デコルテ（2007年生、母タニノホロホロ）

デコルテ（2007年3月22日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「肩や背中を露出したファッション」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のタニノギムレット（当時8歳）と交配したタニノホロホロが11歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者はカントリー牧場。戦績は、中央平地16戦3勝2着1回。主な勝ち鞍は2011年の4歳以上1000万下(牝)。

経歴

デビュー前

松田国英厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2010年）

1月16日、デビュー戦は武豊騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の3歳新馬（京都芝1600m 晴/良）に出走。馬体重は440kg。16頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、平均ペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではあとひと押しが利かず、4着に終わった。

6月13日、約5か月の休み明けで迎えた2戦目は、鮫島良太騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（京都芝1600m 小雨/良）に出走。18頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではゴールまでジワジワと伸び、4着に入った。

7月4日、中2週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた3戦目は、四位洋文騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（函館芝1800m 曇/良）に出走。16頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。端を奪う形となり、ゆったりとしたペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではきっちりと終いの脚を伸ばして、最後は2着のスコアズビーをクビ差振り切って未勝利戦を制した。

7月18日、中1週で迎えた4戦目は、丸山元気騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（函館芝1800m 曇/良）に出走。10頭立ての4番人気で大外10番ゲートからスタート。果敢に端をきり、リードを5馬身以上キープして、若干緩いペースで一団を引っ張る。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では一寸刻みに前との差を詰めて、最後は2着のアオゾラペダルをクビ差振り切って勝利を手中に収めた。

8月14日、中3週で迎えた5戦目は、吉田隼人騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上1000万下の大倉山特別（札幌芝1800m 晴/良）に出走。14頭立ての5番人気で大外14番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は勢いを失って12着に敗れた。

4歳（2011年）

1月30日、約5か月半の休養明けで迎えた6戦目は、浜中俊騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下の春日特別（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。15頭立ての12番人気で大外15番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを15番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず15着に終わった。

3月6日、中4週で迎えた7戦目は、高倉稜騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（阪神芝1400m 曇/良）に出走。14頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では全く伸びず7着に終わった。

4月16日、中5週で迎えた8戦目は、福永祐一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下の山陽特別（阪神芝1400m 晴/良）に出走。18頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前のタフネスでしぶとく走り抜いたが、伸びてきたカイシュウボナンザ決め手に屈してクビ差の2着となった。

5月7日、中2週で迎えた9戦目は、牝馬限定の4歳以上1000万下（京都芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で福永祐一騎手（1戦0勝）。18頭立ての2番人気に推されて14番ゲートからスタート。端を奪い、緩やかなペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では豪快に末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のハッピーパレードに1馬身3/4の差をつけて優勝

6歳（2013年）

1月27日、約21か月の休み明けで馬体重を前走から20kg増やして迎えた10戦目は、三浦皇成騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（東京芝1400m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚勢が衰えて8着に終わった。

2月9日、中1週で迎えた11戦目は、池添謙一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下の宇治川特別（京都芝1400m 外回り晴/良）に出走。11頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。逃げを打ち、かなり遅いペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では余力が残っておらず10着に終わった。

5月19日、約3か月半の休養明けで迎えた12戦目は、4歳以上1000万下（京都芝1600m 外回り雨/良）に出走。鞍上は浜中俊騎手（1戦0勝）。13頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、後続との差を2馬身以上保って、やや厳しいペースで馬群を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は減速してしまい13着に敗れた。

8月10日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から10kg増やして迎えた13戦目は、武士沢友治騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上1000万下の三面川特別（新潟芝1800m 外回り晴/良）に出走。18頭立ての17番人気で4番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は力尽きて18着に終わった。

8月24日、中1週で馬体重を前走から14kg絞って迎えた14戦目は、田中博康騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1000万下のHBC賞（函館芝1200m 晴/稍重）に出走。13頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。ハナを奪う恰好となり、平均ペースで集団を先導。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。最後はタレてしまい13着に終わった。

9月29日、中4週で迎えた15戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の勝浦特別（中山芝1200m 外回り晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は武士沢友治騎手（1戦0勝）。16頭立ての14番人気で大外16番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では最後まで息が続かず16着に終わった。

7歳（2014年）

2月10日、約4か月半の休み明けで馬体重を前走から22kg減らして迎えた16戦目は、原田和真騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上1000万下（東京芝1400m 晴/稍重）に52kgの軽斤量で出走。16頭立ての16番人気で7番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、少し遅いペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では余力が残っておらず16着に終わった。