ムーンレイカー（2015年生、母シルバービート）

ムーンレイカー（2015年2月20日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「熊手を使って月を集める人」。毛色は鹿毛。種牡馬のオルフェーヴル（当時7歳）と交配したシルバービートが10歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者はフジワラフアーム。主な勝ち鞍は2019年の小倉城特別(500万下)。

経歴

デビュー前

池添兼雄厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2017年）

9月10日、デビュー戦は池添謙一騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（阪神芝2000m 晴/良）に出走。馬体重は472kg。8頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では一際目立つ伸び脚で猛進したが、勝ったシルヴァンシャーにねじ伏せられて3/4馬身差の2着に敗北した。

9月23日、中1週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（阪神芝1800m 外回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で池添謙一騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したマイスターシャーレにクビ差届かず2着に甘んじた。

10月14日、中2週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（京都芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で池添謙一騎手（2戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線ではものすごい伸び脚で猛追したが、抜け出したエタリオウを捕まえ切れず、3/4馬身差の2着に敗北した。

12月16日、中8週で迎えた4戦目は、2歳未勝利（阪神芝1800m 外回り曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で池添謙一騎手（3戦0勝）。13頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したリシュブールを捕まえ切れず、3/4馬身差の2着に敗北した。

3歳（2018年）

1月8日、中2週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（京都芝2000m 雨/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で池添謙一騎手（4戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて15番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の豊富なスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったジェシーに詰め切れず、4馬身差の2着に敗北した。

1月28日、中2週で迎えた6戦目は、丸山元気騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京芝2000m 曇/良）に出走。18頭立ての1番人気に推されて15番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

2月18日、中2週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（京都芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は池添謙一騎手（5戦0勝）。13頭立ての1番人気に推されて大外13番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

3月18日、中3週で迎えた8戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1800m 曇/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で池添謙一騎手（6戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、ミドルペースでレースを牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一気に末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のセレンディバイトに1馬身3/4の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

5月19日、中8週で迎えた9戦目は、3歳500万下のメルボルントロフィー（京都芝2200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で池添謙一騎手（7戦1勝）。10頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚がパッとせず6着に敗れた。

12月15日、約7か月の休養明けで迎えた10戦目は、浜中俊騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。15頭立ての4番人気で13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は脚色が悪くなり15着に敗れた。

4歳（2019年）

1月5日、中2週で迎えた11戦目は、4歳以上500万下（京都芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は池添謙一騎手（8戦1勝）。16頭立ての4番人気に推されて5番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではスパッと切れる脚で猛進したが、伸びてきたナリタゴールド決め手に屈してハナ差の2着に惜敗した。

1月20日、中1週で迎えた12戦目は、4歳以上500万下（中京芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は丸山元気騎手（1戦0勝）。18頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では目覚ましい伸び脚で急追したが、勝ったサトノシリウスに詰め切れず、2馬身差の2着に敗北した。

2月10日、中2週で迎えた13戦目は、吉田隼人騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の小倉城特別（小倉芝2000m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。17頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線に入ると、前で粘るジャコマルをクビ差だけ差し切って2勝目を奪取した。

3月2日、中2週で迎えた14戦目は、4歳以上1000万下の千里山特別（阪神芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は池添謙一騎手（9戦1勝）。12頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではいいところがなく5着に敗れた。

5月5日、中8週で迎えた15戦目は、坂井瑠星騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（京都芝1600m 外回り晴/良）に出走。9頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい6着に敗れた。

5月18日、中1週で迎えた16戦目は、4歳以上1000万下のオーストラリアトロフィー（京都芝1800m 外回り曇/良）に出走。鞍上は池添謙一騎手（10戦1勝）。8頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、非常に遅いペースでレースを牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚色がやや衰え、3着に終わった。

6月29日、中5週で迎えた17戦目は、3歳以上2勝クラスの洞爺湖特別（函館芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で池添謙一騎手（11戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを4番手で通過。直線では見せ場なく5着に敗れた。

7月21日、中2週で迎えた18戦目は、3歳以上2勝クラスの松前特別（函館芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で池添謙一騎手（12戦1勝）。11頭立ての5番人気で大外11番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、やや緩いペースで馬群を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前の強い精神力で最後まで敢闘したが、伸びてきたユニコーンライオン決め手に屈してハナ差の2着となった。

8月4日、中1週で迎えた19戦目は、ハンデ戦で3歳以上2勝クラスの藻岩山特別（札幌芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で池添謙一騎手（13戦1勝）。13頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では脚勢がやや衰え、4着に終わった。

8月25日、中2週で迎えた20戦目は、3歳以上2勝クラスの2019ワールドオールスタージョッキーズ第4戦（札幌芝1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は浜中俊騎手（1戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は勢いを失って14着に敗れた。

12月28日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた21戦目は、松山弘平騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上2勝クラスのフォーチュンカップ（阪神芝2000m 晴/良）に出走。16頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで走り切ったが、5着に終わった。

5歳（2020年）

1月11日、中1週で迎えた22戦目は、4歳以上2勝クラスの逢坂山特別（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で松山弘平騎手（1戦0勝）。12頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後はバタバタになってしまい12着に終わった。

2月8日、中3週で迎えた23戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上2勝クラスの稲荷特別（京都芝2000m 晴/良）に出走。12頭立ての10番人気で大外12番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では脚が上がってしまい12着に終わった。

5月2日、約3か月の間隔を開けて迎えた24戦目は、森一馬騎手を鞍上に迎えて、4歳以上2勝クラスの福島放送賞（福島芝1800m 晴/良）に出走。15頭立ての12番人気で2番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線ではいいところがなく11着に終わった。

5月17日、中1週で迎えた25戦目は、鮫島克駿騎手を鞍上に迎えて、4歳以上2勝クラスの白川特別（京都芝2400m 外回り晴/稍重）に出走。9頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、緩いペースで集団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が悪くなり6着に終わった。

6月14日、中3週で迎えた26戦目は、藤岡佑介騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラスの洞爺湖特別（函館芝1800m 曇/良）に出走。11頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では見せ場なく11着に終わった。

12月20日、約6か月半の休養明けで馬体重を前走から18kg増やして迎えた27戦目は、障害3歳以上未勝利（中京障害芝3000m 晴/良）に出走。鞍上は森一馬騎手（1戦0勝）。13頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。8着に敗れた。

6歳（2021年）

1月24日、中4週で迎えた28戦目は、白浜雄造騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（小倉障害芝2860m 曇/重）に出走。12頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。5着に敗れた。

2月20日、中3週で迎えた29戦目は、障害4歳以上未勝利（小倉障害芝2860m 晴/良）に出走。鞍上は森一馬騎手（2戦0勝）。12頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。最後は、勝ったビルジキールから3馬身差の2着となった。

3月6日、中1週で迎えた30戦目は、障害4歳以上未勝利（小倉障害芝2860m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で森一馬騎手（3戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。最後は、勝ったテイエムグッドマンから3馬身差の2着に敗北した。

4月24日、中6週で迎えた31戦目は、障害4歳以上未勝利（阪神障害芝2970m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で森一馬騎手（4戦0勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。8着に敗れた。

5月23日、中3週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた32戦目は、障害4歳以上未勝利（新潟障害芝2890m 外→内曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で森一馬騎手（5戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。最後は、2着のオウケンブラックに1馬身1/4の差をつけて久々に白星を挙げた。

8月14日、約3か月の間隔を開けて迎えた33戦目は、障害3歳以上オープン（小倉障害芝2860m 雨/不良）に出走。鞍上は白浜雄造騎手（1戦0勝）。12頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。12着に敗れた。