チェルシーザベスト（2004年生、母Chelsea Green）

チェルシーザベスト（2004年3月21日）は、アメリカ合衆国で生まれ、日本で調教された競走馬。牡馬。馬名の意味は「母名の一部＋最高」。毛色は鹿毛。種牡馬のロイヤルアカデミーⅡ（当時17歳）と交配したChelsea Greenが12歳のときに産んだ仔が本馬である。戦績は、中央平地14戦0勝、地方5戦1勝2着1回。主な勝ち鞍は2008年の一般C7。

経歴

デビュー前

広尾サラブレッド倶楽部にて総額5,880万円（11.76万×500口）で一口馬主が募集された。

二ノ宮敬宇厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2006年）

12月24日、デビュー戦は蛯名正義騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中山芝2000m 晴/良）に出走。馬体重は524kg。18頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では強靭な末脚を披露し、3着に入った。

3歳（2007年）

1月6日、中1週で迎えた2戦目は、後藤浩輝騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山芝2200m 外回り雨/良）に出走。16頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは、大外に持ち出して4番手で通過。最後は減速してしまい14着に敗れた。

3月18日、中9週で馬体重を前走から18kg減らして迎えた3戦目は、3歳未勝利（中山芝2200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は蛯名正義騎手（1戦0勝）。15頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず8着に敗れた。

4月29日、中5週で迎えた4戦目は、藤田伸二騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。13頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では余力が残っておらず12着に敗れた。

6月24日、中7週で迎えた5戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島芝1800m 曇/良）に出走。16頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の大外を通りながら4コーナーを7番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、最後はダイワファントムと並んで3着同着となった。

7月14日、中2週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（新潟芝1600m 外回り曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で柴田善臣騎手（1戦0勝）。18頭立ての8番人気で16番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを12番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず10着に敗れた。

9月23日、中9週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた7戦目は、福永祐一騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神芝2000m 晴/良）に出走。16頭立ての7番人気で15番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では伸びが劣勢になり14着に敗れた。

11月3日、中5週で馬体重を前走から10kg戻して迎えた8戦目は、石橋脩騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の二本松特別（福島芝1800m 晴/良）に出走。14頭立ての10番人気で12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後はスピードが落ちてしまい14着に終わった。

4歳（2008年）

2月22日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走からさらに15kg増やして迎えた9戦目は、丸野勝虎騎手を鞍上に迎えて、一般C7（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るシーワンダフルを次元の違う末脚でクビ差だけ差し切って待望の初白星を挙げた。

3月7日、中1週で迎えた10戦目は、座禅草特別（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で丸野勝虎騎手（1戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで力走したが、4着に終わった。

3月21日、中1週で迎えた11戦目は、一般C3（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で丸野勝虎騎手（2戦1勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では根気強くタフに走り抜いたが、マイネルレシタールに交わされて4馬身差の2着に敗北した。

3月28日、連闘で迎えた12戦目は、大畑騎手400勝おめでとう（名古屋ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で丸野勝虎騎手（3戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では脚色がやや衰え、3着に終わった。

4月11日、中1週で迎えた13戦目は、一般C2（名古屋ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で丸野勝虎騎手（4戦1勝）。8頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では末脚が振るわず5着に敗れた。

11月24日、約7か月半の休養明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた14戦目は、鷹野宏史騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（福島芝1800m 曇/良）に出走。14頭立ての13番人気で5番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後は脚色が鈍り13着に終わった。

5歳（2009年）

1月10日、中6週で馬体重を前走から14kg絞って迎えた15戦目は、4歳以上500万下（中京芝2500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で鷹野宏史騎手（1戦0勝）。14頭立ての14番人気で5番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では脚を伸ばせず12着に終わった。

4月19日、約3か月半の休み明けで迎えた16戦目は、村田一誠騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の米沢特別（福島芝2000m 晴/良）に出走。16頭立ての16番人気で11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、16番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では目立つような脚を使えず11着に終わった。

5月10日、中2週で迎えた17戦目は、4歳以上500万下の二王子特別（新潟芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は鷹野宏史騎手（2戦0勝）。10頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではいいところがなく8着に終わった。

7月4日、中7週で迎えた18戦目は、四位洋文騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の夕張特別（札幌芝2000m 曇/良）に出走。14頭立ての13番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線ではジリ脚になってしまい14着に終わった。

11月22日、約4か月半の休養明けで迎えた19戦目は、西田雄一郎騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の霊山特別（福島芝2600m 晴/良）に出走。14頭立ての14番人気で11番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では全く伸びず13着に終わった。