エマノネガイ（2001年生、母シービースキット）

エマノネガイ（2001年5月30日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「絵馬の願い」。毛色は鹿毛。種牡馬のアサティス（当時16歳）と交配したシービースキットが14歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者はヒサイファーム。戦績は、中央平地6戦0勝、地方23戦6勝2着3回。2004年の花菖蒲特別に勝利するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

古賀一隆厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2004年）

2月29日、デビュー戦は加藤和宏騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の3歳新馬（中山ダート1200m 曇/良）に出走。馬体重は474kg。16頭立ての14番人気で14番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで頑張り、3着を確保した。

4月11日、中5週で迎えた2戦目は、加藤士津八騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（福島ダート1700m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。10頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず8着に敗れた。

4月25日、中1週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は加藤和宏騎手（1戦0勝）。14頭立ての9番人気で13番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。最後はバテてしまい10着に終わった。

5月23日、中3週で迎えた4戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（新潟ダート1200m 晴/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で加藤和宏騎手（2戦0勝）。15頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり12着に終わった。

6月21日、中3週で迎えた5戦目は、3歳オープンの花菖蒲特別（高崎ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で加藤和宏騎手（3戦0勝）。11頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。最後は、2着のアンジェリーナに1馬身半の差をつけて初白星を挙げた。

7月31日、中5週で迎えた6戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で加藤和宏騎手（4戦1勝）。15頭立ての13番人気で11番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では末脚が冴えず14着に終わった。

8月30日、中3週で馬体重を前走から16kg増やして迎えた7戦目は、オーガスト特別（高崎ダート1500m 雨/稍重）に牝馬ながら54kgの斤量を背負って出走。鞍上は5戦連続で加藤和宏騎手（5戦1勝）。11頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。7着に終わった。

10月10日、中5週で迎えた8戦目は、鈴木慶太騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（東京ダート1600m 曇/重）に50kgの軽斤量で出走。16頭立ての15番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では今一つ末脚が切れず12着に終わった。

11月13日、中4週で迎えた9戦目は、的場直之騎手を鞍上に迎えて、3歳（大井ダート1500m 内回り曇/重）に出走。13頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線に入ると、前で粘るシャドウカランブーを圧倒的な末脚で交わし去り、最後は2馬身の差をつけて2勝目を収める

12月6日、中2週で迎えた10戦目は、3歳（大井ダート1600m 内回り晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で的場直之騎手（1戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、平均ペースで集団を先導。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に飲まれ5着に沈んだ。

12月27日、中2週で迎えた11戦目は、3歳（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で的場直之騎手（2戦1勝）。14頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線に入ると、前で粘るマキマジックを異次元の末脚で交わし去り、最後は1馬身の差をつけて3勝目を獲得した。

4歳（2005年）

1月18日、中2週で迎えた12戦目は、駒沢特別（大井ダート1600m 内回り晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で的場直之騎手（3戦2勝）。13頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では決め手に欠いて8着に敗れた。

2月1日、中1週で迎えた13戦目は、原宿特別（大井ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で的場直之騎手（4戦2勝）。14頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

3月8日、中4週で迎えた14戦目は、江古田特別（大井ダート1600m 内回り晴/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で的場直之騎手（5戦2勝）。12頭立ての2番人気に推されて13番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では一際目立つ伸び脚で猛追したが、抜け出したエーピーポーロにアタマ差届かず2着に甘んじた。

4月6日、中3週で迎えた15戦目は、牝馬限定のハンデ戦の一般C1 C2（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で的場直之騎手（6戦2勝）。13頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では卓抜な伸び脚で猛追したが、勝ったエムケーファイヴに詰め切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

5月10日、中4週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた16戦目は、一般C1六七（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で的場直之騎手（7戦2勝）。14頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では迫力満点の伸び脚で追い上げたが、勝ったグリーンハーバーを半馬身捉え切れず2着となった。

5月27日、中1週で迎えた17戦目は、牝馬限定のハンデ戦の一般C1 C2（大井ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で的場直之騎手（8戦2勝）。13頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では豪快な末脚を爆発させて先頭に立ち、最後は2着のリニアリティーを半馬身振り切って4勝目を掴み取った。

6月6日、中0週で迎えた18戦目は、おおかみ座特別（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で的場直之騎手（9戦3勝）。12頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線ではパワフルな末脚を発揮したが、3着に終わった。

6月30日、中2週で迎えた19戦目は、りゅう座特別（大井ダート1700m 晴/重）に出走。鞍上は11戦連続で的場直之騎手（10戦3勝）。10頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位には食い込めず5着に敗れた。

11月18日、約4か月半の休養明けで迎えた20戦目は、駒込特別（大井ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は12戦連続で的場直之騎手（11戦3勝）。14頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではいい脚を見せられず7着に終わった。

12月9日、中2週で迎えた21戦目は、光が丘特別（大井ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は13戦連続で的場直之騎手（12戦3勝）。13頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず9着に敗れた。

12月28日、中2週で迎えた22戦目は、牝馬限定戦の西新井特別（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は14戦連続で的場直之騎手（13戦3勝）。14頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず8着に敗れた。

5歳（2006年）

1月20日、中2週で迎えた23戦目は、鈴木啓之騎手を鞍上に迎えて、初凪特別（大井ダート1800m 曇/良）に出走。13頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず7着に敗れた。

2月2日、中1週で馬体重を前走から16kg減らして迎えた24戦目は、今野忠成騎手を鞍上に迎えて、越中島特別（大井ダート1800m 曇/重）に出走。11頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位争いには加われず5着に終わった。

3月3日、中3週で迎えた25戦目は、的場文男騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定戦のひなまつり特別（大井ダート1600m 内回り雨/重）に出走。12頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線に入ると、前で粘るレンジデチンを猛烈な末脚でクビ差だけ差し切って勝利を手に入れた。

3月24日、中2週で迎えた26戦目は、杉並区特別（大井ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で的場文男騎手（1戦1勝）。10頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線に入ると、前で粘るリアルバローズを次元の違う末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて6勝目をつかんだ。

4月9日、中1週で迎えた27戦目は、デネボラ賞（大井ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は的場直之騎手（14戦3勝）。13頭立ての7番人気で大外13番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを10番手で通過。直線ではパワフルな末脚を発揮したが、4着に終わった。

5月23日、中5週で迎えた28戦目は、桑島孝春騎手を鞍上に迎えて、薫風賞（大井ダート1800m 雨/良）に出走。14頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず6着に敗れた。

6月5日、中1週で迎えた29戦目は、ゲンマ賞（大井ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は的場直之騎手（15戦3勝）。14頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位には食い込めず7着に敗れた。