アドマイヤドーム（2005年生、母スタータイクーン）

アドマイヤドーム（2005年3月14日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋ドーム」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のサクラバクシンオー（当時16歳）と交配したスタータイクーンが10歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道勇払郡早来町、生産者はノーザンファーム。戦績は、中央平地4戦0勝、地方13戦4勝2着3回。主な勝ち鞍は2009年の一般C2九十。

経歴

デビュー前

当歳のとき、ノーザンファームから「セレクトセールサラブレッド当歳」に上場され、近藤利一によって2,310万円で落札された。

二ノ宮敬宇厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2008年）

3月23日、デビュー戦は後藤浩輝騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。馬体重は486kg。16頭立ての4番人気に推されて4番ゲートからスタート。苛烈なペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では上がり4位タイの末脚を見せたが上位には食い込めず8着に敗れた。

5月10日、中6週で迎えた2戦目は、蛯名正義騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京ダート1300m 小雨/良）に出走。13頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず10着に敗れた。

6月28日、中6週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（福島ダート1150m 曇/良）に出走。鞍上は後藤浩輝騎手（1戦0勝）。16頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを12番手で通過。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位争いには絡めず8着に敗れた。

9月14日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から10kg増やして迎えた4戦目は、3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で後藤浩輝騎手（2戦0勝）。15頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線ではパワフルな末脚を披露したが、4着に終わった。

11月20日、中9週で迎えた5戦目は、川島正太郎騎手を鞍上に迎えて、3歳（船橋ダート1500m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。12頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

12月10日、中2週で迎えた6戦目は、3歳（船橋ダート1500m 晴/不良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で川島正太郎騎手（1戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。他馬と併走しながらハナを切る形となり、やや緩いペースで馬群を牽引。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では見事な伸び脚を見せたが、ナイキヴァザーリに交わされて1馬身半差の2着に敗北した。

4歳（2009年）

9月1日、約9か月の休養明けで迎えた7戦目は、一般C3三イ（船橋ダート1500m 晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で川島正太郎騎手（2戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のパワーウイニングに1馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

9月23日、中2週で迎えた8戦目は、一般C3三ア（船橋ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で川島正太郎騎手（3戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを先頭で通過。直線に入ると、前で粘るソウルオブペリーを次元の違う末脚で交わし去り、最後は5馬身の差をつけて2勝目をマークした。

10月16日、中2週で迎えた9戦目は、一般C3一（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で川島正太郎騎手（4戦2勝）。11頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のカンザクラに2馬身の差をつけて制した。

10月29日、中1週で迎えた10戦目は、一般C2九十（船橋ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で川島正太郎騎手（5戦3勝）。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るフリートジュエルを次元の違う末脚で交わし去り、最後は4馬身の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

11月16日、中2週で迎えた11戦目は、一般C2三四（船橋ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は7戦連続で川島正太郎騎手（6戦4勝）。13頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く5着に敗れた。

12月7日、中2週で迎えた12戦目は、一般C2三四（船橋ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は8戦連続で川島正太郎騎手（7戦4勝）。14頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、平均的なペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前のガッツで最後まで踏ん張ったが、セトウチサンダーに交わされて3馬身差の2着に敗北した。

5歳（2010年）

4月16日、約4か月半の休養明けで迎えた13戦目は、一般C2十一十二（船橋ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は9戦連続で川島正太郎騎手（8戦4勝）。12頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、平均ペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではもうひと伸びが足りず、3着に終わった。

5月7日、中2週で迎えた14戦目は、一般C2十十一（船橋ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は10戦連続で川島正太郎騎手（9戦4勝）。8頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。先陣を切る形となり、かなり遅いペースでレースを進める。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線では天稟の闘志でゴールまで力走したが、3着に終わった。

8月27日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から19kg増やして迎えた15戦目は、一般C3一二イ（船橋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は11戦連続で川島正太郎騎手（10戦4勝）。9頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。先手を奪い、若干速いペースで一団を牽引。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では持ち前の忍耐力で最後まで敢闘したが、オーサンルビーに交わされて5馬身差の2着に敗北した。

9月10日、中1週で迎えた16戦目は、一般C3一二（川崎ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は12戦連続で川島正太郎騎手（11戦4勝）。13頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では伸びあぐねて10着に敗れた。

10月30日、中6週で迎えた17戦目は、山下裕貴騎手を鞍上に迎えて、さざんか特別（佐賀ダート1800m 曇/良）に53kgの軽斤量で出走。12頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり10着に敗れた。