ディオーネプリンス（2016年生、母シルクアワード）

ディオーネプリンス（2016年5月19日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「ギリシャ神話の天空の女神ディオーネの王子」。毛色は鹿毛。種牡馬のロジユニヴァース（当時10歳）と交配したシルクアワードが16歳のときに産んだ8番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は石田牧場。主な勝ち鞍は2020年の障害3歳以上未勝利。

経歴

デビュー前

1歳のとき、石田牧場から「北海道オータムセールサラブレッド1歳」に上場され、齊藤雅志によって302.4万円で落札された。

森田直行厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2019年）

2月24日、デビュー戦は幸英明騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（阪神芝2000m 晴/良）に出走。馬体重は484kg。15頭立ての13番人気で7番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では末脚にキレが無く10着に終わった。

3月10日、中1週で迎えた2戦目は、古川吉洋騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神芝1800m 外回り小雨/良）に出走。12頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではいい脚を見せられず7着に終わった。

4月29日、中6週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（京都芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で古川吉洋騎手（1戦0勝）。14頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では上がり3位タイの伸び脚を披露したが上位には割り込めず8着に終わった。

6月15日、中6週で迎えた4戦目は、西村淳也騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神芝2400m 外回り曇/稍重）に出走。13頭立ての11番人気で大外13番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では瞬発力に優れた末脚を披露し、4着に入り込んだ。

7月13日、中3週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（中京芝2200m 小雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で西村淳也騎手（1戦0勝）。17頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では上がり2位タイの末脚を見せたが上位争いには加われず9着に終わった。

8月10日、中3週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（小倉芝2000m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で西村淳也騎手（2戦0勝）。18頭立ての12番人気で13番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを4番手で通過。直線では伸びが劣勢になり7着に終わった。

9月1日、中2週で迎えた7戦目は、藤懸貴志騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉芝2000m 小雨/重）に出走。18頭立ての16番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを10番手で通過。直線では卓出した伸び脚で急追したが、抜け出したイルマタルに3/4馬身届かず2着となった。

12月15日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた8戦目は、熊沢重文騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（中京障害芝3000m 晴/良）に出走。14頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。4着に終わった。

4歳（2020年）

3月1日、約2か月半の間隔を開けて迎えた9戦目は、障害4歳以上未勝利（中京障害芝3000m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で熊沢重文騎手（1戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。5着に終わった。

3月28日、中3週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた10戦目は、障害4歳以上未勝利（中京障害芝3000m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で熊沢重文騎手（2戦0勝）。14頭立ての7番人気で13番ゲートからスタート。8着に敗れた。

4月26日、中3週で迎えた11戦目は、鮫島克駿騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラスの燧ヶ岳特別（福島芝2600m 曇/良）に出走。10頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では非凡な末脚を披露し、3着に入り込んだ。

5月23日、中3週で迎えた12戦目は、亀田温心騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラスの荒川峡特別（新潟芝2400m 晴/良）に出走。11頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位には割り込めず8着に敗れた。

7月25日、中8週で迎えた13戦目は、3歳以上1勝クラスの燕特別（新潟芝2400m 曇/良）に出走。鞍上は熊沢重文騎手（3戦0勝）。16頭立ての14番人気で5番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を使えず9着に終わった。

9月13日、中6週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた14戦目は、障害3歳以上未勝利（中京障害芝3000m 雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で熊沢重文騎手（4戦0勝）。10頭立ての4番人気で大外10番ゲートからスタート。最後は、2着のストレートパンチに1馬身1/4の差をつけて待望の初白星を挙げた。

10月24日、中5週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた15戦目は、障害3歳以上オープン（新潟障害芝3250m 外→内晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で熊沢重文騎手（5戦1勝）。12頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。競走中止となった。

5歳（2021年）

2月6日、約3か月半の休み明けで迎えた16戦目は、北沢伸也騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上オープン（小倉障害芝3390m 晴/良）に出走。14頭立ての13番人気で6番ゲートからスタート。7着に終わった。

3月20日、中5週で迎えた17戦目は、ペガサスジャンプステークス（中山障害芝3350m 外回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で北沢伸也騎手（1戦0勝）。14頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。11着に終わった。

5月2日、中5週で迎えた18戦目は、障害4歳以上オープン（東京障害芝3100m 晴/良）に出走。鞍上は熊沢重文騎手（6戦1勝）。13頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。6着に終わった。