022年）

1月29日、約5か月の休み明けで迎えた12戦目は、牛若丸ジャンプステークス（小倉障害芝3390m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で植野貴也騎手（5戦1勝）。14頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、2着のセデックカズマをクビ差制して久々の一戦を制した。

3月12日、中5週で迎えた13戦目は、J・G2の阪神スプリングジャンプ（阪神障害芝3900m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で植野貴也騎手（6戦2勝）。11頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。4着に終わった。

2022年3月17日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。