マイスターシャーレ（2015年生、母ウィステリアアーチ）

マイスターシャーレ（2015年5月19日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「サッカー・ブンデスリーガの優勝チームに授与されるトロフィー」。毛色は鹿毛。種牡馬のディープインパクト（当時13歳）と交配したウィステリアアーチが9歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は下河辺牧場。主な勝ち鞍は2020年の4歳以上1勝クラス。

経歴

デビュー前

松田国英厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2017年）

8月20日、デビュー戦はC.ルメール騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（札幌芝1800m 晴/良）に出走。馬体重は474kg。9頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。逃げを打ち、緩やかなペースでレースを進める。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では末脚が続かず、3着に終わった。

9月23日、中4週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（阪神芝1800m 外回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続でC.ルメール騎手（1戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のムーンレイカーをクビ差振り切って未勝利勝ちを決めた。

11月12日、中6週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた3戦目は、2歳500万下の黄菊賞（京都芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続でC.ルメール騎手（2戦1勝）。13頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では切れる脚を使えず8着に敗れた。

12月28日、中6週で迎えた4戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、2歳500万下（阪神芝2000m 曇/良）に出走。9頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では目立つような脚を使えず6着に敗れた。

3歳（2018年）

5月19日、約4か月半の休み明けで迎えた5戦目は、川田将雅騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下のメルボルントロフィー（京都芝2200m 外回り晴/良）に出走。10頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではパワフルな末脚を繰り出し、3着に入り込んだ。

7月22日、中8週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた6戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の渥美特別（中京芝2200m 晴/良）に出走。14頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

5歳（2020年）

3月20日、約20か月の休養明けで馬体重を前走から34kg戻して迎えた7戦目は、4歳以上1勝クラス（阪神芝2400m 外回り晴/良）に出走。鞍上は川田将雅騎手（1戦0勝）。8頭立ての1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではきちんと終いの脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のレッドエンヴィーに1馬身1/4の差をつけてファンの期待に応えた。

2020年4月8日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。