クイーンマツサリア（1985年生、母エチユード）

クイーンマツサリア（1985年4月24日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のアローエクスプレス（当時18歳）と交配したエチユードが9歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は（有）大塚牧場。戦績は、中央平地16戦3勝2着2回。主な勝ち鞍は1989年の皿倉山特別(900万下ハンデ)。

経歴

デビュー前

石毛善衛厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（1988年）

5月15日、デビュー戦は上田悟騎手を鞍上に据えて、4歳未出走（新潟芝1400m 外回り曇/稍重）に出走。馬体重は500kg。13頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず12着に終わった。

5月28日、中1週で迎えた2戦目は、4歳未勝利（東京芝1800m 小雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で上田悟騎手（1戦0勝）。18頭立ての8番人気で大外18番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では見せ場を作れず8着に敗れた。

6月12日、中1週で迎えた3戦目は、4歳未勝利（東京芝1800m 雨/良）に出走。鞍上は3戦連続で上田悟騎手（2戦0勝）。12頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では上がり3位の末脚を繰り出したが上位には届かず5着に敗れた。

7月3日、中2週で迎えた4戦目は、4歳未勝利（福島芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で上田悟騎手（3戦0勝）。16頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず13着に終わった。

7月23日、中2週で迎えた5戦目は、牝馬限定の4歳未勝利（福島ダート1700m 小雨/重）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は5戦連続で上田悟騎手（4戦0勝）。12頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のバービージェニーに6馬身の差をつけて未勝利戦を制した。

8月13日、中2週で迎えた6戦目は、牝馬限定の4歳以上400万下（新潟芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で上田悟騎手（5戦1勝）。12頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線ではゴールまでジワジワと伸び、最後はセントキッドと並んで4着同着となった。

10月15日、中8週で迎えた7戦目は、牝馬限定の4歳以上400万下（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で上田悟騎手（6戦1勝）。13頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では上がり3位の末脚を見せたが上位には届かず7着に敗れた。

11月12日、中3週で迎えた8戦目は、大崎昭一騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上400万下の伊達特別（福島芝1800m 晴/良）に出走。12頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では堅実に脚を伸ばしたが、勝ったミヤギレデイーにねじ伏せられて1馬身1/4差の2着となった。

12月4日、中2週で迎えた9戦目は、牝馬限定の4歳以上400万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で大崎昭一騎手（1戦0勝）。13頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

12月18日、中1週で迎えた10戦目は、4歳以上900万下（中山芝2500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で大崎昭一騎手（2戦0勝）。11頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線ではビュッと切れる脚で追い上げたが、抜け出したスマイルオンユーに半馬身届かず2着となった。

4歳（1989年）

1月13日、中3週で迎えた11戦目は、5歳以上400万下（中山ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で大崎昭一騎手（3戦0勝）。11頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

1月29日、中1週で迎えた12戦目は、5歳以上400万下（小倉芝2600m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で大崎昭一騎手（4戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを10番手で通過。直線では猛烈な末脚を爆発させて先頭をうかがい、最後は2着のコスモダビンチを半馬身振り切って先頭ゴールを果たした。

2月18日、中2週で迎えた13戦目は、ハンデ戦で5歳以上900万下の皿倉山特別（小倉芝2600m 曇/不良）に出走。鞍上は6戦連続で大崎昭一騎手（5戦1勝）。16頭立ての2番人気に推されて13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のスナークファイターに3馬身の差をつけて勝利をモノにする

5月6日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から10kg減らして迎えた14戦目は、ハンデ戦で5歳以上1400万下の薫風ステークス（東京芝2000m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は7戦連続で大崎昭一騎手（6戦2勝）。10頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を使えず4着に終わった。

5歳（1990年）

8月5日、約15か月の休み明けで馬体重を前走から10kg戻して迎えた15戦目は、坂本勝美騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下の松前特別（函館芝2500m 晴/良）に出走。6頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では決め手が足りず6着に終わった。

9月8日、中4週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた16戦目は、4歳以上900万下のHTB杯（函館芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で坂本勝美騎手（1戦0勝）。10頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では今一つ末脚が切れず9着に終わった。